大葉子 シソ目/オオバコ科/オオバコ属 花期/4月~9月
学名/Plantago asiatica L. var. asiatica
薬用自生種
オオバコ 鎌倉中央公園 2017/09/19
日当たりの良い道端や、他の草があまり生えていない場所に好んで生える多年草。踏みつけに強く人が踏み固めた土にも生えるため、広場や運動場、ハイキングコース内でもふつうにたくさん見られる代表的な雑草。田んぼの畔など湿った場所にも分布する。ちょっと変態なところがあって、人に踏まれれば踏まれるほど悦んで葉をたくさん茂らせる。
車などが踏み固めた農道に生えるオオバコ(緑色の幅広葉すべて) 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/23
結実期のオオバコ 茅ヶ崎市西久保・小出川土手 2021/11/06
ヨーロッパ原産の帰化植物で近似種に、背高で葉が細身で箆(へら)形のヘラオオバコ(箆大葉子)がある。
オオバコの花
花は、穂の下の方から上へと順に咲いてゆく。花弁はなく蕊のみ。雌蕊(白色突起のみ)が先に出て、続いて雄蕊(長い糸のような先端に葯(やく)が付く)が出る。
オオバコ 平塚市・花菜ガーデン 2017/04/21
オオバコ(周囲の薄紫花はムラサキサギゴケ) 平塚市・花菜ガーデン 2017/04/21