シャシャンボ

小々坊、南燭 ツツジ目/ツツジ科/スノキ属 花期/6月末~7月上旬 結実期/10月~1月
学名/Vaccinium bracteatum Thunb.

自生種稀少保護

神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

海辺の林縁に生えるという常緑の低木。チャンチン(香椿)と双璧をなす変な名前の木であるが中国渡来のものではなく、日本の在来種。古名サシブノキ(烏草樹)のサシブから転訛(てんか)したか。和製ブルーベリーと呼ばれるナツハゼ(夏櫨)の近似種。神奈川県内では三浦半島南端の三浦市・松輪地区のただ一ヶ所で自生が確認されているだけのかなりの希少種。栽培されることもほとんどないので、植物園でごく希に見かける程度か。

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

葉の形状はサザンカ(山茶花)ヒサカキ(姫榊)に似る。

シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06

#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06

ガガンボ(蚊ヶ母)は巨大なカ(蚊)みたいな姿の昆虫。

シャシャンボの花

ぴーんと一直線の長い軸を伸ばし、白色の釣り鐘形の小花を多数咲かせる。ネジキ(捩木)の花序と似ていて紛らわしいが、花期、小花柄(しょうかへい)の色、葉の形状、の違いで明確に見分けられる。シャシャンボは6月末から開花して、小花柄は緑色。ネジキの開花は一ヶ月以上早く5月中旬からで、小花柄は白色である。

シャシャンボの蕾 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06

#シャシャンボの蕾 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30

#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30


横浜市金沢区・#金沢自然公園、横浜市南区・#横浜市こども植物園

#大船フラワーセンター(森の小道、「ネジキ」の園芸ラベルあり)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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