キカラスウリ

黄烏瓜 ウリ目/ウリ科/カラスウリ属 花期/6月末~9月 結実期/12月~1月
学名/Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.

薬用自生種稀少保護

キカラスウリの雄花 茅ヶ崎市柳島 2017/07/07

キカラスウリの雄花 茅ヶ崎市柳島 2017/07/07

林縁部に生える蔓性の多年草で、雌雄異株(しゆういしゅ)。有名なカラスウリ(烏瓜)の仲間。とはいえ、カラスウリの単なる色違いで黄色い実がなるバージョンというわけではなく、葉の形状、実の大きさと色、実の中のタネの形状など、差異は大きい。

低木を覆って茂ったキカラスウリ 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

低木を覆って茂ったキカラスウリ 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの日向の葉 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの日向の葉 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの葉 三浦市・諸磯 2023/10/26

キカラスウリの葉 三浦市・諸磯 2023/10/26

葉は、カラスウリにしては光沢を感じるもの。

キカラスウリの葉 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの葉 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの葉 寒川町田畑 2022/07/12

#キカラスウリの葉 寒川町田畑 2022/07/12

キカラスウリの葉 茅ヶ崎市柳島 2017/08/12

キカラスウリの葉 茅ヶ崎市柳島 2017/08/12

キカラスウリの葉裏 茅ヶ崎市柳島 2017/08/12

キカラスウリの葉裏 茅ヶ崎市柳島 2017/08/12

キカラスウリの花

カラスウリより花弁の広がりは優美。花色は純白ではなく少し緑がかったもの。カラスウリ同様、日没を迎えると共に花開き、朝閉じる。

キカラスウリの雄花 茅ヶ崎市柳島(まだ開きかけ) 2017/07/07

キカラスウリの雄花(まだ開きかけ) 茅ヶ崎市柳島 2017/07/07

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島・2017/08/12

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島・2017/08/12

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島 2016/09/17

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島 2016/09/17

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島 2016/09/17

キカラスウリの雌花 茅ヶ崎市柳島 2016/09/17

キカラスウリの実

カラスウリの実より大きく、丸い。

キカラスウリの未熟な実 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの未熟な実 茅ヶ崎市柳島 2020/08/22

キカラスウリの未熟な青い実 茅ヶ崎市柳島 2015/11/27

キカラスウリの未熟な青い実 茅ヶ崎市柳島 2015/11/27

カラスウリは秋に赤っぽく色付くが、キカラスウリの実は色付き遅く冬になるまで待たなければいけない。

キカラスウリの熟しかけの実 茅ヶ崎市柳島 2015/12/22

キカラスウリの熟しかけの実 茅ヶ崎市柳島 2015/12/22

カラスウリとキカラスウリの実の比較 茅ヶ崎市柳島 2015/12/22

カラスウリとキカラスウリの実の比較 茅ヶ崎市柳島 2015/12/22

株が枯れ切った頃にしっかり黄色く色付き、そのまましばらくきれいな状態であってくれれば観賞にも足るがそうはいかず、たちまちしおれて茶色くなってしまう。

キカラスウリの熟した実 茅ヶ崎市柳島 2016/01/11

キカラスウリの熟した実 茅ヶ崎市柳島 2016/01/11

キカラスウリの完熟した実 三浦市三戸 2017/12/10

キカラスウリの完熟した実 三浦市三戸 2017/12/10

キカラスウリの完熟した実 三浦市三戸 2017/12/12

キカラスウリの完熟した実 三浦市三戸 2017/12/12

キカラスウリの半分に切った完熟した実と種子 三浦市三戸 2017/12/12

キカラスウリの半分に切った完熟した実と種子 三浦市三戸 2017/12/12

キカラスウリらしき葉は稀に見かけるが、実がなっている株はなかなかない。雌雄異株なこともあるが、もしかしたら豊富な日照を受けて株が大きく成長しなければ実は付かないかもしれない。蔓植物なので人家に近いものや行政の手が入る場所では目障りなものとして刈られてしまうことも。カラスウリより遙かに稀少である。


茅ヶ崎市柳島・柳島海岸(柳島キャンプ場西側にキカラスウリ群生 ※キャンプ場内は利用者以外立入禁止・通抜けも不可、国道134号線「柳島海岸」交差点南側・刈払われる)

三浦市初声町三戸・「神田入口」バス停(道路北側生垣、道路上を横切る電線に)、横須賀市長井・特別養護老人ホームサニーヒル横須賀(北側生垣に、刈払われる)、寒川町田畑・#宇野製作所(南隣の墓地入口)、寒川町一之宮・上河原(パチンコ店「MONOS寒川南館」南方に少々)、茅ヶ崎市南湖七丁目(「太陽の郷」南側・西浜中学校西側、雄株のみか、刈払われる)

真鶴町・番場浦海岸駐車場(入ってすぐ右手のサクラの木に絡まって)

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カラスウリ

『キカラスウリ』へのコメント

  1. 志賀眞紀子 投稿日:2021/08/23(月) 10:32:21 ID:66cce893b 返信

    一昨日 買い物の帰り道 ツツジの木を覆うように 見たことのあるキカラスウリの葉に似た蔓性の植物が 白い蕾を付けていました。形からすると雌花のようです。開花の様子が見られるかと花瓶に挿していましたら 夕方から開き始めました。咲いた花はネットや図鑑にある大きさに比べ小さいようで 花びらの先まで測っても4cmほどの径でした。栄養不足で小さいのか 似たような植物で種類が違うのか探しましたが 判りませんでした。
    カラスウリもキカラスウリも7~8cmぐらいはありますね。謎です。大きくレースを広げたような開花に出会いたいと思っています。

    • mirusiru.jp 投稿日:2021/08/23(月) 20:16:09 ID:f54ebd402 返信

      花径4cmはなかなかですね。そこまで小さと、逆に話のネタになりそうな。
      花が小さい近似の別種は存じません。
      かつて、それも確か雌花だったとは思いますが、道路のアスファルトの割れ目に生えたいわゆる”ど根性”系の個体で花が小さいキカラスウリは見かけたことがあるような気がします。数値までは覚えていませんけれども。小さすぎて写真に撮る価値なし、と無視しました。それでも5cmくらいはあったと思いますけれど、多分。
      キカラスウリの性質からして、周辺を探せばまだ何本か生えているのでは。全開しているきれいな花に出遭えると良いですね。