蜚蠊 昆虫/ゴキブリ目 出現期/通年(主に6月~10月)
在来種外来種
クロゴキブリ 大磯町西小磯 2016/09/26
夜中に部屋の中をかさこそ這い回る嫌われ者のアイツ。「一匹見つけたら百匹いる」などと人々から恐れられているようだが、屋外にはもっとたくさんいる。クワガタムシ(鍬形虫)のごとく木に張り付いていたり、キリギリス(螽蟖)のごとく葉っぱの上で休んでいたり、コオロギ(蟋蟀)のように地面に積もった枯草に潜んでいたり、と、植物観察をしていればふつうに遭遇する。そこいらの野山にゴキブリはわんさかいる。真夜中、舗装された道路の上をてくてく歩いていることだって。自然界における天敵は大型のクモ(蜘蛛)が知られているが、じつはカエル(蛙)こそが最大の捕食者ではないか。食べるのは丸呑みできる一口サイズのゴキブリに限られるけれども。
クロゴキブリ
黒蜚蠊 昆虫/ゴキブリ目/ゴキブリ科/ゴキブリ属
外来種
中国南部・東南アジアが原産とかいわれる、どこにでもいる典型的なゴキブリ。光の具合で見え方は異なり、茶色っぽい、飴色っぽい、黒っぽい、と感じられるだろう。ゴキブリとして絵に描かれるのは必ず本種というくらい、代表的な黒光りするゴキブリ。人家の中によく侵入するが、屋外にもいる。必殺技は”こっちに向かって飛んでくる”攻撃(本人は逃げているつもり)。基本的には夜行性。
クロゴキブリ 大磯町西小磯 2016/09/26
クロゴキブリ 大磯町西小磯 2016/09/26
夜、”木にクワガタが”と思いきやクロゴキブリだった──、はあるある過ぎる話。
樹液も好物クロゴキブリ 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2019/08/20
モリチャバネゴキブリ
森茶翅蜚蠊 昆虫/ゴキブリ目/チャバネゴキブリ科/チャバネゴキブリ属
在来種
モリチャバネゴキブリ 鎌倉市・報国寺 2017/06/06
野山に生息している代表的なゴキブリ。地べたにいる。林床のすこし湿った枯草がお好みか。人の気配を感じれば一目散に逃げてゆくのがふつう。人家の中には侵入してこない。植物観察をしている人にはお馴染みの子。
馬堀自然教育園
キスジゴキブリ
黄条蜚蠊 昆虫/ゴキブリ目/チャバネゴキブリ科/モリゴキブリ属
在来種
キスジゴキブリ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
野山にいるゴキブリ。南国に生息しているようだが、地球温暖化で分布域を北へ北へ広げて行きそうな雲行き。今のところは神奈川県が北限のようだ。人家の中には侵入してこない。
モリチャバネゴキブリ
庭の局地的に棲息しています。
形態から「ゴキブリ」っぽいとの初見でしたが、
「同定」には至らず、ず~と気になっていた小さな昆虫でした。
・居場所は一定で、
・腐植質の堆積環境で、
・うじゃうじゃと集団で棲息し、忙しげにちょこまかと動き回っています。
当サイト(mirusiru.jp)の「画像」のおかげで、ようやく同定に至りました。
「種」が判明したので、生態も知ることができます。
当サイトに感謝です。