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上旬
ウメエダシャク
梅枝尺 昆虫/チョウ目/シャクガ科 成虫期/6月
在来種
カタツムリ
蝸牛 軟体動物/有肺目/オナジマイマイ科 見頃/6月
在来種外来種
マイマイ(舞舞)やデンデンムシ(出出虫)とも呼ばれる陸生の巻貝の総称。日本に500種類以上もいるらしい。虫ではない。年中見られるが、やはり雨多く降る梅雨の時期に人気を博す。
人が日常的に目にする大型のカタツムリは本来、森林の樹上で生活している。基本的に夜行性。直射日光は嫌い。
樹上で休むミズジマイマイ 清水谷 2016/09/09
昭和時代(-1989)、カタツムリは林近くのコンクリート塀でも普通に見られたものだが、宅地化の進行に伴い樹林が減少、コンクリート塀は地震で倒壊するため危険といわれ減少、これに伴いカタツムリも激減した。更にいえば、カタツムリを捕食するあれだけたくさんいたマイマイカブリ(蝸牛被)も滅多に見かけなくなったような気がする。
カタツムリはなぜコンクリートブロック塀を好むのか
殻を維持するために、コンクリートに含まれているカルシウム分を摂取しているとされる。表面に生える藻(も)も格好の餌になる。
湘南・鎌倉地方で一般的に見られるのは、比較的大きく殻に筋のあるミスジマイマイ(三条蝸牛)、殻が左巻きのヒダリマキマイマイ(左巻蝸牛)、小振りで丸みのあるウスカワマイマイ(薄皮蝸牛)、外来種のオナジマイマイ(同蝸牛)あたりだろうと思われる。西日本原産のコハクオナジマイマイ(琥珀同蝸牛)もところにより見かけることがあるかもしれない。
ミズジマイマイ 清水谷 2016/09/09
カタツムリの飼育方法
飼育容器
ふつうに蓋付きのプラスチックケースでよい。カタツムリが這った痕にはしつこいぬめりが残るため、こすり洗いしやすいものを。
霧吹きをして容器内を軽く湿らせておくこと。カタツムリは乾燥が苦手。
餌
カタツムリの餌は、樹皮に生えた藻(も)の仲間や、柔らかい葉、朽ちた草など。カタツムリの種類によって食べるものは異なるが、およそ草食であり、飼育する際にはナス(茄子)・キュウリ(胡瓜)・ニンジン(人参)など柔らかい野菜や果物を中心に与えるとよい。意外と好みがうるさいので、24時間経過しても食べていないようであれば違うものに取り替える。意外なところでは、ティッシュペーパーや色紙も食べる(食べたものと同色の糞を排出する)。アジサイ(紫陽花)は食べない。
野菜のみでは殻が薄っぺらくしか育たないないため、カルシウムを多く含むものも添えること。鶏卵の殻も口(底面にちゃんとある)でばりばりかじって食べる。
カタツムリは寄生虫を宿している場合があるので、むやみに触らないこと。触れた場合は手をよく石鹸で洗うこと。
ちなみに、殻のないカタツムリの仲間をナメクジ(蛞蝓)と呼ぶ。丘陵の森林内には体長が15cmを超える巨大なヤマナメクジ(山蛞蝓)がいる。
清水谷
カミキリムシ
髪切虫 昆虫/甲虫目/カミキリムシ科 成虫期/6月~8月
危険在来種駆除稀少保護
ホシベニカミキリ
星紅髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険在来種保護
ゴマダラカミキリ
胡麻斑髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険在来種保護
キボシカミキリ
黄星髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険外来種
クビアカツヤカミキリ
首赤艶髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 成虫期/6月~8月
危険外来種駆除稀少
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
クワカミキリ
桑髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険在来種
ウスバカミキリ
薄翅髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険在来種
ミヤマカミキリ
深山髪切 昆虫/コウチュウ目/カミキリムシ科 見頃/6月~8月
危険在来種
カノコガ
鹿子蛾 昆虫/チョウ目/ヒトリガ科/カノコガ属 成虫期/6月~9月
在来種
ウデゲヒメホソアシナガバエ
腕毛姫細脚長蠅 昆虫/ハエ目/アシナガバエ科 成虫期/6月~10月
自生種
カイコ
蚕 昆虫/チョウ目/カイコガ科/カイコガ属 幼虫期/5月~9月 成虫期/6月~10月
改良種
ゴキブリ
蜚蠊 昆虫/ゴキブリ目 出現期/通年(主に6月~10月)
在来種外来種
中旬
ヘイケボタル
平家蛍 昆虫/コウチュウ目/ホタル科/ゲンジボタル属 見頃/6月中旬~7月
在来種稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「準絶滅危惧」
ゲンジボタル(源氏蛍)よりやや発生時期が遅い。またゲンジボタルより小型なため発光はやや弱く点滅時間は短い。発生期間は長めであるが、短期に多数が集中して乱舞する傾向は見られない。従ってホタル狩りには不向きであり、ホタルの保護活動は主にゲンジボタルばかりであるのが実情。
生息場所もゲンジボタルとは異なっており、ゲンジボタルが流れのある小川を好むのに対し、ヘイケボタルは田んぼや湿地などの止水に生息する。高度経済成長期に田んぼで強力な農薬が使用され、湿地も埋め立て開発されて宅地と化したため、ヘイケボタルは大いに数を減らしてしまった。
ヘイケボタルの幼虫 2018/02/14
横浜市栄区
瀬上市民の森(横浜栄高校南から小川に沿って入り左手の湿地・田んぼ側)、横浜自然観察の森(自然観察センター東側の「ヘイケボタルの湿地」、ゲンジボタル・ヘイケボタルの保全地区として「ふるさといきものの里百選」)、小菅ケ谷北公園
横浜市戸塚区
舞岡公園
横須賀市
湘南佐島なぎさの丘佐島の丘公園(ヘイケボタル放流中、観察・撮影に適さない)、野比(久里浜医療センター北側棚田すぐ北東の千駄川、6月中旬に横須賀ほたるの会主催「野比ホタル観察会」・予約不要・無料)
三浦市
小網代の森
鎌倉市
夫婦池、鎌倉中央公園(田んぼ、小段谷戸、6月および7月に夜の自然観察会)、広町緑地(7月中旬に「広町のヘイケボタル観察会」・湘南モノレール西鎌倉駅集合・資料ガイド付き300円・事前申込制)
平塚市
金目親水公園(平成29年(2017)2月幼虫50匹を初放流)
カブトムシ
甲虫、兜虫 昆虫/コウチュウ目/コガネムシ科/カブトムシ属 成虫期/6月中旬~8月
在来種
下旬
ホウネンエビ
豊年蝦 節足動物/無甲目/ホウネンエビ科 見頃/6月下旬~7月上旬
在来種稀少保護
ヒメハルゼミ
姫春蝉 昆虫/カメムシ目/セミ科/ヒメハルゼミ属 成虫期/6月下旬~7月上旬
在来種稀少保護
神奈川県レッドリスト2006「準絶滅危惧」
ハルゼミ(春蝉)は4月末から鳴き始めるが、ヒメハルゼミは梅雨の時期。神奈川県では、箱根湯本の早雲寺裏の叢林(そうりん)早雲公園(県指定天然記念物「早雲寺林」、早雲寺所有)にのみ生息している。
ヒメハルゼミは一匹が音頭を取るように鳴き始めるとたちまち大集団が大合唱を始め、しばらくするとさーっと潮が引くように一斉に鳴き止むから不思議だ。スコールのようにざーっと鳴いて、さーっと静寂に戻る。この繰り返し。
初めて早雲寺を訪れたとき、庫裡の裏の方から突然「ガシャーンガシャーンガシャーン」と織機か何かの町工場的な音がうるさく聞こえてきて、こんな場所では稀少なヒメハルゼミの生態に悪影響を及ぼしてしまうのではないかと眉をひそめたものだが、その機械音こそがヒメハルゼミの鳴き声なのだと、30分程たってようやく気が付いた恥ずかしい思い出がある。ぜひ不思議な蝉時雨(せみしぐれ)はぜひライヴで体感してほしい。
早雲公園
アオバハゴロモ(ハト)の幼虫
青羽羽衣 昆虫/カメムシ目/アオバハゴロモ科/アオバハゴロモ属 幼虫期/6月下旬~8月 成虫期/7月~9月
在来種
ニイニイゼミ
にいにい蝉 昆虫/カメムシ目/セミ科/ニイニイゼミ属 成虫期/6月下旬~8月
在来種保護
カタツムリ:
最低気温が氷点下 1.0℃ を記録した今朝、
(日当たりの良い)ウッドデッキ上に凍結状態の小さな小さなカタツムリを見つけた。
しかも殻から軟体部も触覚(目)も出ており、移動中だったらしい状態で。
啓蟄とは言え、カタツムリが出現していたとは驚きです。
見慣れない模様なので、調べてみたところ「ヒタチマイマイ類」が有力です。
ヒタチマイマイ類 Euhadra brandtii について – CORE
https://core.ac.uk/download/pdf/160754402.pdf
ひょっとしたら仮死状態なのかもしれないと放置していたが、正午には消えていた。
野鳥に採食されたのか、蘇ったのか、真相は謎です。