ヤマオダマキ（オオヤマオダマキ）

山苧環　キンポウゲ目／キンポウゲ科／オダマキ属　花期／4月中旬～5月
学名（ヤマオダマキ）／Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc. var. buergeriana
〃（オオヤマオダマキ）／Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc. var. oxysepala (Trautv. et C.A.Mey.) Kitam.

有毒稀少

#オオヤマオダマキ　茅ヶ崎市浜之郷　2024/04/23

山地に生える多年草。日本固有種。日本に自生があるオダマキ二種のうちの一種。花色は赤褐色。青紫色だったらもう一種のミヤマオダマキ（深山苧環）の方。単にオダマキといった場合はオダマキ属に分類される植物の総称ないしよく栽培されるミヤマオダマキの園芸種を指す。神奈川県では丹沢や箱根に多からず分布。湘南・鎌倉・三浦半島に自生なく、栽培されることも滅多にない。また北日本には変種オオヤマオダマキ（大山苧環）なるものあり。大きな違いは花後方の距（きょ）と呼ばれる突起部分の形状で、ヤマオダマキの距はおよそ直線的で、オオヤマオダマキの距はミヤマオダマキ同様にくるっと丸まった姿をしている。草丈は40cm程度で、ミヤマオダマキよりかは少しばかり背高に育つ。※共に見かける機会があまりなさそうなので本頁では併せて掲載する。