アキノタムラソウ

秋の田村草 シソ目/シソ科/アキギリ属 花期/8月中旬~10月中旬

自生種保護

アキノタムラソウ 鎌倉中央公園 2018/07/08

アキノタムラソウ 鎌倉中央公園 2018/07/08

林縁部や草地、ハイキングコース沿いなどに生える多年草。花穂(かすい)が長く伸びるため、草丈は人の膝(ひざ)程度になる。花は初夏から咲くが、一般に数多く見かけるようになるのは晩夏。湘南・鎌倉・三浦半島では、自然が多く残る丘陵地などでは比較的多く見かける普通種。花穂が長いばっかりで花がおとなしすぎる姿なため、栽培されることはまずないだろう。

アキノタムラソウ 藤沢市・新林公園 2016/10/08

アキノタムラソウ 藤沢市・新林公園 2016/10/08

葉は対生、鋸歯はあまり鋭くは尖らずややふっくら丸みを帯びる。葉の形状は成長の度合いによって変異。葉は茎の下方、地面近くに付くので、他の雑草に隠れたりして目立たない。

アキノタムラソウの葉 鎌倉中央公園 2018/07/08

アキノタムラソウの葉 鎌倉中央公園 2018/07/08

花期がすこし早めのナツノタムラソウ(夏の田村草)は湘南・鎌倉・三浦半島に自生なし。全体的な雰囲気はヤマハッカ(山薄荷)とやや見間違えやすいか。アキギリ(秋桐)は湘南・鎌倉・三浦半島ではなぜか栽培ものも見かけない。アキギリの外来種には花壇に植えられる赤色のサルビアがある。名前が紛らわしいタムラソウ(田村草)はまったくの別種でアザミの仲間。

アキノタムラソウの花

花は日の当たる方を向くらしい。ほぼ輪生する。茎・萼のみならず花弁にも白い毛が生えるものが多い。色的には雄蕊の濃い紫色(黒っぽく見える)の葯(やく)がわずかなアクセントとなっている程度で、花弁に入る斑紋は白色なので地味。

アキノタムラソウ 藤沢市・新林公園 2016/10/08

アキノタムラソウ 藤沢市・新林公園 2016/10/08

アキノタムラソウ 鎌倉中央公園 2018/07/08

アキノタムラソウ 鎌倉中央公園 2018/07/08


新林公園(湿性植物区、10月上旬)、高麗山公園、二宮町・せせらぎ公園(8月中旬~9月中旬、入口のハギの並びに)

武山ハイキングコース(砲台山の西方)、神武寺(表参道)

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『アキノタムラソウ』へのコメント

  1. おじじ 投稿日:2020/09/13(日) 16:49:51 ID:bb0d0eeca 返信

    飯島市民の森でも見られます。
    シソの花を大きくしたような感じです。
    群生して咲くと、それなりにきれいに見えるものです。
    花の名前を知っておくと、あれが咲いている、これが咲いていると楽しめます。
    今年は、樹木の伐採があったのか、カラスウリの花と実が見つかりません。
    少し寂しいな。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/09/14(月) 03:53:10 ID:2c06cda6e 返信

      アキノタムラソウは三浦半島近辺では基本的な野草ですね。良好な自然が保全されているかどうかの指標になると思います。

      カラスウリなど蔓植物は嫌われ者なので刈られてしまうこともしばしばあって惜しいですね。地下に塊根が残っているでしょうから、また来年生え出てくるはずです。

      私の居住地周辺にはしょうもない雑草以外何もないので、羨ましい環境です。