Shasta daisy キク目/キク科/フランスギク属 花期/4月下旬~7月上旬
学名/Leucanthemum × superbum (Bergmans ex J.W.Ingram) D.H.Kent
外来種改良種
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市浜之郷 2024/04/23
日当たりの良い花壇などで園芸栽培される、(短命な)多年草(宿根草)。アメリカ人育種家ルーサー・バーバンクが明治34年(1901)にフランスギク(ふらんす菊)などから作出したキクの園芸種。日本のハマギク(浜菊)も交配されているらしい。シャスタデイジー、シャスタデージー、シャスタ・デージー、シャスター・デイジー、シャスター・デージー、フランスギク属を意味する学名からレウカンセマムとも。シャスタはカリフォルニア州にある白い雪を湛(たた)えた背高なシャスタ山のこと。ミネラルウォーターのクリスタルガイザー(大塚食品)はこの山の近辺から採水された湧水である。草丈は人の膝(ひざ)から腰くらい。茎はしゅっと直立し、花は上向きに咲く。栽培しやすく良く咲いてくれるため、見かけることがたいへん多い人気のド定番の花である。難点は、タネを蒔いてもすぐには咲いてくれないこと。一回(苦手な)夏越しをしないと咲いてくれないので、ちょっと時間がかかる。耐寒性はあり。希に野山に逸出帰化していることあり。
#シャスタ・デイジーの咲き始め 茅ヶ崎市・前の田 2021/05/10
#シャスタ・デイジーの咲き始め 茅ヶ崎市・前の田 2021/05/10
#シャスタ・デイジーの咲き始め 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
紛らわしいフランスギクとは葉の形状の違いで見分ける。とはいっても一筋縄ではいかないが。シャスタ・デイジーはホームセンター等でもふつうに種子が販売されており、誰でも、気軽に、簡単に、入手して栽培できるものである。対してフランスギクはそうやすやすと手に入れられるものではなく耐暑性もないので、そこいらで見かけたそれっぽいものはシャスタ・デイジーの方であろうと考えて、まず間違いはなかろう。
#シャスタ・デイジーの茎上部の葉 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジーの茎中部の葉 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジーの茎下部の葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
#シャスタ・デイジーの茎下部の葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
#シャスタ・デイジーの花が立ち上がって来る前の根生葉 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
単にデイジー(デージー)といった場合は別種。
シャスタ・デイジーの花
よく見る感じのオーソドックスなキクらしい頭状花序。花弁(のように見える舌状花)は白色。小さからず、大き過ぎず、見るに程度な花径(品種や生育状況、季節などによるが、およそ10cm以下)である。超典型的な白ギク。外国産の園芸種であるが。見頃は初夏。梅雨入りの頃には盛りを過ぎていようから一回切り戻して草姿(そうし)も整え直してやると、もう一回咲いてくれる。
#シャスタ・デイジーの蕾 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジーの蕾 茅ヶ崎市浜之郷 2024/04/23
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
#シャスタ・デイジー 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
#シャスタ・デイジーの総苞 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
#シャスタ・デイジーの総苞 茅ヶ崎市・前の田 2021/04/27
マーガレットは、木。葉の形状もまったく違う。
横浜市戸塚区・#俣野別邸庭園(芝生広場)
鎌倉市植木・#龍宝寺、#氷室椿庭園(フランスギクも)