小鬼百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/6月下旬~7月中旬 結実期/9月~10月 百合根の旬/11月下旬~12月
学名/Lilium leichtlinii Hook.f. form. pseudotigrinum (Carrière) H.Hara & Kitam.
食用薬用
#コオニユリ 鎌倉中央公園 2017/06/24
山地に生える多年草。ややほっそりとしているオニユリ、といったところ。オニユリとは違ってむかごを作らず、種子で増える。神奈川県内では箱根などの草地に僅かながら自生し、湘南・鎌倉・三浦半島では栽培もののみ多からず見かけることがある程度。百合根(ゆりね)が食用になることもあって盗掘も絶えない。
#コオニユリ 横浜市南区・こども植物園 2017/07/01
#コオニユリ 鎌倉中央公園 2017/06/24
コオニユリの花
#コオニユリ 鎌倉中央公園 2017/06/24
#コオニユリ 鎌倉中央公園 2017/06/24
#コオニユリ 鎌倉中央公園 2017/06/24
コオニユリの実
#コオニユリの熟した実 箱根湿生花園 2017/10/01
コオニユリの鱗茎(百合根)
ユリ(百合)の鱗茎(りんけい、球根)は百合根(ゆりね)といい、食用になる。茎や葉など地上部が枯れたら収穫どき。灰汁(あく)が強いものがあるため、現在市販されているのはコオニユリの改良品種のもの。日本国内で流通しているものはほとんどが北海道産である。六年もかけて育て上げ、ようやく商品になるという。
北海道産・百合根 2016/12/01
バラ(薔薇)の花のように、百枚くらいはありそうなたくさんの鱗片(りんぺん)が重なり合って球形を形成。この姿から百合という。
北海道産・百合根 2016/12/01
北海道産・百合根 2016/12/05
食べるには、手で鱗片をぺりぺり剥がしてからよく洗い、火を通す。天麩羅(てんぷら)にすると特においしいとされる。生だと、ナシ(梨)のようなしゃきしゃきした食感だが甘みはほのかでちょっと物足りないといったところ。加熱するとジャガイモ(馬鈴薯)のようなほくほくした食感に。煮込むともっときめ細かでとろとろねっとりした柔らかさにまでなるが、ジャガイモのごとく煮崩れしやすいので加熱し過ぎには要注意。味は甘みがあり、(灰汁さえ取り除けていれば)嫌な癖はないので誰でも食べやすいだろう。おいしい。おいしいせいで、百合根はイノシシ(猪)の大好物。よく掘り返されて食べられてしまう。
北海道産・百合根 2016/12/05
横浜市南区・#こども植物園(野草園、暗い日陰)
#英勝寺、#長谷寺、#仏行寺、#鎌倉中央公園
#箱根湿生花園(7月中旬~8月下旬、園内にオニユリはない)
私は青森県田子町の生まれです。子供の頃はコメユリと聞かされて育つ
70歳今でもコオニユリだと知りませんでした。北海道に住んで
50年なります。