銀梅花、銀盃花 フトモモ目/フトモモ科/ギンバイカ属 花期/6月 結実期/11月~12月
学名/Myrtus communis L.
食用薬用外来種改良種
#ギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
地中海周辺地域などを原産とする常緑の低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。名は、白色で(植物の世界で金といったら黄色を、銀といったら白色を意味する)、ウメ(梅)のような形状をしている花、の意。葉を揉むと香ることからギンコウバイ(銀香梅)、英名からマートル(Myrtle)とも。キンバイカという呼称は誤り(白花に金や錦の名前が付されるはずもないが、キンバイカという植物はそもそも存在せずキンシバイ(金糸梅)の別名でもない。東北地方の一部でオウバイ(黄梅)をキンバイカと呼ぶことはある)。ギンシバイ(銀糸梅)も誤りで創作された呼び名。ギンバイソウ(銀梅草)は実在するがアジサイ科の別種。常緑の葉が洋風で汚く荒れず花もかわいらしいことから、新しい施設や民家の植え込みや生垣に使われることがある。昭和時代(-1989)のマサキ(柾)、イヌツゲ(犬柘植)、カンツバキ(寒椿)などに取って代わる存在の一つである。鉢植え、トピアリー(Topiary、刈り込んで動物などの姿に造形されたもの)、シンボルツリーにも。
#ギンバイカの植え込み 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカの植え込み 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカの植え込み 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#実がなっているギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
#実がなっているギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
#ギンバイカの葉 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカの葉 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカの葉 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカの葉 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
ギンバイカの花
花径2cmちょっとで、花色は白。同じフトモモ科のフェイジョアのように、豊かすぎる雄蕊が目を見張る。
#ギンバイカの蕾 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
#ギンバイカ 藤沢市・湘南T-SITE 2020/06/09
風雨に弱いのか、一つの花がきれいに咲いている時間は案外短いおそれ。開花初期でありながら、既に雄蕊がとっ散らかって荒れてしまっているものもかなり目立った。花は香ると聞いたことがあるが、本頁掲載のものは無香だった。
ギンバイカの実
ブルーベリーやハスカップのような実ができる。
#ギンバイカの実 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
#ギンバイカの実 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
#ギンバイカの実 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
#ギンバイカの実 藤沢市・湘南T-SITE 2020/11/26
横浜市南区・#こども植物園、横浜市金沢区・#金沢自然公園(ののはな館入口)
#湘南T-SITE
参考資料
『日本植物方言集成』 八坂書房編集・発行(2001)