ショウガ目/カンナ科/カンナ属 花期/6月中旬~11月
学名/Canna × generalis L.H. Bailey & E.Z. Bailey
外来種改良種
#カンナ 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
日当たり良い場所で園芸栽培される、熱帯の中南米が原産という巨大な多年草。園芸種。気温が30℃を優に超えてくるような真夏の間ずっと色鮮やかで大きな花を咲かせ続けるため、公園や施設周辺に植えられることが多い。灼熱の海辺でも耐える。ハナカンナ(花かんな)とも。やや寒さに弱いため、寒冷地では冬場は球根(と一般的には呼ばれるが正しくは根茎(こんけい)という)を掘り上げて保管する必要がじつはある。神奈川県南部で見かけるカンナは植えっぱなしの(花殻(はながら)摘みさえしない)放ったらかしのものばかりなので、一般的な品種であれば植えたままで越冬できるだろう。ホームセンターの園芸コーナーでは年明け以降に春植え球根(と呼ばれる地下茎(ちかけい)、3球入り650円程度)が売り出されるだろう。
#カンナ(右側の岩は立石) 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
#カンナ、立石を背景に 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
#カンナ 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
#カンナ 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
草丈はときに2mを超えてくるほどに大きい。葉は、ショウガ(生姜)やらハナシュクシャ(花縮砂、ジンジャー・リリー)やら、ミョウガ(茗荷)の葉をもっと大きくしたような感じのもの。
#カンナ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/03
#カンナの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17
#カンナの葉 藤沢市・長久保公園 2021/09/15
中郡二宮町の花に制定されている。図案では温かみある橙色の花を採用。町内に見るべき花が見当たらないことを指摘したところ、二宮町観光協会の建物(二宮町駅前町民会館)周辺にカンナが植えられたようだ。※その後、平成30年(2018)4月1日 老朽化に伴い観光協会は町民センター(町役場と吾妻山の間)内に移転した。建物の取り壊しに伴いカンナも滅失。
カンナの花
花色は赤、橙、黄色といった暖色系が主。花弁がひらひらくしゃくしゃっとなっているので構造は判然としないだろう。早い時期だとボリューム感が足らず、満開の頃には咲き終わった花殻も混じってやや見苦しくなるのが難点。残念ながら花殻をこまめに摘む作業が行われることはない。見頃はだいたい7月10日前後か。夏のうちは長きに渡って花を付け続けるが、花数は減り逆に花殻は増えてゆくため花見は夏本番の到来よりも前が良い。
#カンナ 横須賀市・秋谷海岸 2017/07/07
#カンナ 藤沢市・湘南海岸公園 2018/09/24
#カンナ 茅ヶ崎市・中央公園 2016/10/24
#カンナ 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/18
#カンナ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11
花弁が妙に細いものあらば、原種の一つとされるダンドク(檀特)。
カンナの実
#カンナの子房(白色矢印) 茅ヶ崎市矢畑・千ノ川 2019/09/06
#カンナの膨らんできた実 茅ヶ崎市矢畑・千ノ川 2019/09/06
横須賀市・#秋谷海岸(立石側、立石駐車場から入るとよい、橙)、鎌倉市小町二丁目・#JR横須賀線沿い(今小路踏切南側、赤)、鎌倉山・高砂バス停(赤)、#国道134号線小動交差点東側(江ノ電沿線)、#長久保公園(ピンク)、#大船フラワーセンター、#湘南平(テレビ塔を背景に、橙)