North Pole キク目/キク科/フランスギク属 花期/1月~5月 見頃/4月中旬~5月上旬
学名/Leucanthemum paludosum (Poir.) Bonnet & Barratte
外来種改良種
#ノースポール 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02
日当たりの良い場所で園芸栽培される、地中海周辺の北アフリカを原産とする(日本では)一年草(越年草)、の日本国内における流通名。北極ないし北極点という意味の名前で、花の姿から命名されたのだろう。ノースボール(North Ball)、スノーボール(Snow Ball)、ノーズポール(Nose Pole)、などは誤り。ノールポールギク(のーすぽーる菊)とも。旧学名からクリサンセマム・パルドサム(Chrysanthemum Paludosum、クリサンセマム・パルドーサム、クリサンセマム・パルドスム)、単にクリサンセマムと呼ばれることもある。クリサンセマムとはキク属に分類される植物の総称であり、キクの英名でもあるので、近似の他種を指してクリサンセマムと呼ぶこともあるので注意が必要。和名はカンシロギク(寒白菊)というが、耳にすることはまずあるまい。どうやら「サカタのタネ」(横浜市都筑区)の主力商品の一つのようで、同社が運営に関わっている公園の花壇でよく大々的に植栽されている。管理事務所があるような規模の大きな公園でパンジーあたりと大差ない背丈の低い白ギクの群生を見かけたら、おそらくは本種だろうと思う。花が一回り大きいものに園芸種’スノーランド’というものもあるが、見かけない。ホームセンターの園芸コーナーでは冬から春にかけてポット苗が比較的安価でたくさん出回る(1ポット150円程度)。一苗だけちょこんと植えてもあまりぱっとはしない。たくさんまとめて植えて群生させれば、白花の絨毯(じゅうたん)ができて見栄えに優れる。小さな鉢植えにして窓辺に置いてもかわいらしい。
花壇に植えられた#ノースポール 藤沢市・江の島 2019/03/15
花壇に植えられた#ノースポール 藤沢市・江の島 2019/03/15
花壇に密植された#ノースポール 大磯城山公園 2019/04/11
#ノースポール 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02
#ノースポール 藤沢市片瀬海岸・江の島弁天橋 2019/03/15
#ノースポールの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/12/05
#ノースポールの冬の葉 横須賀市・くりはま花の国 2018/02/08
#ノースポールの葉 茅ヶ崎市・鶴嶺東コミュニティセンター 2021/03/04
#ノースポールの葉 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02
#ノースポールと#スノーランド(株の大小は植栽時期の差) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/12/05
#ノースポールと#スノーランドの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/12/05
ノースポールの花
白色花弁(のように見える舌状花)の花が咲く外国産のよくある感じのキクの花。従って、マーガレットやシャスタ・デイジーなどと(花だけを見てしまうと)見分けが難しい。ハマギク(浜菊)なども花は良く似ている。見分けは、基本的には葉の形状で行う。花径は3cm程度。
#ノースポール 横須賀市・くりはま花の国 2017/05/02
#ノースポール 藤沢市・江の島 2019/03/15
#くりはま花の国(ネモフィラのついでに)、#江の島弁天橋(北側花壇、「ノースポール」に併記して「白晶菊」とあるのは中国名)