キボウホウヒルムシロ

喜望峰蛭筵 オモダカ目/レースソウ科/レースソウ属 花期/10月?~5月?
学名/Aponogeton distachyos L.f.

外来種稀少

キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2020/12/22

#キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2020/12/22

園芸栽培される、南アフリカ原産の多年草。いわゆる水草で、中でも水底の土中に根を張り葉を水面に浮かべる浮葉植物(ふよう-)の一種である。生態や葉の形は日本在来のヒルムシロの仲間に似るが、異なる科に分類されている(ヒルムシロはオモダカ目/ヒルムシロ科/ヒルムシロ属)。レースソウのレースは自動車レースではなく、服飾の透かし模様の方。アクアリウムに使われることがあるマダガスカル・レースプラント(レースソウ)の葉が葉脈しかなく透け透けに見えることから。なおキボウホウヒルムシロは透け感のない普通の葉。喜望峰は南アフリカにある岬の名称。ミズサンザシ(水山査子)の名前でも流通している。花が美しいため、栽培されることがごくごく希にある。珍品。

水盤で栽培されているキボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2020/12/22

水盤で栽培されている#キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2020/12/22

キボウホウヒルムシロの花

夏を除いて、長い期間に渡って開花する。神奈川県南部の平地であれば真冬でも咲く。寒くなると休眠してしまうスイレン(睡蓮)と真逆の生育サイクルになるため、冬場の物寂しいスイレン鉢の賑やかしにうってつけの植物かもしれない。

キボウホウヒルムシロの咲き始め 鎌倉市・大巧寺 2019/01/24

#キボウホウヒルムシロの咲き始め 鎌倉市・大巧寺 2019/01/24

キボウホウヒルムシロの咲き始め 鎌倉市・大巧寺 2019/02/01

#キボウホウヒルムシロの咲き始め 鎌倉市・大巧寺 2019/02/01

キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2019/03/31

#キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2019/03/31

キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2019/03/14

#キボウホウヒルムシロ 鎌倉市・大巧寺 2019/03/14


#大巧寺(水鉢、花数多くはないが絶えず咲く)

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ヒルムシロ