楠、樟 クスノキ目/クスノキ科/クスノキ属 花期/5月上旬~中旬 結実期/10月下旬~11月 紅葉/3月下旬~4月
学名/Cinnamomum camphora (L.) J.Presl
自生種
クスノキの新緑 三浦市三崎町小網代・白髭神社 2017/05/02
中国原産ともいわれる常緑高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。単にクス(楠)とも。ケヤキ(欅)やタブノキ(椨)などと並んで社叢(しゃそう)や公園に多く植えられている。防虫剤などに使われていた樟脳(しょうのう)はこのクスノキが原料。
#クスノキの新緑 平塚市・八幡山公園 2018/04/29
#クスノキの新緑 平塚市・八幡山公園 2018/04/29
#クスノキ 鎌倉市・鶴岡八幡宮 2019/08/11
展望台横の#クスノキ 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21
展望台横の#クスノキ 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21
葉は鋸歯なく縁(ふち)がよく波打つ。ゴールデンウィーク頃(4月末~5月上旬)のクスノキほ新緑は特に目を見張るものがある。
#クスノキの花期の葉 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/29
#クスノキの冬の葉 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21
幹がよくひび割れるのもクスノキの大きな特徴。
#クスノキの幹(樹皮) 平塚市・総合公園 2015/11/11
#クスノキの幹(樹皮) 相模原市南区・相模原 2020/12/08
神奈川県内では、平塚市の市民の木、真鶴町の木に制定されている。
クスノキの花
花は、一般の人は見向きもしないような地味な花。けれどそこはクスノキ。爽やかな香りがさあーっと風に乗って辺りに届けられる。神社境内にクスノキが植えられるのは、大木になること、常緑であること、新緑が美しいことに加えて、この清浄な香りも特別視されたからではないだろうか。
#クスノキ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/04/29
花はどうやら一斉に満開しない。花期半ば以降は咲き終わって茶色く枯れた小花が混じる。その割に遠目ではきれいに満開しているように見えるから不思議。
#クスノキ 寒川神社 2017/05/15
#クスノキ 寒川神社 2017/05/15
既に咲き終わって茶色くなったものも混じる満開時の#クスノキ 茅ヶ崎市・中央公園 2019/05/18
クスノキの実
あれだけたくさんの花を咲かせておいてこれだけか、とこぼしたくもなる実の数の少なさ。
#クスノキの若い実 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/02
#クスノキの実 平塚市・総合公園 2015/11/11
#クスノキの実 平塚市・総合公園 2015/11/11
クスノキの紅葉
春に新しい葉を伸ばす。この若葉が赤みを帯びてる。時をほぼ同じくして、古い葉を一斉にではないが紅葉させては散らしてゆく。この間、大樹の葉が赤っぽく見えて美しい。とはいえ、木の下にはまるで秋を迎えたかのように落ち葉がいっぱい。掃き掃除はたいへんである。
#クスノキの古い葉の紅葉 茅ヶ崎市・中央公園 2019/03/28
#クスノキの若葉と古い葉の紅葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/04/09
#クスノキの若葉と古い葉の紅葉 JR二宮駅南口 2019/04/13 ※平成26年(2014)3月植え替え
#荏柄天神社(授与所前の大木)、#鶴岡八幡宮(流鏑馬馬場、大石段東側など)、#寒川神社(第1駐車場周辺、低所にも花)、平塚市・#総合公園(野外ステージ付近の「市民の木くすのき」碑ある1本、景観重要樹木、その他)、二宮町・#吾妻山公園(展望台横によく目立つ大樹)
茅ヶ崎市・#市役所前庭旧寛永寺石燈籠(茅ヶ崎駅前交差点角、旧本庁舎跡地整備工事に併せて令和2年(2020)1月枝落とし)
アオスジアゲハ蝶は、クスノキの葉が食草です。
自分の住んでいる近所でも見かけるので、探してみようかと思います。