山吹草 キンポウゲ目/ケシ科/ヤマブキソウ属 花期/3月末~4月
学名/Hylomecon japonica (Thunb.) Prantl & Kündig
有毒自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧II類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧II類」
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
山地に生える多年草。群生する。まったく近似種ではないが、ヤマブキと同じ時期に同じような色・形の花を咲かせる。クサヤマブキ(草山吹)とも。草丈は人の脛(すね)から膝(ひざ)下くらいで、高さ30~40cm程度。神奈川県内では北部の小仏山地などに細々と分布あり。湘南・鎌倉・三浦半島では大磯町にのみ密かに自生があるらしい。花が見栄えするため、人に見つかると盗掘されやすい。山野草として栽培されることあり。
ヤマブキソウの群落 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウの群落 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10
葉の形状は変異が大きいようで、ホソバヤマブキソウ(細葉山吹草)やセリバヤマブキソウ(芹葉山吹草)といった品種も。
ヤマブキソウの花
花弁はふつう四枚。ヤマブキは一重咲きなら五枚。
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
ヤマブキソウ 大和市・泉の森 2024/04/10
里山地域の道端などでちらほら見かけるやや小さめな似たような黄色花は、クサノオウ(草の王)。ヤマブキソウもかつてはクサノオウ属に分類されていた。
ヤマブキソウの実
ヤマブキソウの未熟な実 大和市・泉の森 2023/04/19
東京都八王子市・片倉城跡公園(大群生)、横浜市南区・#横浜市こども植物園、横浜市戸塚区・#俣野園
#円覚寺松嶺院、#藤沢えびね・やまゆり園(ホソバヤマブキソウも)
大和市・泉の森(山野草園に群生、4月5日頃)、厚木市・#荻野運動公園(野草園)、厚木市・#神奈川県自然環境保全センター自然観察園(N8-N9、4月中旬)、#箱根湿生花園
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)