カノコユリ

鹿の子百合 ユリ目/ユリ科/ユリ属 花期/7月下旬~8月上旬
学名/Lilium speciosum Thunb.

改良種

環境省レッドリスト「絶滅危惧II類(VU)」

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

日本では四国・九州、台湾、中国に自生がある球根性の多年草。野生のユリの一種。花がピンク色でかわいらしいため、園芸栽培される。名は、花色が染め物の鹿の子絞りに喩(たと)えられたもの。旧暦7月7日頃に咲くことからタナバタユリ(七夕百合)、夏の土用(8月7日ないし8日の立秋の前の十八日間)に咲くことからドヨウユリ(土用百合)、という異名もあるようながらその名で呼ばれることはない。草丈は1.5mくらいまで。花がピンク色のオニユリ(鬼百合)、とでもいったところ。むかごは作らない。

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

カノコユリの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11

#カノコユリの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11

カノコユリの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11

#カノコユリの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11

カノコユリの花

花弁は六枚(萼片である外花被片三枚+花弁である内花被片三枚)で、強く反る。花色は白を基調にピンクに染まり、濃いピンク(赤)色の斑が入る。濃淡あって、かなりピンクが濃い個体、白っぽい個体、がある。希に白花も。カノコユリとして流通しているのは花色が明瞭で見栄えの優れた選抜品種。

カノコユリ 寒川町宮山 2021/07/25

#カノコユリ 寒川町宮山 2021/07/25

カノコユリ 寒川町宮山 2021/07/25

#カノコユリ 寒川町宮山 2021/07/25

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/07/17

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

#カノコユリ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01

カノコユリより早咲きで、花色はピンクというより赤、花弁は強く反らないものあらば、ヤマユリ(山百合)近辺のもの、つまりベニスジヤマユリ(紅筋山百合)ないしそれを模した園芸種だろう。ほんの少しだけ早咲きで、オレンジ花のユリが咲いていたら中国原産キカノコユリ(鹿の子百合)の可能性。茎は細くてしなり傾き倒れて荒れ気味で、花柄(かへい)が長い。カノコユリの色違いではなくまったくの別種。

カノコユリの実

カノコユリの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11

#カノコユリの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11


#長谷寺、#大船フラワーセンター、#花菜ガーデン(白花も)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

オニユリ

コオニユリ

ベニスジヤマユリ

ヤマユリ