オドリコソウ

踊子草 シソ目/シソ科/オドリコソウ属 花期/4月中旬~6月 結実期/5月下旬~7月
学名/Lamium album L. var. barbatum (Siebold & Zucc.) Franch. & Sav.

自生種稀少保護

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

乾燥しない明るい草地に生える多年草。茎は地面を這ってよく分枝(ぶんし)し、枝はくいっと直立してその上部に花を付ける。従って、少数株しかなくとも立派な群落があるように見える。草丈は競合する他の野草なくば30cm程度、草地にまみれるようなら人の膝(ひざ、50cm)くらいまでは立ち上がるか。全草柔らかく、茎は簡単に折れる。神奈川県内の分布はおよそ相模川周辺と大磯丘陵一帯。従って、湘南・鎌倉・三浦半島では主に西湘で自生を見る。三浦半島方面になし。公園や鎌倉の寺境内などで栽培されているものは見かけない。自生地には、まるで雑草のごとくして多数あり。

オドリコソウの群生 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウの群生 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウの葉 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウの葉 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

冬から春にかけて大量に見られるヒメオドリコソウ(姫踊子草)は近似の外来種。明らかに小型で姿も異なるので混同することはない。

オドリコソウの花

花は葉腋から立ち上がるように生え、輪生するように咲く。花色はふつう淡紅色(たんこうしょく、薄ピンク色)、あるいはうっすらとピンクないし黄色がかったほぼ白色。

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 茅ヶ崎市萩園・相模川 2018/04/28

オドリコソウ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

#オドリコソウ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

オドリコソウ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

#オドリコソウ 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09

花が黄色かったら外来種のキバナオドリコソウ(黄花踊子草)。栽培ものが野山に逸出しかけている。


横浜市南区・#こども植物園、横浜市泉区・#天王森泉公園(4月上旬~)

大磯町・東の池、大磯町生沢(道端に多数)、大磯町・鷹取山、茅ヶ崎市萩園・相模川、二宮町・東京大学二宮果樹園跡地周辺

#光則寺(池奥)、#鎌倉風致保存会(5月)、#藤沢えびね・やまゆり園

大和市・泉の森、海老名市上郷、秦野市・弘法山公園、秦野市・葛葉緑地(ほたるの里側の葛葉川、くすのき広場のほたるの道側、けやきの道側の葛葉川)、秦野市・渋沢丘陵、中井町・厳島湿性公園(見晴し広場下)、中井町・雑色横穴墓群(刈払われてしまう)

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