カキドオシ

垣通し　シソ目／シソ科／カキドオシ属　花期／3月中旬～5月

自生種

カキドオシ　平塚市・高麗山公園　2018/03/31

日当たり良くやや湿った低草地などに生える多年草。茎は蔓のように長く伸び地面を這う。名は、そんな茎が垣根を通り抜けて生え広がってゆくことから。湘南・鎌倉・三浦半島で普通種。だったはずだが、数をやや減らしていやしないか。

咲き始めのカキドオシ　平塚市・高麗山公園　2018/03/31

カキドオシ　逗子市・大崎公園　2017/03/28

花咲く時期だけ茎はよく立ち上がる。

カキドオシ　藤沢市・新林公園　2019/04/18

花がない時期はツボクサ（壺草）と見紛いやすい。茎（の断面）が角張っていればカキドオシ、丸っこかったらツボクサである。指で摘まんで感触の確認を。

カキドオシ　茅ヶ崎市行谷　2019/06/17

農地周辺の草地に生えたカキドオシの葉　鎌倉広町緑地　2019/07/21

カキドオシの茎や葉　横浜市泉区・天王森泉公園　2019/04/15

カキドオシの群生　横浜市泉区・天王森泉公園　2019/04/15

地面を這うカキドオシ（心形の葉はヘクソカズラ）　逗子市・池子の森自然公園　2019/09/14

カキドオシの花

花色は紫。

カキドオシ　横浜市泉区・天王森泉公園　2019/04/15

カキドオシ　藤沢市・新林公園　2019/04/18

カキドオシ　横浜市泉区・天王森泉公園　2019/04/15

キランソウ（金襴草）の仲間によく似るが、カキドオシは葉が丸っこいのが大きな特徴。雰囲気的に、トキワハゼ（常磐黄櫨）やムラサキサギゴケ（紫鷺苔）ともすこし混同しやすいか。

池子の森自然公園（公園管理事務所隣）、大崎公園、亀ヶ谷坂、鎌倉中央公園、鎌倉広町緑地（畑と田んぼの間）、新林公園（湿性植物区）、茅ヶ崎市行谷（北西部の田んぼ周辺）、高麗山公園（中央広場、ヤブラン平）