ハンゲショウ

半化粧、半夏生 コショウ目/ドクダミ科/ハンゲショウ属 花期/6月~7月上旬
学名/Saururus chinensis (Lour.) Baill.

薬用自生種稀少保護

ハンゲショウの花時に白く染まった葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの花時に白く染まった葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

日当たりの良いあるいは明るい木陰の湿地に好んで生える多年草。地下茎を伸ばして増えるので、ふつう群落を作る。湘南・鎌倉・三浦半島にも多くはないが自生地あり。開花時に白く変色する葉が涼しげなので、栽培されることがある。湿地とは言い難い場所に植えられているものもあるので、乾燥しない場所であれば大丈夫なのだろう。雑草が混じると一気に野性味が出てしまうので、ハンゲショウ以外は一本残らず除草できればすっきりと見栄え良い。

ハンゲショウ 鎌倉市・成就院 2017/07/01

#ハンゲショウ 鎌倉市・成就院 2017/07/01

ハンゲショウの群生 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

#ハンゲショウの群生 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/06/09

ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05

#ハンゲショウ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05

ハンゲショウ 二宮町・ラディアン花の丘公園 2021/06/18

ハンゲショウ 二宮町・ラディアン花の丘公園 2021/06/18

ハンゲショウの草姿 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの草姿 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウの草姿 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの草姿 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

花序すぐ下の葉が、開花期間中のみ白粉(おしろい)でも塗ったかのようにきれいに白く染まる。一枚の葉っぱ全体が白くなるのではなく、(葉の表面(おもてめん)の)半分ないし三分の二くらいが白色に変わる。半分白く化粧したようになるので”半化粧”。名前の由来は雑節(ざっせつ)の半夏生(はんげしょう、毎年7月2日頃)の頃に咲くから”半夏生”なのだともいわれるが、植物の名前は季節柄によって付けられるものでなく、その植物を特徴づける外観(見た目)に由来するのがふつう。この植物は誰がどう考えたって葉が白くなることが最大のチャームポイントなのだから、”半化粧”と名付けられたに決まっている。いつ変色するかは、この植物に関してはどうでもよかろう。なお、同様の性質は蔓植物のマタタビ(木天蓼)にも見られる。白い葉は葉焼けを起こしやすいので、日が当たる場所の植栽は白葉の一部が茶色く汚れてしまっているものが多い。

開花前なのでただ真緑色なハンゲショウの葉 横浜市南区・こども植物園 2021/06/12

開花前なのでただ真緑色な#ハンゲショウの葉 横浜市南区・こども植物園 2021/06/12

色付き始めのハンゲショウ 鎌倉中央公園 2017/06/14

色付き始めの#ハンゲショウ 鎌倉中央公園 2017/06/14

ハンゲショウの花時に白く染まった葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの花時に白く染まった葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウの白くならない葉裏 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの白くならない葉裏 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウの葉が白くなる理由は、受粉の手助けとなる虫を呼び寄せるためといわれている。花があまりにも地味なもので、他の雑草にまみれてひっそり咲いていても虫に気づいてもらえない。そこで花弁代わりに葉を白く変色させて目立たせ”いまじつは花咲いてるんですけど、昆虫の皆さん、蜜でも吸いに来ませんか、花粉食べに来ませんか、どうですか”という宣伝。ラーメン店がガラス窓に「冷やし中華 はじめました」と貼り出すのと同じ。

ハンゲショウの花時でも白くならない茎下部の葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウの花時でも白くならない茎下部の葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウの花

白くきれいな花びらが、に見えなくもない部分は前述の通り葉っぱ。花は茎上部の葉腋(ようえき)からにょろっと出ている尻尾のような穂状の花序。花弁はない。はじめはたらりと垂れているが、小花が咲いた部分から直立してゆく。

ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

ハンゲショウ 二宮町・ラディアン花の丘公園 2021/06/18

#ハンゲショウ 二宮町・ラディアン花の丘公園 2021/06/18

ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

#ハンゲショウ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/06/10

雄蕊が長い、花時に葉が白くならない、なんかおかしいぞと感じるものあらばアメリカハンゲショウ(あめりか半化粧、属名からサウルルスとも)かもしれない。ビオトープ向けの水草として市販されている。


横浜市南区・#こども植物園(事務所向い広場の水生植物の池、野草園)

横須賀市・YRP・光の丘水辺公園(通常非公開の自然再生区域「聖なる池」で6月下旬~7月上旬「ハンゲショウ観察会」、ミズキンバイやタシロランついでに終わりかけコクランと併せて)、#光則寺(ハナカイドウ下、池の中島)、#鎌倉中央公園(湿生花園に大群生、ひどい年は雑草に埋もれる)、夫婦池公園(パークセンター裏「湿地の観察テラス」2ヶ所から、雑草・雲の巣・アオバハゴロモ幼虫多め)

葉山町木古庭・#本圓寺、#報国寺、#東慶寺、#海蔵寺(本堂裏の庭園)、#長谷寺(輪蔵裏に少々)、#成就院、#鎌倉広町緑地(御所ヶ谷湿地、雑草混じり)、#大船フラワーセンター、鎌倉広町緑地、茅ヶ崎市・#氷室椿庭園、二宮町・#ラディアン花の丘公園(少ない、二宮果樹公園の薬剤散布日は共に休園)

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