1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 行事 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 花 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 生き物 |
上旬
空は雲り、風よく吹く。気温上昇する正午以降は特に風強く、花見・撮影に厳しい。朝のうちがよい。
タマナワザクラ
玉縄桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/2月下旬~3月中旬
改良種
神奈川県立フラワーセンター大船植物園(通称、大船フラワーセンター)がサクラ(桜)の定番品種ソメイヨシノ(染井吉野)の苗を育てていたところ、通常より半月ほど発芽が早く花も早咲きの個体を発見。これを鎌倉市玉縄地域生まれの新品種として登録したのがタマナワザクラである。昭和44年(1969)発見、昭和49年(1974)初開花、平成2年(1990)品種登録。当初はすぐ近くを流れる柏尾川に因んでカシオザクラ(柏尾桜、長野県などにあるカシオザクラは別種)といった。
現在は「玉縄桜をひろめる会」が積極的に普及に努めており、鎌倉市内に限らず広く苗の植樹を進めている。ソメイヨシノのように数十本を一ヶ所にまとめて植樹という形は採らず、各所に二三本ずつ分散して植える傾向がある。いまのところまだ若木が多い。
タマナワザクラの最大の特徴は、ソメイヨシノと同じ花色の系統でありながら、ソメイヨシノよりかなり早咲きであること。先取りして楽しめることが売りである。そして、ソメイヨシノの開花期間が約10日間であるのに対し、タマナワザクラは約30日間も開花し続けるという(実際のところ満開での見頃期間は限られる)。2月下旬より咲き始めるが見頃は3月に入ってから。
タマナワザクラ ひらつか総合公園 2017/03/08
念のためアーモンドの花でないことは確認したい。
鶴岡八幡宮(段葛)、フラワーセンター大船植物園(原木あり、かまくらと三浦半島の古木・名木50選)、ひらつか総合公園(大池畔、野外ステージ脇)
江の島(龍野ヶ丘自然の森入口)
ミモザ
マメ目/マメ科/アカシア属 花期/3月上旬
外来種
オオカンザクラ
大寒桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月上旬
改良種稀少
カンヒザクラ
寒緋桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/(沖縄県)1月中旬~2月上旬、3月上旬
外来種
オカメザクラ
阿亀桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月上旬
改良種稀少
サンシュユ
山茱萸 ミズキ目/ミズキ科/ミズキ属 花期/3月上旬~中旬 結実期/11月
外来種
ギョウジャニンニクの芽
行者蒜、行者葫 キジカクシ目/ヒガンバナ科/ネギ属 旬/3月 花期/5月
食用稀少
キツネノカミソリの葉
狐の剃刀 キジカクシ目/ヒガンバナ科/ヒガンバナ属 発芽期/3月 花期/7月下旬~8月中旬
有毒自生種稀少保護
葉がキツネが使う剃刀に喩(たと)えられたのだという。もしゃもしゃ繁った本種の葉で野生のキツネが冬毛を削ぎ落して夏毛に着替えていた、という光景でも見た人があったのだろうか。
キツネカミソリの葉芽 葉山町上山口 2017/11/12
タネツケバナ
種漬花 アブラナ目/アブラナ科/タネツケバナ属 花期/3月
自生種
ミズタネツケバナ
水種漬花 アブラナ目/アブラナ科/タネツケバナ属 花期/3月
自生種
ミチタネツケバナ
道種漬花 アブラナ目/アブラナ科/タネツケバナ属 花期/3月
外来種駆除
ネコノメソウ
猫の目草 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ネコノメソウ属 花期/3月
自生種稀少保護
一見するとヤマネコノメソウ(山猫の目草)のようだが、ネコノメソウは無毛で葉が対生する。葉の形状もやや縦長。湘南・鎌倉・三浦半島では森戸川源流域に自生があるとかないとかいうが、どうも見かけた記憶がない。逆を申せば、湘南・鎌倉・三浦半島で出会ったネコノメソウっぽいものはヤマネコノメソウと断定して問題ないだろう。ネコノメソウ類としては他に、ムカゴネコノメ(珠芽猫の目)、イワボタン(岩牡丹)、ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)も自生あり。かわいらしい花を咲かせる人気のハナネコノメ(花猫の目)は見かける機会は残念ながらない。
森戸川源流(平成30年(2018)3月18日 上二子山~森戸川林道車止めゲートに発見できず)
厚木市・神奈川県自然環境保全センター
ムカゴネコノメ
珠芽猫の目 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ネコノメソウ属 花期/3月
自生種保護
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
イワボタン
岩牡丹 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ネコノメソウ属 花期/3月
自生種稀少保護
ヨゴレネコノメ
汚れ猫の目 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ネコノメソウ属 花期/3月
自生種稀少保護
ハナネコノメ
花猫の目 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ネコノメソウ属 花期/3月
山地のやや湿った岩場などに生える多年草。ネコノメソウ(猫の目草)の仲間のなかでは最もかわいらしい花を咲かせるため人気が高い。神奈川県内では丹沢や箱根に分布があり、湘南・鎌倉・三浦半島に自生しない。栽培されているものも見かけない。
ショウジョウバカマ
猩々袴 ユリ目/ユリ科/ショウジョウバカマ属 花期/3月
稀少
コチョウショウジョウバカマ
胡蝶猩々袴 ユリ目/ユリ科/ショウジョウバカマ属 花期/3月
稀少
ナニワズ
難波津 アオイ目/ジンチョウゲ科/ジンチョウゲ属 花期/3月
有毒稀少
ヒイラギナンテン
柊南天 キンポウゲ目/メギ科/メギ属 花期/3月 結実期/5月~6月 紅葉/1月~2月
外来種改良種
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
アセビ
馬酔木 ツツジ目/ツツジ科/アセビ属 花期/3月 結実期/5月下旬~6月
有毒改良種
ミツマタ
三椏 アオイ目/ジンチョウゲ科/ミツマタ属 花期/3月
有毒外来種改良種
コマツナ
小松菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 旬/12月~2月 花期/3月~4月上旬
食用改良種
タカナ
高菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 旬/1月~2月 花期/3月~4月上旬
食用外来種改良種
ハクサイ
白菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 旬/11月~2月 花期/3月~4月上旬
食用改良種
ハナニラ
花韮 キジカクシ目/ヒガンバナ科/ハナニラ属 花期/3月~4月上旬
外来種駆除
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
コスミレ
小菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月~4月中旬
自生種稀少保護
ミツバの若葉
三つ葉 セリ目/セリ科/ミツバ属 旬/3月~4月 花期/6月中旬~7月上旬
食用自生種
アシタバの芽
明日葉 セリ目/セリ科/シシウド属 旬/3月~4月 花期/8月~10月 結実期/11月~1月
食用薬用自生種稀少保護
ウドの芽
独活 セリ目/ウコギ科/タラノキ属 旬/3月~4月 花期/8月下旬~9月中旬 結実期/10月
食用薬用自生種稀少保護
カラスノエンドウ
烏野豌豆 マメ目/マメ科/ソラマメ属 花期/3月~4月 結実期/5月
自生種
スズメノエンドウ
雀野豌豆 マメ目/マメ科/ソラマメ属 花期/3月~4月 結実期/5月
自生種
ソラマメ
空豆、蚕豆 マメ目/マメ科/ソラマメ属 花期/3月~4月 結実期・旬/5月
有毒外来種改良種
アオイスミレ
葵菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月~4月
自生種稀少保護
プリムラ・ベリス
Primula veris サクラソウ目/サクラソウ科/サクラソウ属 花期/3月~4月
外来種改良種
ルッコラ
Rucola アブラナ目/アブラナ科/キバナスズシロ属 花期/3月~4月
食用改良種稀少
フキ
蕗 キク目/キク科/フキ属 フキノトウの旬/1月中旬~3月 花期/3月~4月 旬/5月~
食用自生種
ミツバツツジ
三葉躑躅 ツツジ目/ツツジ科/ツツジ属 花期/3月~4月
自生種改良種稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
一般にいうところのツツジ(躑躅)やシャクナゲ(石楠花)は4月中旬以降の開花であるが、それよりやや早咲きで鮮やかな透明感あるピンク色の花を付ける。雄蕊が少なく、5本。神奈川県内では箱根などに自生し、湘南・鎌倉・三浦半島では栽培ものを見る。
開花が遅い雄蕊10本はトウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)かもしれない。近似種多く、それっぽいもの含めてすべてをミツバツツジと呼んでしまう向きもある。ヨシノツツジ(吉野躑躅)はツツジとシャクナゲを交配した園芸種という。
ヨシノツツジ 長谷寺 2012/04/04
東京都八王子市上川町・今熊神社(4月上旬~中旬)、横浜市南区・こども植物園
神武寺(トウゴクミツバツツジ?、4月20日頃)、報国寺(本堂正面左右)、長谷寺(駐車場出口・佐賀講石塔横の生垣にヨシノツツジ ※滅失)
円覚寺龍隠庵
厚木市・荻野運動公園(野草園)、箱根新道
オオアラセイトウ
大紫羅欄花 アブラナ目/アブラナ科/オオアラセイトウ属 花期/3月~5月上旬
タガラシ
田辛子 キンポウゲ目/キンポウゲ科/キンポウゲ属 花期/3月~5月中旬
有毒自生種
シイタケ
椎茸 菌類/ハラタケ目/キシメジ科/シイタケ属 旬/3月~5月、9月~11月
食用自生種稀少保護
ヨモギの若葉
蓬 キク目/キク科/ヨモギ属 旬/3月~5月 艾/6月~8月 花期/9月下旬~10月上旬
花粉症食用薬用自生種
フタバアオイ
双葉葵、二葉葵 コショウ目/ウマノスズクサ科/カンアオイ属 花期/3月~5月
稀少
アネモネ
キンポウゲ目/キンポウゲ科/イチリンソウ属 花期/3月~5月
有毒外来種改良種
ヒマラヤユキノシタ
ヒマラヤ雪の下 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ヒマラヤユキノシタ属 花期/3月~5月
外来種改良種
ヤツデの実
八つ手 セリ目/ウコギ科/ヤツデ属 花期/11月 結実期/3月~5月
自生種
ネバリノミノツヅリ
粘り蚤の綴り ナデシコ目/ナデシコ科/ノミノツヅリ属 花期/3月~6月
外来種
ミミナグサ
耳菜草 ナデシコ目/ナデシコ科/ミミナグサ属 花期/3月~6月
自生種
オランダミミナグサ
和蘭耳名菜草 ナデシコ目/ナデシコ科/ミミナグサ属 花期/3月~6月
外来種駆除
オニタビラコ
鬼田平子 キク目/キク科/オニタビラコ属 花期/3月~10月
自生種
マリーゴールド
Marigold キク目/キク科/コウオウソウ属 花期/3月~10月
外来種改良種
スズメノカタビラ
雀の帷子 イネ目/イネ科/イチゴツナギ属 花期/3月~10月
自生種
タンポポ
蒲公英 キク目/キク科/タンポポ属 花期/3月~10月(~翌年の1月)
食用自生種外来種駆除保護
タンポポはタンポポ属の総称。本来はニホンタンポポ(日本蒲公英)を指す。しかしこれもまた日本在来種のタンポポの総称。ニホンタンポポは約二十種もあるのだという。神奈川県内で見られるタンポポは五種。(1)関東地方在来のカントウタンポポ(関東蒲公英)、(2)主に関西に分布し県内へは移入が疑われるシロバナタンポポ(白花蒲公英)、(3)県内では丹沢周辺にのみ自生がある稀少種エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)、(4)外来種セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)、(5)外来種アカミタンポポ(赤実蒲公英)。
ニホンタンポポとセイヨウタンポポの見分け方

花は主に4月上旬の春先限定で咲く。
花の総苞片(そうほうへん)がまったく反り返らない。

花は4月から暖冬であれば真冬まで長い期間に見られる。
花の総苞片が大いに反り返る。
タンポポによく似る花
イワニガナ(岩苦菜)、オオジシバリ(大地縛)、ハマニガナ(浜苦菜)、ノゲシ(野芥子)、オニノゲシ(鬼野芥子)、センボンヤリ(千本槍)、ハチジョウナ(八丈菜)、コオニタビラコ(小鬼田平子)、ヤブタビラコ(藪田平子)、オニタビラコ(鬼田平子)、コウゾリナ(顔剃菜)、ブタナ(豚菜)、ニガナ(苦菜)、アキノノゲシ(秋の野芥子)、ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)
カントウタンポポ
関東蒲公英 キク目/キク科/タンポポ属 花期/3月~5月
自生種保護
シロバナタンポポ
白花蒲公英 キク目/キク科/タンポポ属 花期/3月~5月
自生種稀少保護
白花を咲かせるタンポポ。数が少なくやすやすと見つけることはできない。
葉山町上山口(社会福祉施設清寿苑東側梅園内に群生)、明王院(※境内撮影禁止)
宝戒寺(宝篋印塔後方)、徳富蘇峰記念館前
セイヨウタンポポ
西洋蒲公英 キク目/キク科/タンポポ属 花期/3月~10月(~翌年の1月)
外来種駆除
外来タンポポ種群=外来生物法「要注意外来種」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」
中旬
ヒロハノアマナ
広葉の甘菜 ユリ目/ユリ科/アマナ属 花期/3月中旬
有毒稀少
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
ダンコウバイ
檀香梅 クスノキ目/クスノキ科/クロモジ属 花期/3月中旬 黄葉/12月
自生種稀少保護
アブラチャン
油瀝青 クスノキ目/クスノキ科/クロモジ属 花期/3月下旬 結実期/9月~10月 黄葉/11月中旬
自生種稀少
シロモジ
白文字 クスノキ目/クスノキ科/クロモジ属 花期/3月下旬
稀少
アーモンド
バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬 結実期/5月~8月
食用外来種改良種稀少
ミヤマシキミ
深山樒 ムクロジ目/ミカン科/ミヤマシキミ属 花期/3月中旬~下旬 結実期/11月中旬~12月
有毒稀少
ツルシキミ
蔓樒 ムクロジ目/ミカン科/ミヤマシキミ属 花期/3月中旬~下旬、(箱根)4月中旬~5月上旬 結実期/11月~12月、(箱根)11月~12月
有毒
ユスラウメ
梅桃 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~下旬 結実期/5月中旬~6月中旬
食用外来種
ヒガンザクラ
彼岸桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~下旬
稀少
春彼岸(3月20日ないし21日)に合わせるかのように開花する野生のサクラ。基本的にはエドヒガン(江戸彼岸)という種であるが園芸種も多く、また”江戸”の名があまり好まれないのか、湘南・鎌倉・三浦半島では単にヒガンザクラと総称されることが多い。ヒガンザクラといった場合はコヒガン(小彼岸)も含まれることがあるので注意が必要。
萼筒(がくとう)に膨らみあるのが最大の特徴。シダレザクラ(枝垂桜)はエドヒガン系のものが多い。
横浜市中区・根岸森林公園(芝生広場中央)
東慶寺(看門(拝観受付)後方のソメイヨシノ似のもの)、浄智寺(拝観受付裏の大樹タチヒガン、市指定天然記念物、かながわの名木100選、東国花の寺百ヶ寺)
茅ケ崎里山公園(桜の小径)、二宮果樹公園(ラディアン花の丘公園側に若木)
ハルメキザクラ
春めき桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~下旬
改良種
ヨウコウ
陽光 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~下旬
改良種稀少
俗にヨウコウザクラ(陽光桜)。大東亜戦争の戦没者慰霊を目的としてシベリアやジャワでも花が咲くよう、カンヒザクラ(寒緋桜)とアマギヨシノ(天城吉野)を交配させたサクラ。作出したのは「伯方(はかた)の塩」でお馴染みの伯方塩業初代社長。花色はカワヅザクラ(河津桜)に似るがもっと大輪。萼片に鋸歯はなく、花柄は多毛。ほぼ同時期に見られるヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)と紛らわしい。
横浜市中区・根岸森林公園(若木1本)、横浜市戸塚区・俣野別邸庭園
観音崎公園(花の広場)、くりはま花の国(第2駐車場)、鎌倉駅前・日本料理鯉之助、高徳院(鎌倉大仏)、さむかわ中央公園、金目親水公園
相模原市緑区・城山かたくりの里
ハナノキ
花の木 ムクロジ目/カエデ科/カエデ属 花期/3月中旬~下旬 紅葉/11月末~12月上旬
稀少
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
落葉高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。まだ葉のない枝に真っ赤な花を付ける姿が美しい。神奈川県に自生しない。秋の紅葉が美しいため公園に植えられることがある。
横浜市金沢区・#金沢自然公園(ローラーすべり台上ナノハナ下の園路沿い)
#フラワーセンター大船植物園(もみじ山、樹高が比較的低い木も)
秦野市・#葛葉緑地(くすのき広場)
ハクモクレン
白木蓮 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~下旬 結実期/9月~10月
外来種
サラサモクレン
更紗木蓮 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~4月
外来種改良種
コブシ
辛夷 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~下旬 結実期/9月~10月
薬用改良種
シデコブシ
紙垂辛夷 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~下旬
改良種
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
タムシバ
田虫葉 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月末~4月上旬
薬用改良種稀少
ヤブレガサの芽
破れ傘 キク目/キク科/ヤブレガサ属 発芽期/3月中旬~4月上旬 花期/6月中旬~下旬
食用自生種
ダイコン
大根 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 収穫期/11月中旬~3月 大根干し/12月~1月 花期/3月中旬~4月上旬
食用改良種
ヒメリュウキンカ
姫立金花 キンポウゲ目/キンポウゲ科/キンポウゲ属 花期/3月中旬~4月上旬
有毒外来種改良種駆除
リュウキンカ
立金花 キンポウゲ目/キンポウゲ科/リュウキンカ属 花期/3月下旬~4月
有毒稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
アマナ
甘菜 ユリ目/ユリ科/アマナ属 花期/3月中旬~4月上旬
食用自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧II類」
フッキソウ
富貴草 ツゲ目/ツゲ科/フッキソウ属 花期/3月中旬~4月上旬
バイモ
貝母 ユリ目/ユリ科/バイモ属 花期/3月中旬~4月上旬
有毒薬用外来種
中国原産。鱗茎(りんけい、球根)が二枚貝のような姿で漢方薬の貝母(ばいも)になる。花の内側が網目の文様となることから別名アミガサユリ(編笠百合)。寺境内などで栽培される。
横浜市戸塚区・俣野園
円覚寺龍隠庵(参道沿い居士林側)、長谷寺
安国論寺、東慶寺(遅め)
ツゲ
黄楊 ツゲ目/ツゲ科/ツゲ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/9月
山地に生える常緑の低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花。葉はイヌツゲ(犬黄楊)とは異なり対生で、鋸歯もなく全縁(ぜんえん)。
花は、中央の雌花を複数の雄花が囲うというおもしろい花序を形成する。
横浜市西区・野毛山動物園、横浜市西区・野毛山公園(散策地区)
イチイ
一位 イチイ目/イチイ科/イチイ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/10月~11月
有毒食用
キャラボク
伽羅木 イチイ目/イチイ科/イチイ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/9月下旬~10月
有毒食用
イヌガヤ
犬榧 マツ目/イチイ科/イヌガヤ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/翌年の9月下旬~10月中旬
自生種
ユキツバキ
雪椿 ツツジ目/ツバキ科/ツバキ属 花期/3月中旬~4月上旬、(自生地)4月中旬~6月
アンズ
杏、杏子 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/5月中旬~6月中旬
食用薬用改良種
ヤマザクラ
山桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~4月上旬
自生種保護
シダレザクラ
枝垂桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~4月上旬
改良種
オオシマザクラ
大島桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月中旬~4月上旬
自生種
ヤマモモ
山桃 ヤマモモ目/ヤマモモ科/ヤマモモ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/6月中旬~7月上旬
カツラ
桂 ユキノシタ目/カツラ科/カツラ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/10月~2月 黄葉/10月中旬~下旬
自生種
フサザクラ
房桜 キンポウゲ目/フサザクラ科/フサザクラ属 花期/3月中旬~4月上旬
自生種稀少
キバナノアマナ
黄花の甘菜 ユリ目/ユリ科/アマナ属 花期/3月中旬~4月中旬
有毒稀少
神奈川県レッドリスト2006「絶滅」
ミズバショウ
水芭蕉 オモダカ目/バショウ科/ミズバショウ属 花期/3月中旬~4月中旬
有毒稀少
ブロッコリー
Broccoli アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 旬/11月~3月 花期/3月中旬~4月中旬
食用外来種改良種
コクサギ
小臭木 ムクロジ目/ミカン科/コクサギ属 花期/3月中旬~4月中旬 結実期/12月~1月中旬 黄葉/12月中旬~下旬
有毒自生種
エンドウ
豌豆 マメ目/マメ科/エンドウ属 花期/3月中旬~4月 結実期/4月中旬~5月
食用外来種改良種
スズメノヤリ
雀の槍 イグサ目/イグサ科/スズメノヤリ属 花期/3月中旬~4月
自生種
ユリワサビ
百合山葵 アブラナ目/アブラナ科/ワサビ属 花期/3月中旬~4月
食用自生種
ノミノフスマ
蚤の衾 ナデシコ目/ナデシコ科/ハコベ属 花期/3月中旬~4月
自生種
ニオイタチツボスミレ
匂立坪菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月中旬~4月
自生種保護
アメリカスミレサイシン(’パピリオナケア’)
亜米利加菫細辛(’Papilionacea’) キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月中旬~4月
外来種駆除
スミレサイシンとは、葉がウマノスズクサ科のウスバサイシン(薄葉細辛)のようなハート形の大きなもので、地下茎がワサビ(山葵)のように太くなるものをいう。それに似た北米原産の外来スミレがアメリカスミレサイシン。ドイツスミレとも。花柄(かへい)はすっとは立ち上がらず花がやや倒れ気味。花の大きさはタチツボスミレ(立坪菫)と同程度。上弁は強く反り返るものが多く、側弁基部の毛が非常に多いのが特徴。
栽培ものが住宅地周辺のみならず自然豊かな山の麓にまで逸出帰化し問題になっている。特定外来生物に指定されていないどころか、我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(旧要注意外来生物)への掲載も見られない。
アメリカスミレサイシンに含まれるパピリオナケア種(Viola papilionacea)、単にアメリカスミレサイシンといった場合も本種を指す。花が濃い紫色で、日本在来のホンスミレ(本菫)に似る。花がホンスミレのようで、葉がタチツボスミレぽかったら本種の可能性。近年鎌倉市内の公園などで妙なスミレを見かけるが、もしかしたら栽培されていたアメリカスミレサイシンが逸出し帰化しかけているところなのかもしれない。
アメリカスミレサイシン(’プリケアナ’)
亜米利加菫細辛(’Priceana’) キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月中旬~4月
外来種改良種駆除
アメリカスミレサイシン(’スノー・プリンセス’)
亜米利加菫細辛(’Snow Princess’) キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月中旬~4月
外来種改良種駆除
イチゴ
苺 バラ目/バラ科/オランダイチゴ属 イチゴ狩り・旬/(ハウス)12月下旬~5月 花期/3月中旬~4月 結実期/(露地)4月下旬~5月
食用外来種改良種
カタクリ
片栗 ユリ目/ユリ科/カタクリ属 花期/3月中旬~4月 結実期/5月
食用稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
ワサビ
山葵 アブラナ目/アブラナ科/ワサビ属 花期/3月中旬~4月 旬/11月~2月
食用自生種改良種稀少保護
ナツトウダイ
夏燈台 キントラノオ目/トウダイグサ科/トウダイグサ属 花期/3月中旬~4月
有毒自生種稀少
レンギョウ
連翹 シソ目/モクセイ科/レンギョウ属 花期/3月中旬~4月
薬用外来種改良種
カエデの開葉
楓 ムクロジ目/カエデ科/カエデ属 開葉/3月中旬~4月 花期/4月中旬 結実期/5月~6月 紅葉見頃/11月下旬~12月上旬
自生種改良種保護
ハルユキノシタ
春雪の下 ユキノシタ目/ユキノシタ科/ユキノシタ属 花期/3月中旬~5月上旬
駆除
山地のやや湿った岩場に生える多年草で、ユキノシタによく似た仲間。神奈川県内では東丹沢の宮ヶ瀬湖周辺に自生があり、湘南・鎌倉・三浦半島には分布しない。が、栽培ものの逸出らしいものがあるとかないとか。
葉はやや小さめで縁(ふち)の切れ込みは細かい。葉表は明るい緑色でやや光沢あり、赤みを帯びず、葉脈が白っぽい斑(ふ)のように色付かず。葉裏は赤みを帯びず。花は花弁の上三枚に赤い斑は入らず、白地に黄色斑のみ。花期はユキノシタより早い。という傾向があるようだが、ユキノシタとの見分けはややこしい。ユキノシタは地上を這って糸状に伸びる匍匐茎(ほふくけい、ランナー)を出すのに対して、ハルユキノシタは出さない、という違いが決め手になるか。
横浜市戸塚区・#俣野園(鉢植え)
#フラワーセンター大船植物園(4月上旬~中旬)
相模原市緑区鳥屋・宮ヶ瀬湖・早戸川支流水沢川(群生あり、4月20日頃、川はヤマメ・イワナ釣りの名所、要ヤマビル対策)、相模原市緑区鳥屋・宮ヶ瀬湖・早戸川林道(宮ヶ瀬やまなみセンター別館みやがせミーヤ館(旧宮ヶ瀬ビジターセンター)西側~宮ヶ瀬湖を南西に沿う、ゲート閉門・車両進入禁止、ついでにヤマセミ・ベニマシコも、要ヤマビル対策)、清川村・宮ヶ瀬湖・金沢林道(3月末~4月中旬、早戸川林道途中を川に沿って高畑山方面へ南下する、3月中旬 ハナネコノメも、ついでにアナグマ・カモシカも、要ヤマビル対策)、#箱根湿性花園(4月中旬~5月初旬)
参考資料
『神奈川県植物誌2001』 神奈川県植物誌調査会編集 神奈川県立生命の星・地球博物館発行(2001)
ヤブニンジン
藪人参 セリ目/セリ科/ヤブニンジン属 花期/3月中旬~5月中旬
薬用自生種
コウボウムギ
弘法麦 イネ科/カヤツリグサ科/スゲ属 花期/3月中旬~5月
自生種
コウボウシバ
弘法芝 イネ科/カヤツリグサ科/スゲ属 花期/3月中旬~6月
自生種
カキドオシ
垣通し シソ目/シソ科/カキドオシ属 花期/3月中旬~5月
自生種
ユキヤナギ
雪柳 バラ目/バラ科/シモツケ属 花期/3月中旬~5月
改良種
キランソウ
金襴草、金瘡小草 シソ目/シソ科/キランソウ属 花期/3月中旬~6月
薬用自生種
下旬
セキショウ
石菖 ショウブ目/ショウブ科/ショウブ属 花期/3月下旬
薬用自生種
ヒサカキ
姫榊、非榊 ツツジ目/モッコク科/ヒサカキ属 花期/3月下旬 結実期/11月~2月
自生種
ヤマナシ
山梨 バラ目/バラ科/ナシ属 花期/3月下旬 結実期/9月~11月
稀少
ナシ(梨)の原種とされる。花が咲くときにはもう若葉が繁っている。神奈川県内では丹沢や箱根といった山地に自生。あるいは中国原産とも。
ヤマナシは山梨県の名の由来になっていそうに思われるが、山梨は山地にありながら”山がない”平坦な甲府盆地が語源のようである。要するに山無し県。諸説あり。
平塚市総合公園(大池の平塚競技場側、3月25日頃)
ヤマウコギの若葉
山五加木 セリ目/ウコギ科/ウコギ属 開葉/3月下旬 花期/5月中旬 結実期/7月
食用自生種稀少保護
ノジスミレ
野路菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月上旬
自生種稀少保護
アカネスミレ
茜菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月上旬
自生種稀少保護
林縁部などに生えるスミレの仲間。平地山地を問わず広く分布するようだが数は少ないように思われる。花が赤紫色なのが最大の特徴。側弁基部は有毛、子房にまで毛が生える。距は細長い。花柄などに細かい毛が生える。
側弁基部以外無毛な変種はオカスミレ(丘菫)という。
横浜市保土ケ谷区・陣ケ下渓谷公園、横浜市青葉区・こどもの国、横浜市緑区・四季の森公園、横浜市緑区・新治市民の森(にいはる-、駐車場は土日祝のみ開場)
藤沢市・遠藤笹窪谷
厚木市・自然環境保全センター(4月中旬~下旬)、箱根湿性花園
ヒゴスミレ
肥後菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月上旬
自生種稀少保護
丘陵地から山地に分布するスミレの仲間。肥後国(熊本県)固有のものではない。葉が、コスモスほどではないにせよ細く切れ込み五全裂するのが特徴。花は白色で、丸っこい印象。距(きょ)は細身。神奈川県内では最北部の景信山や陣馬山などに僅かに自生があるとか。湘南・鎌倉・三浦半島で見られるのは栽培ものかその逸出のみかもしれない。中国大陸などにも分布するようなので、市販品の出どころはいずこなのやら。葉はエイザンスミレ(叡山菫)と紛らわしい。
ゼンマイ
薇 ゼンマイ目/ゼンマイ科/ゼンマイ属 旬/3月下旬~4月上旬
食用自生種稀少保護
ヒヤシンス
キジカクシ目/キジカクシ科/ヒヤシンス属 花期/3月下旬~4月上旬
外来種改良種
ハスの植え替え
蓮 スイレン目/ハス科/ハス属 植え替え/3月下旬~4月上旬 花期/6月中旬~9月 見頃/7月~8月上旬 結実期/9月 刈り取り/9月~10月
外来種品種改良
ハスの鉢植えは根詰まりを避けるために二三年に一度は植え替えが必要。レンコン(蓮根)を掘り起こして間引きを行い、肥料を足す。新しい芽や根が伸びて手が付けられなくなってしまう前、サクラ(桜)咲く頃に行う。
タラノキの芽(たらの芽)
楤木 セリ目/ウコギ科/タラノキ属 旬/3月下旬~4月上旬 花期/8月下旬~9月 結実期/9月下旬~10月
食用自生種保護
ハリギリの芽
針桐 セリ目/ウコギ科/ハリギリ属 旬/3月下旬~4月上旬 花期/7月中旬~下旬
食用自生種
アオキ
青木 ガリア目/ガリア科/アオキ属 花期/3月下旬~4月上旬 黄葉/5月中旬 結実期/12月中旬~3月
自生種改良種駆除
スモモ
李、酢桃 バラ目/バラ科/スモモ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/6月下旬~7月中旬
食用改良種
ヨコハマヒザクラ
横浜緋桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月下旬~4月上旬
改良種
モモ
桃 バラ目/バラ科/モモ属 花期/2月下旬~4月中旬 見頃/3月下旬~4月上旬 収穫期/7月~9月上旬
食用改良種
ジンダイアケボノ
神代曙 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月下旬~4月上旬
改良種稀少
原木が東京都立神代植物公園にあるサクラ。アメリカ合衆国から’Akebono(アケボノ)’として導入されたもののうち本来とは異なる性質をみせた一本。平成3年(1991)頃に発見された新しい品種である。ソメイヨシノ(染井吉野)よりもやや小型の木で、病気に強く、開花はほんの僅かながら早く、花弁の先端がやや色濃く染まる特徴がある。花色の持ちも良いという。サクラの苗を頒布している「公益財団法人日本花の会」は平成21年(2009)からソメイヨシノの販売を取り止めており、寿命が近づきつつある現行のソメイヨシノに代えてジンダイアケボノを植樹するよう奨めている。
元はアメリカ合衆国のワシントン州で栽培されていたソメイヨシノの実生(みしょう)品種だとか、カリフォルニア州で発見されたサクラから作出されたものとかいうがよくわからない。’Akebono’と名付けられたが、既に日本には’曙’という同名の別の品種があったため、混乱を避けるために’アメリカ’と改称されたもの。
東京都調布市・神代植物公園(原木)、横浜市金沢区・国道16号線「片吹」交差点(東側沿道に並木)
観音崎公園(花の広場)、二宮町・ラディアン花の丘公園
参考資料
『さくら百科』 永田洋・浅田信行・石川晶生・中村輝子編 丸善発行(2010)
ソメイヨシノ
染井吉野 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月下旬~4月上旬 黄葉・紅葉見頃/9月中旬~11月
改良種
オオヤマザクラ
大山桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月下旬~4月上旬
自生種
ヤマザクラより花や葉が大きめなのでオオヤマザクラという。花はやや濃いめのピンク色。特に東北地方から北海道にかけて多く分布する自生種。
横浜市鶴見区・三ッ池公園、横浜市金沢区・金沢自然公園(管理棟~夏山口間の街路樹など)
茅ケ崎里山公園(桜の小径)
参考資料
『さくら百科』 永田洋・浅田信行・石川晶生・中村輝子編 丸善発行(2010)
モチノキ
黐の木 モチノキ目/モチノキ科/モチノキ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/10月~2月
自生種
イヌシデ
犬四手、犬紙垂 ブナ目/カバノキ科/クマシデ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/8月~11月
自生種
サワラ
椹 ヒノキ目/ヒノキ科/ヒノキ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/10月~3月
花粉症稀少
ヒノキ(檜)の仲間の針葉樹。山地に分布。葉は、マツタケ(松茸)や生魚を展示する際の敷物として使われる。
大磯町郷土資料館
イネの芽出し
稲 イネ目/イネ科/イネ属 芽出し・播種/3月下旬~4月中旬 田植え/6月上旬~中旬 中干し/7月中旬~下旬 花期/8月中旬 稲刈り/9月中旬~10月上旬 藁塚/11月~1月
食用改良種保護
キイチゴ
木苺 バラ目/バラ科/キイチゴ属
危険食用自生種保護
草本(そうほん)ではない木本(もくほん)で、イチゴに似た実がなるものの総称。自然の野山で見られるイチゴの仲間はノイチゴ(野苺)という。湘南・鎌倉・三浦半島に自生しているノイチゴかつキイチゴは、クサイチゴ(草苺)、モミジイチゴ(紅葉苺)、カジイチゴ(梶苺)、ナワシロイチゴ(苗代苺)、フユイチゴ(冬苺)がある。キイチゴの幹には基本的に棘(とげ)があるので注意したい。
クサイチゴ
草苺 バラ目/バラ科/キイチゴ属 花期/3月下旬~4月中旬 結実期/5月中旬~6月上旬
危険自生種
モミジイチゴ
紅葉苺 バラ目/バラ科/キイチゴ属 花期/3月下旬~4月中旬 結実期/5月中旬~6月上旬
危険自生種
カジイチゴ
梶苺、構苺 バラ目/バラ科/キイチゴ属 花期/3月下旬~4月中旬 結実期/5月中旬~6月上旬
自生種稀少保護
ハナカイドウ
花海棠 バラ目/バラ科/リンゴ属 花期/3月下旬~4月中旬
中国原産の落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。単にカイドウといった場合もハナカイドウを指すが、本来カイドウとはミカイドウ(実海棠)という近似の別種のことであり、つまりは誤用が定着した呼称。遠からずけれど近からずといった程度のサクラ(桜)の仲間。花期はソメイヨシノ(染井吉野)とほぼ重なる。花が女性的でかわいらしく人気が高い。
妙本寺(鎌倉三大カイドウ)、安国論寺(鎌倉三大カイドウ、市指定天然記念物 ※平成23年(2011)芽吹かず、平成24年(2012)5月伐採・6月市指定天然記念物指定解除、平成25年(2013)新たに接木し開花)、光則寺(樹齢200年、鎌倉三大カイドウ、市指定天然記念物、かながわ名木100選、かながわの花の名所100選)、海蔵寺
#源氏山公園、寒川神社(第2駐車場側)
ナシ
梨 バラ目/バラ科/ナシ属 花期/3月下旬~4月中旬 収穫期/8月~9月
食用品種改良
カナメモチ(レッドロビン)の若葉
要黐 バラ目/バラ科/カナメモチ属 若葉/3月下旬~4月中旬 花期/4月末~5月上旬 結実期/11月下旬~12月
外来種改良種
カテンソウ
花点草 バラ目/イラクサ科/カテンソウ属 花期/3月下旬~4月
自生種
ヤエムグラ
八重葎 アカネ目/アカネ科/ヤエムグラ属 花期/3月下旬~4月
自生種
ホンスミレ
本菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月
自生種稀少保護
アツバスミレ
厚葉菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月
自生種稀少保護
ホンスミレ(本菫)の海岸型。葉が厚くて光沢があり、花色はやや明るめ。内陸部で目撃されるものは栽培逸出という。
ヒメスミレ
姫菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月下旬~4月
自生種稀少
シュンラン
春蘭 キジカクシ目/ラン科/シュンラン属 花期/3月下旬~4月
自生種改良種保護
ヤマルリソウ
山瑠璃草 ムラサキ目/ムラサキ科/ルリソウ属 花期/3月下旬~4月
自生種稀少保護
ラショウモンカズラ
羅生門葛 シソ目/シソ科/ラショウモンカズラ属 花期/3月下旬~4月
稀少
林内に生える多年草。タツナミソウ(立浪草)の大きいやつ。神奈川県内では小仏峠などに自生があるらしい。湘南・鎌倉・三浦半島では稀に栽培されるのみ。
横浜市戸塚区・俣野園
鎌倉風致保存会事務所・旧坂井邸
厚木市・荻野運動公園(野草園)
イベリス
Iberis アブラナ目/アブラナ科/マガリバナ属 花期/3月下旬~4月
外来種改良種
サルトリイバラ
猿捕茨 ユリ目/サルトリイバラ科/シオデ属 花期/3月下旬~4月 結実期/10月下旬~12月
薬用自生種
ウグイスカグラ
鶯神楽 マツムシソウ目/スイカズラ科/スイカズラ属 花期/3月下旬~4月 結実期/4月下旬~5月中旬
自生種保護
タブノキ
椨 クスノキ目/クスノキ科/タブノキ属 花期/3月下旬~4月 結実期/5月下旬~6月中旬
自生種
ケキツネノボタン
毛狐の牡丹 キンポウゲ目/キンポウゲ科/キンポウゲ属 花期/3月下旬~5月
有毒自生種
スイバ
酸い葉 ナデシコ目/タデ科/スイバ属 花期/3月下旬~5月
自生種
ムラサキケマン
紫華鬘 キンポウゲ目/ケシ科/キケマン属 花期/3月下旬~6月
有毒自生種
キケマン
黄華鬘 キンポウゲ目/ケシ科/キケマン属 花期/3月下旬~6月
有毒自生種稀少保護
ミヤマキケマン
深山黄華鬘 キンポウゲ目/ケシ科/キケマン属 花期/3月下旬~6月
有毒自生種稀少保護
シャクナゲ
石楠花 ツツジ目/ツツジ科/ツツジ属 花期/3月下旬~6月 見頃/4月下旬
有毒改良種
イモカタバミ
芋片喰 カタバミ目/カタバミ科/カタバミ属 花期/3月下旬~7月
外来種駆除
トキワハゼ
常盤爆 シソ目/ハエドクソウ科/サギゴケ属 花期/3月下旬~10月
自生種
ニワウメ
庭梅 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/3月末~4月上旬 結実期/6月下旬~7月中旬
稀少
中国原産の落葉低木で雌雄同株(しゆうどうしゅ)。花の雰囲気はカイドウ(海棠)のような薄ピンク色でかわいらしい。庭木に植えられる。
円覚寺龍隠庵(参道沿い居士林側)
鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園(春ぼたんの開園時期に)、フラワーセンター大船植物園
センボンヤリ
千本槍 キク目/キク科/センボンヤリ属 花期/3月末~5月、(閉鎖花)9月下旬~10月 結実期/11月~12月
自生種稀少保護