ヨウシュチョウセンアサガオ

洋種朝鮮朝顔　ナス目／ナス科／チョウセンアサガオ属　花期／5月下旬～6月中旬（～11月？）　結実期／7月（～12月？）
学名／Datura stramonium L. form. tatula (L.) B.Boivin

有毒危険薬用外来種駆除

チョウセンアサガオ属＝外来生物法「要注意外来生物」（廃止）
チョウセンアサガオ属＝生態系被害防止外来種リスト「その他の総合対策外来種」

ヨウシュチョウセンアサガオ　平塚市大神　2024/05/31　16：45

#ヨウシュチョウセンアサガオの熟して裂開した実　茅ヶ崎市浜之郷　2024/07/15

熱帯アメリカ原産の一年草。名は、西洋から渡来した、熱帯アジア原産のチョウセンアサガオに似た植物、の意。チョウセンアサガオ属に分類される植物を総称するダチュラ（ダツラ）の一種。洋種といってもヨーロッパではない、そもそもチョウセンアサガオは朝鮮半島原産でない、学名は白花品種の方が母種（ぼしゅ）に位置付けられてしまっている、アサガオと言いながら朝に花開くわけではない、と、何から何までしくじっているのであるが、そもそもは人に有益な薬用植物として日本に伝わって来たらしい。現在は農地周辺や空き地などに生えてしまっている外来の帰化雑草で、全草有毒なため誤食しないよう注意喚起もされている危険で迷惑な植物となっている。草丈は0.5～1m超。オオセンナリ（大千成）とかホオズキ（鬼灯）とかオオオナモミ（大葈耳）などに何となく雰囲気が似る中型な草である。葉や茎を傷つけずとも僅かに触れるだけで苦臭いピーマン臭をぷんぷん放つのが特徴。葉はナメクジ（蛞蝓）やニジュウヤホシテントウ（二十八星天道）が好んで食べる。

農地に生えたヨウシュチョウセンアサガオ　平塚市大神　2024/05/31　16：46

農地に生えたヨウシュチョウセンアサガオ　平塚市大神　2024/05/31　16：43

#ヨウシュチョウセンアサガオ（5株）　茅ヶ崎市浜之郷　2024/06/05　18：34

#ヨウシュチョウセンアサガオ（5株）　茅ヶ崎市浜之郷　2024/06/06　16：30

#ヨウシュチョウセンアサガオ　茅ヶ崎市浜之郷　2024/05/30　17：39

#ヨウシュチョウセンアサガオ（5株）　茅ヶ崎市浜之郷　2024/05/30　17：38

朝にはしぼむ#ヨウシュチョウセンアサガオ（5株）　茅ヶ崎市浜之郷　2024/06/01　09：25

実がなった#ヨウシュチョウセンアサガオ　茅ヶ崎市浜之郷　2024/07/08

#ヨウシュチョウセンアサガオの葉　茅ヶ崎市浜之郷　2024/06/06

ヨウシュチョウセンアサガオの葉　平塚市大神　2024/06/01

茎は赤紫色を帯びる。無毛。

#ヨウシュチョウセンアサガオの茎（5株）　茅ヶ崎市浜之郷　2024/06/06

#ヨウシュチョウセンアサガオの茎　茅ヶ崎市浜之郷　2024/07/15

民家の庭などで栽培されている、姿は似るも遥かに大型なものは、ブルグマンシアである。

ヨウシュチョウセンアサガオの花

（斜め）上向きに咲く。夕方やや早めから夜にかけて開花する一日花。咲くのは夜間である。朝日を浴びて花はしぼむ。花はこれから徐々に開いていくのだろうなと思わせておいてそれ以上開くことなくそのまま咲き終わる、細めのラッパ形（漏斗（ろうと）形）。花径4.5cm、萼片先端からの長さ5cm、程度。花冠は極薄の紫色で、花喉（かこう）部には濃い紫色の筋（すじ）が入る。