English Daisy キク目/キク科/ヒナギク属 花期/(12月中旬~)3月~4月
学名/Bellis perennis L.
薬用外来種
#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/04
園芸栽培される、ヨーロッパ原産の(日本では)一年草(越年草)。原産地は英国に限らないヨーロッパの広域である。かわいらしいぽんぽん咲きなどの園芸種が花壇などで栽培されることがあるデイジー(デージー)の原種。本家本元の真の元祖デイジーである。和名ヒナギク(雛菊)。英名コモン・デイジー(Common daisy、一般的なデイジー)、ローン・デイジー(Lawn daisy、芝生に生えるデイジー)、イングリッシュ・デイジー(English daisy、英国のデイジー)の一つから、日本ではイングリッシュデージーの名で流通している。ホームセンターの園芸コーナーないし、ちょっと変わった(意識高い系の)植物を取り扱っている花屋で売られることが、もしかしたらあるだろう。需要が多くあるとは思えないので、流通量は少ないはず。それだけに、逆に早く売り切れもする。秋に種蒔きして春に咲かせるのが本来ながら、冬の彩りに花付きのポット苗が12月から(多からず)出回るだろう。1ポット300円前後(商品価値が高められたはずの園芸品種より全然値が張る、ぽんぽん咲きで人気の園芸種’タッソー ストロベリー&クリーム(Tasso Strawberries & Cream)’は150円程度)。花は小振りなので華やかさはやや劣るが、清楚な白花を冬から楽しめるのが大きな売りである。ちょい置きに良い。耐寒性はあるが、冬は鉢植えにして夜間は軒下(ないし玄関内)に入れるなどの霜除けはした方が(特に葉は)良好な状態を保つことができる。日中は日当たりの良い屋外に置くこと。栽培はまったく難しくないが、酸性土を嫌うという特性があるため、植え付けの際に(水はけの良い)土に有機石灰を少量混ぜ込んでやると良い。乾燥に弱く思いのほか水切れを起こしやすいため、水やり頻度は気持ち多めで。葉がしなしなして花がばたばた倒れてしまったら水切れしてしまった合図なので、早急に水をたっぷり与えること。耐暑性が低いので、基本的には夏になったら傷んで終わり。こぼれダネで増えてもくれるので、地植えで放置しているならまた来年も花は咲くだろう。ヨーロッパでは、雑草。日本でいうところの、タンポポ(蒲公英)だとか、帰化雑草シロツメクサ(白詰草)とか、オオバコ(大葉子)みたいなもののようだ。若い葉や花は食用にできる。
#イングリッシュデージーの鉢植え 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
#イングリッシュデージーの鉢植え 茅ヶ崎市浜之郷 2021/02/07
#イングリッシュデージーの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
イングリッシュデージーの花
花はメキシコヒナギク(めきしこ雛菊)とも呼ばれるペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)に似た感じの、小型な野生白ギクである。清楚で慎ましやかな、かわいらしい花。ノースポールくらいに大きくないと見栄えはしないと感じる人からすると物足りないか。花は朝開いて夜になると閉じるという運動を繰り返す。デイズアイ(Day’s eye、日中に開く瞳)が崩れてデイジーと呼ばれるようになったという。生産者が開花調整したものは12月から咲く。寒い冬は花持ちは良いが、次の蕾もなかなか上がってこない。開花中は液肥を与える。花殻(はながら)は(種子を採るためのものを残して)こまめに摘む(ハサミで花茎下部を切断する)。最盛期は春遅く。咲き終わりが近づくにつれ、花弁の先端は白からうっすらピンク色に染まる。
#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2021/02/21
花盛りな#イングリッシュデージー 茅ヶ崎市浜之郷 2021/02/21
#イングリッシュデージーの総苞 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/23
#イングリッシュデージーの夜になって閉じた花 茅ヶ崎市浜之郷 2021/01/02
春にアブラムシ(油虫)が付くので、「オルトランDX粒剤」などの薬剤で防除する。
横浜市西区・#横浜イングリッシュガーデン
こんにちは。ノビルを採ったのは小学生低学年の頃でしたよ。夜の食卓に出ていました。
今年は色々教えていただき有り難うございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。