小々坊、南燭 ツツジ目/ツツジ科/スノキ属 花期/6月末~7月上旬 結実期/10月~12月
学名/Vaccinium bracteatum Thunb.
自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IA類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
海辺の林縁に生えるという常緑の小高木。チャンチン(香椿)と双璧をなす変な名前の木であるが中国渡来のものではなく、日本の在来種。古名サシブノキ(烏草樹)のサシブから転訛(てんか)したか。和製ブルーベリーと呼ばれるナツハゼ(夏櫨)の近似種。神奈川県内では三浦半島南端の三浦市・松輪地区のただ一ヶ所で自生が確認されているだけのかなりの希少種。栽培されることもほとんどないので、植物園でごく希に見かける程度か。
#シャシャンボの若木 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/11/13
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
ぱらぱらと実が付いた#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの若葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06
#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/07/04
#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
葉裏の主脈上に節状の突起があるのが本種の特徴。
#シャシャンボの葉裏の主脈上にある突起(白色矢印) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/07/04
#シャシャンボの葉裏 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの葉裏の主脈上にある突起(白色矢印) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの幹 横浜市金沢区・金沢自然公園 2024/11/01
ガガンボ(蚊ヶ母)は巨大なカ(蚊)みたいな姿の昆虫。
シャシャンボの花
ぴーんと一直線の長い軸を伸ばし、白色の釣り鐘形の小花を多数咲かせる。ネジキ(捩木)の花序と似ていて紛らわしいが、花期、小花柄(しょうかへい)の色、葉の形状、の違いで明確に見分けられる。シャシャンボは6月末から開花して、小花柄は緑色。ネジキの開花は一ヶ月以上早く5月中旬からで、小花柄は白色である。
#シャシャンボの蕾 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/06
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/06/30
#シャシャンボの咲き終わり 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/07/05
シャシャンボの実
緑色から黒っぽく熟す。そもそも実付きが悪い上に、熟すまでに徐々に数が減っていく。野鳥に人気なのかもしれない。
#シャシャンボの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/10/10
#シャシャンボの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/11/13
#シャシャンボの熟し始めた実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2024/11/01
#シャシャンボの熟し始めた実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/11/13
#シャシャンボの熟し始めた実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/11/13
#シャシャンボの熟し始めた実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2024/11/13
横浜市金沢区・#金沢自然公園(なんだろ坂、金沢動物園オセアニア区)、横浜市南区・#横浜市こども植物園
#大船フラワーセンター(森の小道に若木、「ネジキ」の園芸ラベルあり⇒令和6年(2024)秋「シャシャンボ」に修正された)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
こんにちは。
イワナンテン(箱根湿生花園)やセイヨウイワナンテン(民家の植え込み)も丈は低いですが、花は似ています。