Hibiscus アオイ目/アオイ科/フヨウ属 花期/6月~10月
学名/Hibiscus spp.
学名(ブッソウゲ)/Hibiscus rosa-sinensis L.
外来種改良種
#ハイビスカス 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/19
園芸栽培される、南国渡来の常緑低木。ハイビスカスといったら広義ではフヨウ属(ヒビスクス属)に分類される植物の総称。多くの日本人がハイビスカスとして連想するだろうあの赤い花は和名でブッソウゲ(仏桑花)と呼ばれる種。中国原産とされているが野生種が発見されておらず、正しくは原産地不明。この近辺のものを狭義のハイビスカスという。主に、ハワイなど太平洋の島嶼(とうしょ)を原産とするもの、モーリシャスなどインド洋の島嶼を原産とするものがある。園芸種は多彩で、形態や性質から三系統に分けられる。一)オールド系(在来系)は昔ながらの伝統的に栽培されてきたオーソドックスなこてこてのハイビスカスたち。沖縄県でよく栽培されている赤花のブッソウゲなどを指す。花付きが良い、耐暑性と耐寒性がそこそこあって、初心者でも栽培しやすい、という特性あり。但し、悪くいえばありきたりな感じの花が多い。二)コーラル系は、下向きに垂れて咲くフウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)が入ったもの。コーラルは珊瑚のことで、花弁が細めで珊瑚のような花姿をしているため。耐暑性が高くて真夏でも良く咲くが、耐寒性が低いので冬越しに難あり。悪くいうと花の形状に癖がありすぎてハイビスカスっぽくない。三)ハワイアン系はハワイで育種されてきた系統。花がでっかく、色も様々で、豪勢、ゴージャス。但し花数は少なく、耐暑性もいまいち、耐寒性も低い、と栽培に難あり。といった特性を、購入する際には承知しておく必要がある。いずれにせよ、南国の花、夏真っ盛りをイメージする花のくせして、(ちょっとマイナーなコーラル系を除いて)じつは耐暑性があまり高くなく、気温30℃を超えてくるような真夏は花が途切れがちになるので要注意。夏に向けてハイビスカスを買ってきたのに、夏になったらぜんぜん咲かなくなっちゃった、なんていうことも品種によっては起こりうる。真夏の前後にこそ良く咲いてくれるのがハイビスカスだと思っておいた方が良いだろう。植物園の温室などで栽培されているものは通年開花も。ホームセンターの園芸コーナーでは梅雨明け以降に鉢花が売り出されるだろう。湘南・鎌倉・三浦半島の沿岸地域では露地に植えっぱなしのものも見かけることがある。屋外で越冬できるかどうかは品種による。
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ハイビスカスの花
アオイ科の仲間によくある形状。
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#横須賀市南体育会館くりはま花の国プール(園芸研究室=温室)、鎌倉市長谷二丁目・#国道134号線(稲瀬川西側)、#大船フラワーセンター(グリーンハウス ※平成30年(2018)4月1日リニューアルオープンで観賞温室廃止も特に生育に影響なし)
#くりはま花の国(ハーブ園温室にハワイアン・ハイビスカス、数なし)
#小田原フラワーガーデン(トロピカルドーム温室)、#箱根強羅公園(温室「ブーゲンビレア館」)