燈台草 キントラノオ目/トウダイグサ科/トウダイグサ属 花期/2月下旬~6月
学名/Euphorbia helioscopia L.
有毒自生種
トウダイグサ 平塚市・湘南平 2018/02/27
よく日の当たる明るい草地、荒れ地、道端、田んぼの畦(あぜ)などでよく群生する一年草(越年草)。やや大型化する。名は、姿が燭台(しょくだい)に似ることから。神奈川県内では山地を除いて広く分布がある普通種。農地など市街地に近い場所に多く生えているため目にする機会は多い。野草というよりは雑草。田んぼ周辺には特に多い。トウダイグサの仲間は切ると乳液を出すが、これに触れてしまうとウルシ(漆)のようにかぶれることがあるので注意したい。
田んぼの畦で群生したトウダイグサ 平塚市田村 2024/04/07
2月中旬、ウメ(梅)が見頃の時期を迎えると、バラ(薔薇)の花にも似た姿のトウダイグサの風変わりな葉が人目に留まるようになるだろう。
トウダイグサの若葉 茅ヶ崎市西久保 2019/02/20
立ち上がってきた若いトウダイグサ 茅ヶ崎市西久保 2019/02/20
トウダイグサ 平塚市・湘南平 2017/03/08
トウダイグサ(紫色はヒメオドリコソウ) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/03/01
トウダイグサ 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/03/01
トウダイグサ 平塚市・湘南平 2017/03/08
トウダイグサ 茅ヶ崎市行谷 2018/03/28
近似種に、ナツトウダイ(夏燈台)、ノウルシ(野漆)、タカトウダイ(高燈台)、海浜植物のイワタイゲキ(岩大戟)、ハマタカトウダイ(浜高燈台)などがあるも、本種の姿はかなり独特なので混同することはない。外国産の近似種が、トウダイグサ属に分類される植物を総称するユーフォルビアの名前で園芸栽培されることがある。
丘陵地の林道沿いで見かける小さなトウダイグサのようなものはヤマネコノメソウ(山猫の目草)かもしれない。
トウダイグサの花
トウダイグサ 平塚市・湘南平 2017/03/08
トウダイグサ 平塚市・湘南平 2017/03/08
トウダイグサの実
春の扁平な姿とは随分違った様子に戸惑う。
トウダイグサの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/05/22
トウダイグサの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/05/22
トウダイグサの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/05/22
トウダイグサの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/05/22
湘南タゲリ米の里、湘南平(高麗山公園レストハウス南下)