1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 行事 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 花 |
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 | ≪ | 生き物 |
上旬
ケイワタバコ
毛岩煙草 シソ目/イワタバコ科/イワタバコ属 花期/6月上旬 結実期/9月~10月上旬
自生種保護
ヤブニッケイ
藪肉桂 クスノキ目/クスノキ科/クスノキ属 花期/6月上旬 結実期/11月
自生種
コムギの実
小麦 イネ目/イネ科/コムギ属 種蒔き/11月 麦踏み/11月下旬~2月に4回程度 成長期/春 出穂・開花/4月中旬~下旬 収穫期/6月上旬
食用改良種
開花から一ヵ月半後、穂が自重で首を垂れた頃に収穫し乾燥へ。ただし日本ではこの収穫時期にちょうど梅雨入りを迎えるというとんでもない不都合が待っている。
コムギの実は挽いて小麦粉にして利用する。小麦粉はグルテン(水を足してこねると粘り気が生じ、火を通すと結果として気泡が残る)という成分の量により、薄力粉(はくりきこ、一般に小麦粉といったらこれを指し天麩羅、ケーキ、クッキーなどに使用されさくさくとろーりとした食感が得られる)、中力粉(ちゅうりきこ、うどんやお好み焼きなどねっとり感あるもの向け)、強力粉(きょうりきこ、パン向けで焼くと硬くなる)に分類される。パスタの原料にされるデュラム粉はデュラムコムギという品種のコムギの実の粉である。
コムギは水はけのよい土壌を好むため、栽培は乾燥した地域が有利。湿気が多く梅雨もある日本はコムギ栽培が不向きで、小麦粉は国内消費量の9割近くをアメリカ合衆国・カナダ・オーストラリアからの輸入に頼っている。
香川県で”讃岐うどん”が特産品となったのは、香川県が四国山地と讃岐山脈の北側に位置するため国内有数の雨が少ない土地柄で、イネ(稲)栽培に不向きだったため代わりにコムギ栽培が広まったことが大きな要因。金刀比羅宮参拝者のクチコミで讃岐うどんの評判が確立されたという。
鎌倉中央公園、広町緑地(オオムギも)、茅ケ崎里山公園
ビワの実
枇杷 バラ目/バラ科/ビワ属 花期/11月 結実期/6月上旬
食用外来種
生態系被害防止外来種リスト「産業管理外来種」
ハマカキラン
浜柿蘭 クサスギカズラ目/ラン科/カキラン属 花期/6月上旬~中旬
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧II類」
カキラン
柿蘭 クサスギカズラ目/ラン科/カキラン属 花期/(箱根)6月下旬~7月上旬
稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
日当たりの良い明るい湿地に生える多年草。花がカキの実のようなオレンジ色をしている。
箱根湿生花園
マタタビ
木天蓼 ツツジ目/マタタビ科/マタタビ属 花期/6月上旬~中旬 結実期/10月
食用薬用稀少保護
ネコノチチ
猫の乳 バラ目/クロウメモドキ科/ネコノチチ属 花期/6月上旬~中旬 結実期/9月~10月
稀少
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
ナツツバキ
夏椿 ツツジ目/ツバキ科/ナツツバキ属 花期/6月上旬~中旬
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
クマノミズキ
熊野水木 ミズキ目/ミズキ科/ミズキ属 花期/6月上旬~中旬 結実期/8月下旬~9月中旬
自生種
サカキ
榊 ツツジ目/サカキ科/サカキ属 花期/6月上旬~中旬 結実期/11月~12月
アカメガシワ
赤芽柏 キントラノオ目/トウダイグサ科/アカメガシワ属 発芽期/4月下旬~5月 花期/6月上旬~中旬 結実期/7月~8月
薬用自生種
ヒメイタビの黄葉
姫崖石榴 バラ目/クワ科/イチジク属 黄葉/6月上旬~中旬 花期/8月下旬~10月 結実期/9月~11月
自生種保護
イズアサツキ
伊豆浅葱 クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/ネギ属 花期/6月
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧IB類(EN)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
伊豆半島と三浦半島の海辺に自生するネギ。芝地や岩場の隙間の小さな草地などに生える。見頃は6月10日頃か。
シロタエギク
白妙菊 キク目/キク科/キオン属 花期/6月
外来種改良種
テッポウユリ
鉄砲百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/6月
稀少
クガイソウ
九蓋草 シソ目/オオバコ科/クガイソウ属 花期/6月
稀少
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
山地の草地に生える大型な多年草。花はオカトラノオ(丘虎の尾)のような形状の穂になり、小花はやや薄めな紫色。葉は輪生する。神奈川県内では丹沢に細々と自生があるのみ。湘南・鎌倉・三浦半島では栽培ものを稀に見かける程度。
横浜市南区・#こども植物園(中旬)
#横須賀しょうぶ園、#円覚寺松嶺院、#大船フラワーセンター
アカンサス
Acanthus シソ目/キツネノマゴ科/ハアザミ属 葉の見頃/1月 花期/6月
危険外来種
シモツケソウ
下野草 バラ目/バラ科/シモツケソウ属 花期/6月
稀少
シモツケが木であるのに対して、シモツケソウは草。葉の形状は明確に異なるし、葉の咲き方も違うので混同はしないか。クサシモツケ(草下野)とも。近似種多い。山地に分布するため、湘南・鎌倉・三浦半島で見るのは栽培もののみ。
葉は掌状(しょうじょう、てのひら型)で、葉柄に小さな側小葉(そくしょうよう)が付属する(正確にいえば奇数羽状複葉)。
厚木市・#荻野運動公園野草園(花壇内につき近くで見れない)
キョウガノコ
京鹿の子 バラ目/バラ科/シモツケソウ属 花期/6月
改良種
シモツケソウ(下野草)の園芸種。キョウカノコとも。コシジシモツケソウ(越路下野草)との交配種という。大型。名は”鹿の子絞り”という染め物の紋様に様子が似ることから。
#海蔵寺、#光則寺
ビヨウヤナギ
未央柳、美容柳 キントラノオ目/オトギリソウ科/オトギリソウ属 花期/6月
ギンバイカ
銀梅花、銀盃花 フトモモ目/フトモモ科/ギンバイカ属 花期/6月 結実期/11月~12月
食用薬用外来種改良種
サンゴジュ
珊瑚樹 マツムシソウ目/レンプクソウ科/ガマズミ属 花期/6月 結実期/8月~9月
自生種
ネムノキ
合歓木 マメ目/マメ科/ネムノキ属 花期/6月
自生種
オオバネムノキ
大葉合歓木 マメ目/マメ科/ネムノキ属 花期/6月上旬
稀少
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧IB類(EN)」
タイサンボク
泰山木、大山木 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/6月 結実期/10月下旬~11月上旬
外来種改良種
ナワシロイチゴの実
苗代苺 バラ目/バラ科/キイチゴ属 花期/5月 結実期/6月
食用自生種
ナツグミの実
夏茱萸 バラ目/グミ科/グミ属 花期/4月 結実期/6月
食用自生種
ザクロ
石榴、柘榴 フトモモ目/ミソハギ科/ザクロ属 花期/6月~7月上旬 結実期/9月中旬~10月
食用薬用改良種
ノリウツギ
糊空木 ミズキ目/アジサイ科/アジサイ属 花期/6月~7月中旬
自生種稀少保護
丘陵地や山地を好む自生アジサイ(紫陽花)の一種で、ウツギの仲間ではない名ばかりウツギ。和紙を作る際に使用する糊が採れた。
花は白色のガクアジサイ(額紫陽花)のようだが、花序は円錐(えんすい)形になる傾向が見られる。一般的なアジサイより背高。神奈川県内では丹沢や箱根に自生するが多くはない。湘南・鎌倉・三浦半島にも稀にあり。咲いているように見えてじつはまだ蕾、という期間が長い。満開を待っていると、暑さに弱いのか先に傷みはじめることも。咲き終わった花は秋まで残る。
横浜市栄区・横浜自然観察の森(ヘイケボタルの湿地、6月中旬~下旬)、横浜市戸塚区・#俣野別邸庭園(駐車場から芝生広場への通路沿い)
大巧寺(早い)
クチナシ
梔子 リンドウ目/アカネ科/クチナシ属 花期/6月~7月中旬 結実期/11月~1月
薬用外来種改良種
シソの葉
紫蘇 シソ目/シソ科/シソ属 旬/(赤紫蘇)6月~7月、(青紫蘇)6月~9月 花期/9月~10月 結実期/9月~11月
食用薬用改良種
キクバドコロ
菊葉野老 ヤマノイモ目/ヤマノイモ科/ヤマノイモ属 花期/6月~7月
有毒自生種稀少保護
ハルシャギク
波斯菊 キク目/キク科/ハルシャギク属 花期/6月~7月
外来種改良種駆除
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
タカトウダイ
高燈台 キントラノオ目/トウダイグサ科/トウダイグサ属 花期/6月~7月
有毒薬用自生種稀少保護
ハマタカトウダイ
浜高燈台 キントラノオ目/トウダイグサ科/トウダイグサ属 花期/6月下旬~7月
有毒自生種稀少保護
ブルグマンシア(ダチュラ)
Brugmansia ナス目/ナス科/キダチチョウセンアサガオ属 花期/6月~7月、9月中旬~12月中旬
有毒外来種改良種
テリハノイバラ
照葉野茨 バラ目/バラ科/バラ属 花期/6月~7月、9月中旬~10月中旬 結実期/10月~12月
危険薬用自生種
ジニア
キク目/キク科/ヒャクニチソウ属 花期/6月~7月(~10月)
外来種改良種
ハマナデシコ
浜撫子 ナデシコ目/ナデシコ科/ナデシコ属 花期/6月~8月上旬 結実期/8月~9月
自生種改良種稀少保護
ギボウシ(ホスタ)
擬宝珠 クサスギカズラ目/クサスギカズラ科/ギボウシ属 花期/6月~8月中旬
改良種
ハマナタマメ
浜鉈豆 マメ目/マメ科/ナタマメ属 花期/6月~8月 結実期/10月~12月
有毒稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
アイアシ
間葦 イネ目/イネ科/アイアシ属 花期/6月~8月
自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧II類」
河口・干潟・海岸などに生える抽水性の多年草。ヨシ(葦)の近似種で姿は紛らわしいが、初夏からいち早く穂が出るので生息地の当たりを付けておきたい。花穂(かすい)は毛に覆われてふわふわしたものではなく、未熟な稲穂のような硬そうながっちりした姿。
江奈湾干潟、毘沙門海岸
天神島臨海自然教育園、小網代の森
ウキクサの葉
浮草 オモダカ目/サトイモ科/アオウキクサ属 見頃/6月~8月
自生種
アオウキクサの葉
青浮草 オモダカ目/サトイモ科/アオウキクサ属 見頃/6月~8月
自生種
オトメアオイ
乙女葵 コショウ目/ウマノスズクサ科/カンアオイ属 花期/6月~8月
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
カントウカンアオイ(関東寒葵)の仲間で、まるで乙女のようにかわいらしい姿‥というわけではなく、名前は神奈川県箱根町と静岡県御殿場市の境界にある乙女峠で発見されたことに因む。ぱっと見はカントウカンアオイにそっくりながら、10月に咲くカントウカンアオイに比べて花期が著しく早いのが最大の特徴。花弁は反らず正三角形で、基部の口周りは白色に縁取られず、萼筒を解剖して開いてみれば縦線がだいたい20本以上あって細かい格子柄になっている。花と新しい葉芽の間には鱗片葉がないのも大きな違い。神奈川県内では主に箱根に自生。中井町(大磯丘陵の北西部にある)から秦野市・渋沢丘陵およびその周辺にも分布している。逆にこの分布域には他のカントウカンアオイなどは生えていない。湘南・鎌倉・三浦半島にあるのはいずれもカントウカンアオイでオトメアオイはないという。オトメアオイとカントウカンアオイの分布境に当たる大磯町・高麗山公園(大磯丘陵の南東端)にはなぜかどちらもないようなので”発見”が期待される。なお東丹沢に分布し見た目はほぼオトメアオイながら花期がカントウカンアオイと同じズソウカンアオイ(伊相寒葵)という中間種があるので注意したい。
#大船フラワーセンター(森の小道に名札あるが滅失しているか)
箱根湿生花園
参考資料
『神奈川県植物誌2001』 神奈川県植物誌調査会編集 神奈川県立生命の星・地球博物館発行(2001)
ナツノタムラソウ
夏の田村草 シソ目/シソ科/アキギリ属 花期/6月~8月
稀少保護
山地のハイキングコース沿いなどに生える多年草。アキノタムラソウ(秋の田村草)によく似るが、雄蕊が曲がらずぴーんとまっすぐ伸びて花弁から長く突き出るのが特徴。花弁に生える毛が長く目立つならケナツノタムラソウ(毛夏の田村草)、別名ミヤマタムラソウ(深山田村草)。走出枝(ランナー)を出していればダンドタムラソウ(段戸田村草)という変種。いずれも神奈川県内では丹沢や箱根の低山地に多からず自生があるようだが、湘南・鎌倉・三浦半島にはない。
山北町中川・西沢(西丹沢ビジターセンター西側、6月15日以降)、芦ノ湖西岸、静岡県熱海市・岩戸山、十国峠
フウセントウワタ
風船唐綿 リンドウ目/キョウチクトウ科/フウセントウワタ属 花期/6月~8月 結実期/9月中旬~10月
有毒危険外来種
オオマツヨイグサ
大待宵草 フトモモ目/アカバナ科/マツヨイグサ属 花期/6月~8月 結実期/7月~9月
外来種改良種稀少
ソテツ
蘇鉄 ソテツ目/ソテツ科/ソテツ属 花期/6月~8月 結実期/12月
有毒
ヨモギの艾
蓬 キク目/キク科/ヨモギ属 旬/3月~5月 艾/6月~8月 花期/9月下旬~10月上旬
花粉症食用薬用自生種
ヒルムシロ
蛭筵 オモダカ目/ヒルムシロ科/ヒルムシロ属 花期/6月~9月 殖芽/9月~3月
自生種稀少保護
ツユクサ
露草 ツユクサ目/ツユクサ科/ツユクサ属 花期/6月~9月
薬用自生種改良種
シュッコンツユクサ
宿根露草 ツユクサ目/ツユクサ科/ツユクサ属 花期/6月~11月上旬
外来種駆除稀少
クマツヅラ
熊葛 シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月~9月 見頃/6月下旬
薬用自生種稀少保護
東京都文京区・#小石川植物園(薬園保存園)東京都小平市・#東京都薬用植物園(民間薬原料植物区)
ナス
茄子 ナス目/ナス科/ナス属 花期/6月~9月 結実期/7月~9月
食用改良種
イチビ
莔麻 アオイ目/アオイ科/イチビ属 花期/6月~9月 結実期/8月~10月
外来種駆除稀少
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」
ヨウシュヤマゴボウ
洋種山牛蒡 ナデシコ目/ヤマゴボウ科/ヤマゴボウ属 花期/6月~9月 結実期/9月中旬~10月
有毒外来種駆除
イチジク
無花果 バラ目/クワ科/イチジク属 花期/6月~9月 結実期/8月中旬~9月
食用改良種
キョウチクトウ
夾竹桃 リンドウ目/キョウチクトウ科/キョウチクトウ属 花期/6月~9月
有毒危険改良種
サンショウの青い実
山椒 ムクロジ目/ミカン科/サンショウ属 花期/4月下旬 結実期/6月~9月 完熟/9月
危険食用薬用自生種
マルバルコウ
丸葉縷紅 ナス目/ヒルガオ科/サツマイモ属 花期/6月~10月中旬 結実期/7月~11月
外来種駆除
モミジルコウ
紅葉縷紅 ナス目/ヒルガオ科/サツマイモ属 花期/6月~10月中旬 結実期/7月~11月
外来種改良種稀少
ウチワゼニクサ
団扇銭草 セリ目/ウコギ科/チドメグサ属 花期/6月~10月
外来種駆除稀少
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
北米原産の多年草で、抽水植物(浅い水辺に生える)。別名タテバチドメグサ(盾葉血止草)、ウォーターマッシュルーム、ウォーターコイン。メダカ(目高)やキンギョ(金魚)の飼育用、アクアリウム向けの水草として市販されている。野外に投棄されたものが各地で帰化してしまっている。
チドメグサ(血止草)の仲間は葉に切れ目が入るが、このウチワゼニクサは鋸歯を除けば切れ目はない。
夫婦池公園(08:30-17:15 開門)
アレチニシキソウ
荒地錦草 キントラノオ目/トウダイグサ科/ニシキソウ属 花期/6月~10月
有毒外来種駆除稀少
ベゴニア
Begonia ウリ目/シュウカイドウ科/シュウカイドウ属 花期/6月~10月
有毒外来種改良種
ワルナスビ
悪茄子 ナス目/ナス科/ナス属 花期/6月~10月 結実期/7月~11月
有毒危険外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
バーベナ
Verbena シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月~10月
外来種改良種
南米などを原産とする主に多年草およびその園芸種で、クマツヅラ属に分類される植物を総称してバーベナという。花壇や民家の庭で栽培されるもの、市街地で帰化雑草として繁茂しているもの、の二系統あり。ビジョザクラ(美女桜)は園芸栽培される一種に付けられた和名で、バーベナ全般を呼ぶのは誤用。
バーベナ・テネラ
Verbena tenera シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月~10月
外来種改良種駆除
アレチハナガサ
荒地花笠 シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月~10月
外来種駆除
アレチハナガサ類=生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
ダキバアレチハナガサ
抱葉荒地花笠 シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月~10月
外来種駆除
アレチハナガサ類=生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
ヤナギハナガサ
柳花笠 シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/6月
外来種駆除
アレチハナガサ類=生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
ニチニチソウ
日々草 リンドウ目/キョウチクトウ科/ニチニチソウ属 花期/6月~10月
有毒外来種改良種
ヒョウタン
瓢箪 ウリ目/ウリ科/ユウガオ属 花期/6月~10月 結実期/8月~11月
有毒改良種
ハイビスカス
Hibiscus アオイ目/アオイ科/フヨウ属 花期/6月~10月
外来種改良種
原産地は不明ながら暖かい南国を起源とする低木。ハイビスカスは本来はフヨウ属の意であるが、ここでは和名ブッソウゲ(仏桑花)ないしそれに近い品種とその園芸種を総称していう。ハワイやフラの花というイメージが強いか。基本的には鉢植えにして温室で栽培する。温室のものは通年開花も。30℃を超える高温になると花が咲かなくなるようなので、真夏を避けて観賞するとよい。逆に、民家などで育てられている鉢物は真夏の8月に花を付けていることが多いか。湘南・鎌倉・三浦半島の沿岸地域では露地に植えっぱなしのものも。
ハイビスカス(’ロス・エスティ’) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/02/08
横須賀市南体育会館くりはま花の国プール(園芸研究室=温室)、国道134号線鎌倉市長谷二丁目(稲瀬川西側)、大船フラワーセンター(グリーンハウス ※平成30年(2018)4月1日リニューアルオープンで観賞温室廃止・以後の生育に悪影響出るおそれ)
くりはま花の国(ハーブ園温室にハワイアン・ハイビスカス、数なし)、由比ガ浜大通(街灯据付の花ポットに)
小田原フラワーガーデン(トロピカルドーム温室)、箱根強羅公園(温室「ブーゲンビレア館」)
インカノカタバミ
いんかの片喰 カタバミ目/カタバミ科/カタバミ属 花期/6月~11月上旬
外来種改良種駆除
サルビア
Salvia シソ目/シソ科/アキギリ属 花期/6月~11月
外来種改良種
ブルーサルビア
Blue Salvia シソ目/シソ科/アキギリ属 花期/6月~11月
外来種改良種
キバナコスモス
黄花秋桜 キク目/キク科/コスモス属 花期/6月~11月
外来種改良種
バショウ
芭蕉 ショウガ目/バショウ科/バショウ属 花期/6月~11月 結実期/7月~12月
外来種
ランタナ
Lantana シソ目/クマツヅラ科/シチヘンゲ属 花期/6月~12月
外来種改良種
外来生物法「要注意外来種」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
国際自然保護連合(IUCN)「世界の侵略的外来種ワースト100」
ラクウショウの実
落羽松 マツ目/ヒノキ科/ヌマスギ属 花期/3月下旬~4月中旬 結実期/6月~12月 紅葉/11月下旬~12月
外来種
中旬
ボダイジュ
菩提樹 アオイ目/アオイ科/シナノキ属 花期/6月中旬
稀少
インドボダイジュ
印度菩提樹 バラ目/クワ科/イチジク属 花期/不明
外来種稀少
ササユリ
笹百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/6月中旬~下旬
稀少
伊豆半島より西に自生するユリの一種。茎が細く葉がササのよう。
大船フラワーセンター(エントランスに鉢植え)
箱根湿生花園(同時期)、静岡県南伊豆町・天神原植物園(入園500円)
ヤブレガサ
破れ傘 キク目/キク科/ヤブレガサ属 発芽期/3月中旬~4月上旬 花期/6月中旬~下旬
食用自生種
ヤマブドウ
山葡萄 ブドウ目/ブドウ科/ブドウ属 花期/(富士山須走口)6月中旬~下旬 結実期/(富士山須走口)9月下旬~10月
食用稀少保護
フェイジョア
Feijoa フトモモ目/フトモモ科/フェイジョア属 花期/6月中旬~下旬 結実期/10月下旬~11月上旬
食用外来種改良種稀少
ナツメ
棗 バラ目/クロウメモドキ科/ナツメ属 開葉/5月中旬 花期/6月中旬~下旬 結実期/8月~10月
食用薬用外来種改良種稀少
ケンポナシ
玄圃梨 バラ目/クロウメモドキ科/ケンポナシ属 花期/6月中旬~下旬 結実期/9月中旬~10月
食用薬用自生種
ムクロジ
無患子 ムクロジ目/ムクロジ科/ムクロジ属 花期/6月中旬~下旬 黄葉見頃/11月下旬~12月上旬 結実期/11月下旬~1月
自生種稀少
ヒメヒオウギの実
姫檜扇 クサスギカズラ目/アヤメ科/フリージア属 花期/5月 結実期/6月中旬~下旬
外来種改良種
コクラン
黒蘭 クサスギカズラ目/ラン科/クモキリソウ属 花期/6月中旬~7月初旬
自生種稀少保護
ヒメコウゾの実
姫楮 バラ目/クワ科/コウゾ属 花期/4月下旬 結実期/6月中旬~7月初旬
自生種
ガマ
蒲 イネ目/ガマ科/ガマ属 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/10月~11月
薬用自生種保護
ヒメガマ
姫蒲 イネ目/ガマ科/ガマ属 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/11月下旬~2月
薬用自生種保護
ミツバ
三つ葉 セリ目/セリ科/ミツバ属 旬/3月~4月 花期/6月中旬~7月上旬
食用自生種
ウマノミツバ
馬之三つ葉 セリ目/セリ科/ウマノミツバ属 花期/6月中旬~7月上旬
自生種
オオバジャノヒゲ
大葉蛇の髭 クサスギカズラ目/クサスギカズラ科/ジャノヒゲ属 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/12月~3月
自生種稀少保護
シャスタ・デイジー
Shasta daisy キク目/キク科/フランスギク属 花期/6月中旬~7月上旬
外来種改良種
アナベル
ミズキ目/アジサイ科/アジサイ属 花期/6月中旬~7月上旬
有毒外来種改良種
ナンテン
南天 キンポウゲ目/メギ科/ナンテン属 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/11月~12月上旬 紅葉/12月~2月
有毒薬用
トウネズミモチ
唐鼠黐 シソ目/モクセイ科/イボタノキ属 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/11月~12月
外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
ヤマモモの実
山桃 ブナ目/ヤマモモ科/ヤマモモ属 花期/3月中旬~4月上旬 結実期/6月中旬~7月上旬
ヤブジラミ
藪虱 セリ目/セリ科/ヤブジラミ属 花期/6月中旬~7月中旬 結実期/7月~8月
自生種
オカトラノオ
丘虎の尾 ツツジ目/サクラソウ科/オカトラノオ属 花期/6月中旬~7月中旬
自生種保護
イヌヌマトラノオ
犬沼虎の尾 ツツジ目/サクラソウ科/オカトラノオ属 花期/6月中旬~7月中旬
自生種稀少
キカラシ
黄辛子 アブラナ目/アブラナ科/シロガラシ属 花期/6月中旬~7月中旬
外来種改良種
地中海周辺地域を原産とする一年草で、いわゆるナノハナ(菜の花)(黄色い花を咲かせるアブラナ科の植物をひっくるめていう総称)の一種。アブラナの仲間の植物としては種子が白っぽいため、正しい和名はシロガラシ(白辛子)。黄色い花をさかせることからと思われるが、キカラシの名で流通している。種子は洋辛子(マスタード)の原料。日本では種子採取用ではなく緑肥(りょくひ、花が咲いているうちに潰して畑に鋤(す)き込み、その植物全体を有機肥料としてしまうもの)として利用されることが多い。転じて、群生させた花が観光資源にされることも。北海道などの寒冷地で見られるようだが、湘南・鎌倉・三浦半島でも公園などが時期外れのナノハナとして客寄せに使うようになるのではないか。花は小さめながら香りが強いという。ふつう春播きで初夏咲きさせる。
山梨県・山中湖花の都公園(富士山の残雪を背景に)
キツリフネ
黄釣船草 ツツジ目/ツリフネソウ科/ツリフネソウ属 花期/6月中旬~7月中旬、9月中旬~10月中旬
自生種稀少保護
オトギリソウ
弟切草 キントラノオ目/オトギリソウ科/オトギリソウ属 花期/6月中旬~7月中旬
薬用自生種稀少保護
コゴメバオトギリ
小米葉弟切 キントラノオ目/オトギリソウ科/オトギリソウ属 花期/6月中旬~8月中旬
外来種駆除稀少
トモエソウ
巴草 キントラノオ目/オトギリソウ科/オトギリソウ属 花期/6月中旬~7月中旬
薬用自生種稀少保護
アメリカデイゴ
亜米利加梯梧 マメ目/マメ科/デイゴ属 花期/6月中旬~7月中旬
外来種改良種
モクゲンジ
木欒子 ムクロジ目/ムクロジ科/モクゲンジ属 花期/6月中旬~7月中旬 結実期/8月~10月
稀少
中国・朝鮮半島原産の落葉高木。別名センダンバノボダイジュ(栴檀葉の菩提樹)。インドボダイジュ(印度菩提樹)の代用木として寺院に植えられたとか。近縁にオオモクゲンジ(大木欒子)などがある。
新横浜公園(浜鳥橋交差点西側の立体園路沿い)、横浜市金沢区・金沢自然公園(なんだろ坂)
ヒメヤブラン
姫藪蘭 クサスギカズラ目/クサスギカズラ科/ヤブラン属 花期/6月中旬~7月 結実期/11月下旬~2月
自生種
ムラサキニガナ
紫苦菜 キク目/キク科/アキノノゲシ属 花期/6月中旬~7月
自生種保護
林縁部などに生える大型の雑草。ニガナの名前が冠されているが似てはいない。草丈はふつう1mを超える程度に大型化するも、紫色の花は小さくて下向きに垂れる。
横浜市栄区・横浜自然観察の森(コナラの道(21)周辺=草丈2m超)
横須賀市・鷹取山、馬堀自然教育園、衣笠山公園、光の丘水辺公園、武山、神武寺、鎌倉中央公園、散在ガ池森林公園(のんびり小径の木道近辺)
ヤマユリ
山百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/6月中旬~7月 結実期/11月~12月上旬
自生種稀少保護
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
禅庭花 クサスギカズラ目/ワスレグサ科/ワスレグサ属 花期/6月中旬~7月
ヘメロカリス
Hemerocallis クサスギカズラ目/ワスレグサ科/ワスレグサ属 花期/6月中旬~7月
外来種改良種
ユウスゲ
夕菅 クサスギカズラ目/ワスレグサ科/ワスレグサ属 花期/6月下旬~7月上旬
稀少
アメリカノウゼンカズラ
アメリカ凌霄花 シソ目/ノウゼンカズラ科/ノウゼンカズラ属 花期/6月中旬~7月
外来種
ムラサキシキブ
紫式部 シソ目/シソ科/ムラサキシキブ属 花期/6月中旬~7月 結実期/10月下旬~11月 黄葉/12月
自生種
オオムラサキシキブ
大紫式部 シソ目/シソ科/ムラサキシキブ属 花期/6月中旬~7月 結実期/10月下旬~11月
自生種稀少
コムラサキ
小紫 シソ目/シソ科/ムラサキシキブ属 花期/6月中旬~7月 結実期/9月中旬~11月
モモ(ミモモ)の実
桃 バラ目/バラ科/モモ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/6月中旬~7月
食用改良種稀少
ナガエツルノゲイトウ
長柄蔓野鶏頭 ナデシコ目/ヒユ科/ツルノゲイトウ属 花期/6月中旬~8月
外来種違法駆除
外来生物法「特定外来生物」
生態系被害防止外来種リスト「緊急対策外来種」
グラジオラス
クサスギカズラ目/アヤメ科/グラジオラス属 花期/6月中旬~8月
外来種改良種
イガホオズキ
毬酸漿、毬鬼灯 ナス目/ナス科/イガホオズキ属 花期/6月中旬~8月 結実期/8月~11月
自生種稀少保護
湘南の輝き
しょうなんのかがやき ムクロジ目/ミカン科/ミカン属 販売期間/6月中旬~9月上旬
食用改良種
平成17年(2005)にJA湘南(湘南農業協同組合、平塚市・大磯町・二宮町)が商標登録した温室栽培のハウスミカン(蜜柑)のブランド名。糖度が12度以上で甘い。値段は11月に市場に出回る一般的な露地物ミカンの5倍で、1個150円ほどと高価。お中元やお盆(ともに、日本では主に新暦7月15日の頃)の贈答用としての需要を見込む。平成26年(2014)時点で大磯・二宮の農家7戸のみが生産している。
JA湘南みかん選果場(中郡大磯町生沢966、化粧箱1.25kg(赤秀Mサイズ12個)2,350円(消費税8%込)・ダンボール箱5kg(赤秀Mサイズ50~55個)7,900円(同)など、月曜日および木曜日のみ販売、予約・地方発送可)
ハス
蓮 スイレン目/ハス科/ハス属 植え替え/3月下旬~4月上旬 花期/6月中旬~9月 見頃/7月~8月上旬 結実期/9月 刈り取り/9月~10月
外来種品種改良
インド原産とされる外来種。原種不明。人との関わりが深く、また交雑しやすいため様々な園芸種あり。
梅雨の前、5月頃から茎や葉を水面から出して伸ばし始め、早いものは6月中旬から花を咲かせる。見頃は7月に入ってから。
ハスの花「レンゲ(蓮花)」の命は四日間。初日は早朝から蕾が少し開いてじきに閉じる。花としては不完全だが、香りを楽しむのなら初日のものがよい。二日目は程よく開いて昼には閉じる。花托は黄色。三日目は全開し、もう閉じる力は失せてしまって開いたままに。花托は緑色を帯びてくる。花として美しいのは、若い二日目か、大輪となる三日目か。四日目は散ってゆく。観賞時間は日の出から朝8時までがおすすめ。
ハスは仏教の花
ハスはたいへん汚らしいヘドロ(=私たちが住んでいるこの世を表す)に根ざしながらもたいへん美しい花(=悟り)をパッと咲かせることから煩悩からの解脱(げだつ)に喩えられ、(白花の)蓮華は仏教を象徴する花とされている。
仏像が座っている台座もハスの花を模した蓮台(れんだい)である。悟りを既に開いた人(=仏)、という意味を表している。
ベトナムのハス料理
仏教が盛んなベトナムではハスの人気がひときわ高い。茎を長く残した切り花(開花一日目のもの)を行商する花売りもいるが、食用にも活用されている。
富裕層には、ハスの雄蕊(おしべ)の葯(やく)を茶葉に混ぜて香り付けをした蓮茶(はすちゃ)が人気。また、茎はしゃきしゃきとした歯ごたえがよいと料理に用いられ、ハスの実(まだ緑色の若い種の中身)も食用にされる。
レンコン
日本でもハスを食べる。食材として一般的なレンコン(蓮根)は、このハスの根(正確には地下茎と呼ばれる部分が肥大化したもの)である。水を張った田んぼでハスを育て、どろどろの土の中から根を掘り出したのがレンコンだ。日本では茨城県の霞ヶ浦周辺の湿地帯で多く生産されている。
ただし、花を観賞するための品種と、レンコンを採取するための品種は別のもの。花の美しさを売りにしているハスのレンコンは、掘り出してみると細くて貧相で食べようがないというものも多い。おいしいレンコンが採れる品種はそれはそれで品種改良されてきた特別なハスなのである。
田んぼを彩る小さな花のレンゲ(蓮華)は別種。
中華料理で使われるスプーン「れんげ」ないし「散蓮華(ちりれんげ)」は、ハスの花びら一枚に姿が似ていることに因んだもの。
池で栽培のもの
#光明寺(かながわの花の名所100選・東国花の寺百ヶ寺)、#鶴岡八幡宮源平池(池泉回遊式庭園(ボタンのない神苑ぼたん庭園のこと・100円)開園中、10月に刈取清掃あり)、#大船フラワーセンター(7月月内にはすの花観賞早朝開園実施)、藤沢市鵠沼藤が谷・#桜小路公園蓮池(6月20日頃)
#鎌倉中央公園湿生花園、#花菜ガーデン(ハス田)、大磯町生沢・#東の池(葉が高く伸び花は埋没・汚泥臭、西岸の葉はキショウブ(黄菖蒲)のもの、平成27年(2015)原因不明の全滅、平成29年(2017)なし、令和元年(2019)8月なし)、二宮町・#せせらぎ公園(7月上旬、白も)
オオガハス
大賀蓮
千葉県指定天然記念物「検見川の大賀蓮」
ハスの一種。古代ハスとも。千葉県千葉市花見川区検見川町(けみがわちょう)にある縄文時代の遺跡(落合遺跡)で、昭和26年(1951)植物学者の故大賀一郎博士(関東学院大学教授)が二千年前のハスの種を三粒発見、このうちの一粒が発芽育成に成功したもの。世界最古の花とも呼ばれる。各地に分根されており、身近な場所でも見ることができるだろう。
大賀ハスは品種管理のため必ず花托の摘み取りを実施しなければいけない。花托を放置すれば品種交雑した種子が蒔かれてしまい、それが発芽すればもうどれが純粋な大賀ハスなのか区別が付かなくなってしまうからである。大賀ハスを展示しているところは各所にあるが、他の品種と一緒に植えてあったり、花托を摘み取らなかったりと放ったらかしなため、大賀ハスとして展示されているそれが本当に大賀ハスといえるのかどうかは、実際のところ結構怪しいのではないかといわざるを得ないのが現状。
千葉県千葉市・#東京大学検見川総合運動場(発見場所、初期に分根したものが池に細々と、大賀ハス発掘碑あり、立入禁止)、千葉県千葉市・#旧東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構として再編され東京都西東京市へ移転・ハス見本園も同所に移転、立入禁止、大賀ハスのふるさとの会が旧ハス見本園の維持管理を継続・7月中旬 花園ハス祭り観蓮会・他数日 特別開放日、県指定天然記念物「検見川の大賀蓮」)、千葉県千葉市・#千葉公園(初期に分根したもの、5月末~、見頃は6月下旬、6月中旬~下旬 大賀ハスまつり、6月中旬~下旬 06:00- 木道の早朝解放(期間外は09:00-)、種子を作らせないため花托の摘み取り実施)
関東学院大学横浜・#金沢八景キャンパス(オープンチャーチの池)、#覚園寺(鉢、撮影可)、#光明寺
#小田原城址公園(平成29年(2017)根詰まりなのか花付き極度に不良、堀の南東端にも)
アオツヅラフジ
青葛藤 キンポウゲ目/ツヅラフジ科/アオツヅラフジ属 花期/6月中旬~9月 結実期/9月~11月
有毒自生種
ヒメヒオウギズイセン
姫檜扇水仙 クサスギカズラ目/アヤメ科/ヒオウギズイセン属 花期/6月中旬~9月
外来種改良種駆除
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
キレンゲショウマ
黄蓮華升麻 ミズキ目/アジサイ科/キレンゲショウマ属 花期/6月中旬~9月
稀少
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
ハギ
萩 マメ目/マメ科/ハギ属 花期/6月中旬~9月 見頃/9月
自生種改良種
イワダレソウ
岩垂草 シソ目/シソ科/クマツヅラ属 花期/6月中旬~10月
自生種
カンナ
Canna ショウガ目/カンナ科/カンナ属 花期/6月中旬~11月
外来種改良種
下旬
アガパンサス
Agapanthus クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/アガパンサス属 花期/6月下旬~7月上旬
外来種改良種
タケニグサ
竹似草 ケシ目/ケシ科/タケニグサ属 葉/5月中旬~下旬 花期/6月下旬~7月上旬
有毒自生種
シマトネリコ
島梣 シソ目/モクセイ科/トネリコ属 花期/6月下旬~7月上旬 結実期/8月~11月
改良種
フウラン
風蘭 クサスギカズラ目/ラン科/フウラン属 花期/6月下旬~7月中旬
自生種改良種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
コオニユリ
小鬼百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/6月下旬~7月中旬 結実期/9月~10月 旬/11月下旬~12月
食用薬用
ヤブコウジ
藪柑子 ツツジ目/サクラソウ科/ヤブコウジ属 花期/6月下旬~7月中旬 結実期/10月下旬~2月
自生種
モッコク
木斛 ツツジ目/サカキ科/モッコク属 花期/6月下旬~7月中旬 結実期/10月
自生種
リョウブ
令法 ツツジ目/リョウブ科/リョウブ属 花期/6月下旬~7月中旬
食用
シマサルスベリ
島百日紅 フトモモ目/ミソハギ科/サルスベリ属 花期/6月下旬~7月中旬
外来種稀少
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
スモモの実
李、酢桃 バラ目/バラ科/スモモ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/6月下旬~7月中旬
食用改良種
シオデ
牛尾菜 ユリ目/サルトリイバラ科/シオデ属 発芽期/5月 花期/6月下旬~7月 結実期/10月下旬~11月
食用自生種
セリ
芹 セリ目/セリ科/セリ属 旬/12月~3月 花期/6月下旬~7月 結実期/8月~9月
危険食用自生種
ヤブカンゾウ
藪萱草 クサスギカズラ目/ワスレグサ科/ワスレグサ属 花期/6月下旬~7月
薬用自生種保護
ツタ
蔦 ブドウ目/ブドウ科/ツタ属 花期/6月下旬~7月 結実期/10月~11月 紅葉/11月中旬~下旬
自生種
オオアワダチソウ
大泡立草 キク目/キク科/アキノキリンソウ属 花期/6月下旬~8月上旬
外来種稀少
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「重点対策外来種」
日本生態学会「日本の侵略的外来種ワースト100」
キンゴジカ
金午時花 アオイ目/アオイ科/キンゴジカ属 花期/6月下旬~8月中旬 結実期/8月
外来種駆除
アメリカキンゴジカ
あめりか金午時花 アオイ目/アオイ科/キンゴジカ属 花期/6月末~9月 結実期/8月~10月
外来種駆除稀少
ハマユウ
浜木綿 クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/ハマオモト属 花期/6月下旬~8月 結実期/9月~10月
保護
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
砂浜に生える大型な常緑の多年草。見た目は白花を咲かせる巨大ヒガンバナ(彼岸花)とでもいったところ。名前は、神道で用いられる木綿(ゆう、コウゾの繊維で織られた白布)を思わせることから。葉がオモト(万年青)という観葉植物に似ていることからハマオモト(浜万年青)とも。神奈川県内では元来は横須賀市の天神島(てんじんじま)にのみあり、それが日本での自生の北限とされていた。それ故に昭和28年(1953)という古い時代に県の天然記念物に指定、保護されてきた。現在は県内各所の海岸で数多く見ることができるが、それらはすべて人為的に植えられたものかそれから繁殖したものなのだとか。横須賀市、三浦市の花に制定。
ハマユウ 坂ノ下海岸 2012/06/28
ハマオモトヨトウ(浜万年青夜盗)なるガ(蛾)の幼虫が付き葉を食害されやすい。
ちなみに女優の浜木綿子(はまゆうこ、夫は二代目市川猿翁、子に香川照之=九代目市川中車)は芸名で、浜が苗字、木綿子が名。
城ケ島、天神島臨海自然教育園(国内自生北限、県指定天然記念物「はまおもと」)、坂ノ下海岸(稲瀬川河口に囲いを設けて保護、国道134号線沿いなどにも)、稲村ガ崎(江の島を背景に)
観音崎(なし)、斉田浜(せいたばま)
ヤブガラシ
藪枯らし ブドウ目/ブドウ科/ヤブガラシ属 花期/6月下旬~8月
薬用自生種駆除
ミソハギ
禊萩 フトモモ目/ミソハギ科/ミソハギ属 花期/6月下旬~8月
薬用自生種改良種
メマツヨイグサ
雌待宵草 フトモモ目/アカバナ科/マツヨイグサ属 花期/6月下旬~8月
薬用外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
スズサイコ
鈴柴胡 リンドウ目/キョウチクトウ科/カモメヅル属 花期/6月下旬~9月上旬
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
旧ガガイモ科だが、蔓性ではなく自立する多年草。花は星型で、緑色ないし紫色を帯びる。昔は早朝咲いて日が昇ると花を閉じるといわれていたがそうではなく、咲き始めるのは日没の前。開花は夜間。天気が悪いときは日がある程度昇ってしまっても咲き残っていることはあるようだ。名は、蕾の形状が鈴のようで、全体的な姿が柴胡(さいこ)という漢方薬に用いされるミシマサイコ(三島柴胡)に似ている(とされる)ため。Psycho(サイコ、精神異常)なわけではない。神奈川県内各地に少数が残っているようだが、湘南・鎌倉・三浦半島では極めて稀。知名度がなく存在も地味で、イネ科と混生したらもうどうということのない雑草にしか見えないため、仮に生えても草刈り被害に遭って終わり。
横浜市緑区・新治市民の森(にいはる-)
衣笠山公園(二三株のみ、07:30-08:30 県道26号から車両進入禁止)
コバノカモメヅル
小葉の鴎蔓 リンドウ目/キョウチクトウ科/カモメヅル属 花期/6月下旬~9月 結実期/9月~12月 綿毛見頃/12月
自生種稀少保護
オオカモメヅル
大鴎蔓 リンドウ目/キョウチクトウ科/カモメヅル属 花期/6月下旬~9月 結実期/9月~12月 綿毛見頃/12月
自生種稀少保護
トマトの実
Tomato ナス目/ナス科/ナス属 花期/5月下旬~8月 結実期/6月下旬~9月上旬
食用改良種
オオケタデ
大毛蓼 ナデシコ目/タデ科/イヌタデ属 花期/6月下旬~9月
外来種改良種駆除
ノウゼンカズラ
凌霄花 シソ目/ノウゼンカズラ科/ノウゼンカズラ属 花期/6月下旬~9月
改良種
アメリカネナシカズラ
アメリカ根無葛 ナス目/ヒルガオ科/ネナシカズラ属 花期/6月下旬~10月 結実期/7月~11月
外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
ミゾカクシ(アゼムシロ)
溝隠 キク目/キキョウ科/ミゾカクシ属 花期/6月下旬~10月
有毒薬用自生種稀少保護
マヤラン
摩耶蘭 クサスギカズラ目/ラン科/シュンラン属 花期/6月下旬~10月
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
ナギラン
梛蘭 クサスギカズラ目/ラン科/シュンラン属 花期/6月下旬~7月中旬
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II(VU)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
エノコログサ
狗尾草 イネ目/イネ科/エノコログサ属 見頃/6月下旬~10月
自生種
穂がイヌ(犬)っころの尻尾に見えたことからエノコログサというらしいが、英名フォックステイル・グラス(foxtail-grass、キツネの尾っぽのような草)の方が的確か。現在はイヌに見立てられることはなく、むしろネコ(猫)用。別名のネコジャラシと呼んだ方が我々には遥かに馴染み深いか。エノコログサで実際にネコをじゃらすことができる。
エノコログサと一口にいってもじつのところは数種あり。エノコログサは緑色で穂は直立、アキノエノコログサ(秋の狗尾草)は花期がやや遅く穂はやや大型で途中から垂れるのが特徴。穂が黄金色になるキンエノコロ(金狗尾)、紫色になるムラサキエノコロ(紫狗尾)なども。
エノコログサとアキノエノコログサの混生 鎌倉市笛田 2012/09/25
キンエノコロ 毘沙門海岸 2016/09/17
キンエノコロ 毘沙門海岸 2016/09/17
アキノエノコログサ 鎌倉中央公園 2017/09/19
馬入水辺の楽校(9月、キンエノコロ群生)
アベリア
Abelia マツムシソウ目/スイカズラ科/ツクバネウツギ属 花期/6月下旬~11月
外来種改良種
タシロラン
田代蘭 クサスギカズラ目/ラン科/トラキチラン属 花期/6月末~7月上旬
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧(NT)」
光合成をしない腐生植物。名は発見者に因む。湘南・鎌倉・三浦半島では、鎌倉を除く丘陵地に比較的多い。
観音崎公園、三浦富士
横須賀市・鷹取山、馬堀自然教育園、久里浜緑地、衣笠山公園、光の丘水辺公園(通常非公開の自然再生区域「聖なる池」、6月下旬~7月上旬「ハンゲショウ観察会」のときに)、大楠山、源氏山、光則寺、新林公園、高麗山
ヒメノヤガラ
姫の矢柄 クサスギカズラ目/ラン科/ヒメノヤガラ属 花期/6月末~7月上旬
自生種稀少保護
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
薄暗い林内に生える腐生植物。名はオニノヤガラ(鬼の矢柄)の小さいものの意でヒメが冠されている。
センリョウ
千両 センリョウ目/センリョウ科/センリョウ属 花期/6月末~7月上旬 結実期/10月下旬~2月
チダケサシ
乳茸刺 ユキノシタ目/ユキノシタ科/チダケサシ属 花期/6月末~7月中旬
自生種稀少保護
ノブドウ
野葡萄 ブドウ目/ブドウ科/ノブドウ属 花期/6月末~7月 結実期/8月~10月
有毒自生種
キレハノブドウ
切葉野葡萄 ブドウ目/ブドウ科/ノブドウ属 花期/6月末~7月 結実期/8月~10月
有毒自生種
クサレダマ
草連玉 ツツジ目/サクラソウ科/オカトラノオ属 花期/6月末~7月
自生種稀少保護
セイヨウニンジンボク
西洋人参木 シソ目/シソ科/ハマゴウ属 花期/6月末~7月
薬用外来種改良種
ボタンクサギ
牡丹臭木 シソ目/シソ科/クサギ属 花期/6月末~8月中旬
外来種駆除
キカラスウリ
黄烏瓜 ウリ目/ウリ科/カラスウリ属 花期/6月末~9月 結実期/12月~1月
薬用自生種稀少保護
イヌゴマ
犬胡麻 シソ目/シソ科/イヌゴマ属 花期/6月末~9月
自生種稀少保護