カキノキ

柿の木 カキノキ目/カキノキ科/カキノキ属 花期/5月 結実期/9月中旬~11月 紅葉見頃/10月~11月

食用自生種改良種

カキ 藤沢市遠藤 2012/09/12

カキ 藤沢市遠藤 2012/09/12

中国原産という落葉高木で、ふつう雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花。樹木としてはカキノキ(柿の木)、カキノキの実をカキ(柿)という。果実が食用にされるため多品種が生み出されている。日本の山野にヤマガキ(山柿)と呼ばれる自生種のごとき顔をして分布するカキノキがあるが、これも中国からの渡来種が逸出したものという。もしかしたら原種に近い品種かもしれないが、どれがそのヤマガキ(大昔に逸出したもの)でどれがカキノキ(近年逸出あるいは栽培放棄されたもの)なのかの区別がつきかねるので、本頁ではすべてカキノキとしておく。

カキノキの若めの幹 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22

カキノキの若めの幹 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22

藤沢市北部や茅ヶ崎市北部など、里山風景が残っている地域にカキの果樹園や見事な樹木が多い。

カキノキの花

雌雄雑居なため、雌花しか付けない木、ときに両性花があるなど、様々。カキノキは実の採取が目的として植えられているため雌花はたくさん咲いているものの、雄花の方は意外と見かける機会が少ない。壺形のかわいらしい花を付ける。品種が様々あるゆえに、花の形状も様々。

カキノキの雌花の蕾(中央右の尖っているもの) 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花の蕾(中央右の尖っているもの) 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花 茅ヶ崎市萩園・小出川沿い 2018/05/05

カキノキの雌花の咲き終わり 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/15

カキノキの雌花の咲き終わり 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/15

カキノキの実

秋に入ると葉が美しく紅葉(黄葉)し、青かった実は黄赤に熟れる。日本の秋を代表する果物である。モモ(桃)、ナシ(梨)ブドウ(葡萄)と異なり果実に袋をかぶせることはしないため、秋の風物詩として人々の目をも楽しませてくれる。なおカキは隔年で豊作となることが知られる。実が少なかった翌年は多くを付ける。旬は10月から11月にかけて、品種により熟す時期にズレがある。

若いカキ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22

若いカキ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22

未熟なカキ 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2018/08/05

未熟なカキ 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2018/08/05

カキ 藤沢市遠藤 2012/09/12

カキ 藤沢市遠藤 2012/09/12

近頃カキは新しく改良された品種の甘く熟れたものをスーパーマーケットで買うものだという認識が強まっているせいか、実を付けてもまったく収穫しない家が多くなった。庭になったカキを採ってもおいしくないんだもの、と。

カキ 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

カキ 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

カキ 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

カキ 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

カキ 茅ヶ崎市芹沢 2016/10/25

カキ 茅ヶ崎市芹沢 2016/10/25

カキ 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18

カキ 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18

カキ 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18

カキ 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18

神奈川県産のカキ「禅寺丸」


鎌倉時代の建保2年(1214)、二代執権北条義時が三代将軍源実朝を擁して侍所別当和田義盛を滅ぼした(和田合戦、和田義盛の乱)翌年のことであるが、現在の川崎市麻生(あさお)区にある王禅寺(真言宗)持ちの山中で日本初の甘柿が発見されたのがはじまりとされる。江戸時代から昭和初期まで、甘くておいしいカキとして人気を博したという。

カキ('禅寺丸') 横浜市南区・こども植物園 2017/10/24

カキ(’禅寺丸’) 横浜市南区・こども植物園 2017/10/24

王禅寺境内に原木(のひこばえが育ったもの、樹齢伝450年)あり。国登録記念物「禅寺丸柿」。かながわの名木100選「王禅寺のカキの原木」。麻生区の木「禅寺丸柿」。川崎市まちの樹50選「王禅寺【カキノキ】」。小田急小田原線「柿生(かきお)」駅は、周辺地域で禅寺丸が盛んに栽培されていた旧柿生村の名に因む。

木守柿


カキは収穫しても、木守柿(きもりがき、こもりがき、きまもりがき)として少なくとも一つは採らずに木に残しておくもの。来年もよく実りますようにと神様に捧げるものだとか、鳥への施しなどという。

干し柿


干し柿は、湘南・鎌倉・三浦半島では冬でも日中は暖かいため干している最中にカビが生えて腐ってしまう。軒下に渋柿を吊るし干しする光景を目にすることはまずないだろう。寒冷地では冬の風物詩である。

カキノキの紅葉

カキノキの紅葉 横浜市都筑区・茅ヶ崎城址公園 2015/11/03

カキノキの紅葉 横浜市都筑区・茅ヶ崎城址公園 2015/11/03

カキノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2017/10/11

カキノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2017/10/11


横浜市こども植物園(くだもの園に多品種、但し園路から遠くてまともに見れないもの多い)

横須賀市平作(かまくらと三浦半島の古木・名木50選「金井家のカキノキ」)、逗子市名越・法性寺(久木踏切すぐ馬頭観音・轢死者供養塔脇)、明王院、横須賀線扇ヶ谷ガード横(横須賀線を背景に)、鎌倉中央公園、玉縄・龍宝寺、新林公園旧小池邸、茅ヶ崎市芹沢(茅ケ崎里山公園芹沢の池から西へ500mにカキ畑、富士山を背景に)、高来神社(神輿殿裏、花=5月10日頃)

鎌倉市岩瀬・西念寺

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする