浜高燈台 キントラノオ目/トウダイグサ科/トウダイグサ属 花期/6月下旬~7月
有毒自生種稀少保護
ハマタカトウダイ 三浦市・黒崎の鼻 2017/07/07
海辺の日当たりよい草地に生える多年草で、タカトウダイの海岸型。タカトウダイのように背高に直立してしまうと海からの暴風に煽られ倒されてしまうため、ハマタカトウダイは全体的に小さめで草丈も低い。あるいは茎が伸びても地面を這うようにそもそも倒れている。神奈川県内では三浦半島に細々とあるのみか。
ハマタカトウダイ 三浦市・黒崎の鼻 2017/07/07
葉はタカトウダイと同じく縁(ふち)に鋸歯あり。葉先は尖る。海岸型なのでやや厚め。
ハマタカトウダイの葉 三浦市・黒崎の鼻 2017/06/24
海辺に生えるトウダイグサ(燈台草)の仲間には他に岩場を好むイワタイゲキ(岩大戟)があるが、イワタイゲキの葉は鋸歯ない全縁で、苞の先端はやや丸みを帯びる。花期も異なる。
ハマタカトウダイの花
タカトウダイ同様。但し、花序の柄(え)はタカトウダイほど長くなく、花がやや密集して見える。苞(ほう)は先端が尖るので三角形のように見える。
若いハマタカトウダイ 三浦市・黒崎の鼻 2017/07/07
ハマタカトウダイ 三浦市・黒崎の鼻 2017/06/24
ハマタカトウダイ 三浦市・黒崎の鼻 2017/07/07
ハマタカトウダイの実
タカトウダイ同様で、実の表面は無毛で疣(いぼ)のような突起が多数できる。
ハマタカトウダイの若い実 三浦市・黒崎の鼻 2017/07/07
剱崎、城ヶ島、黒崎の鼻、諸磯