ウマノアシガタ

馬の足形 キンポウゲ目/キンポウゲ科/キンポウゲ属 花期/4月下旬~5月
学名/Ranunculus japonicus Thunb.

有毒自生種稀少保護

ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

日当たりの良い草地に生える多年草。別名キンポウゲ(金鳳花)。元来キンポウゲは本種の八重咲き品種を指したらしい。花はケキツネノボタン(毛狐の牡丹)に似るが、ウマノアシガタは全体的な姿が明らかにひょろ長。日陰で生育が悪すぎて豪快に徒長(とちょう)しちゃったかのようなひょろ長。『神奈川県植物誌2018』は”県内ではほぼ全域に分布”があるというが、てんで見かけない。広域にあるため県全体としてはそれなりの数はあるのだろうが、実際に遭遇できる確率としては絶滅危惧IB類以上の希少性を感じている。

ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

茎は細くて、直立し、よく分岐する。草地にあるものは他の草とごっちゃごちゃにまみれて全体像がつかめないこともしばしば。

ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

ウマノアシガタ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

ウマノアシガタ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

葉は、ニリンソウ(二輪草)のようなトリカブト(鳥兜)のような三裂。三出複葉のような形状になることも。ウマノアシガタという名前はこうした葉の形状に由来するらしい。

ウマノアシガタの茎中部の葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタの茎中部の葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

ウマノアシガタの葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタの葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

ウマノアシガタの根生葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタの根生葉 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

ウマノアシガタの花

明るい黄色。花弁は丸っこいのが五枚。照りがある。

ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

#ウマノアシガタ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/26

ウマノアシガタ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

ウマノアシガタ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

毛深く黄色っぽい萼片は、反らず、花弁に貼り付く。

ウマノアシガタの萼 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

ウマノアシガタの萼 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09


東京都文京区・#小石川植物園(薬園保存園)、横浜市戸塚区・#俣野園(鉢植え)

#光則寺

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