ツタ

蔦 ブドウ目/ブドウ科/ツタ属 花期/6月下旬~7月 結実期/10月~11月 紅葉/11月中旬~下旬

自生種

ツタの葉 逗子市・国道134号線飯島トンネル 2016/06/06

ツタの葉 逗子市・国道134号線飯島トンネル 2016/06/06

落葉の藤本(とうほん)で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。岩などを”つた”って這いのぼることからツタというらしい。夏に花を咲かせるため別名ナツヅタ(夏蔦)。秋には紅葉が美しく、冬は落葉する。英語でアイビー(Ivy)。岡山県の倉敷アイビースクエア(倉敷美観地区)や、兵庫県の阪神甲子園球場を覆っていることでも有名。名前がよく似たキヅタ(木蔦)の花期は秋。キヅタは葉の形状も大きさも異なっているので混同されることはないだろう。ツタは湘南・鎌倉・三浦半島で普通種。林の周辺のみならず、市街地の電柱などに絡まっていたりする。民家のコンクリート塀を覆い隠すように植栽もされるので、それらの逸出かもしれない。

ツタの葉 横須賀市長井・荒崎公園近隣の民家の塀 2017/06/28

ツタの葉 横須賀市長井・荒崎公園近隣の民家の塀 2017/06/28

ツタの幼木の小さな葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタの幼木の小さな葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

幼木の葉は小葉三枚に完全に分かれるものがある。ツタウルシ(蔦漆)の葉とたいへん紛らわしいが、ツタは鋸歯の先端が棘(とげ)状に尖っている。ツタの頂小葉は柄(え)が短く、ツタウルシの頂小葉の柄は長い、との記述を見たことがあるが、どちらとも言い難い状態のものがたくさんあるのでこれをもって判別することはできない。ツタは切断面から乳液などを出さない。

ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタの幼木の葉 鎌倉市十二所・天園~鎌倉霊園 2018/04/21

ツタの幼木の葉 鎌倉市十二所・天園~鎌倉霊園 2018/04/21

茎の途中からカエル(蛙)の手のような形をしたものを伸ばし、指先の吸盤を使って他の樹木や壁などに強固にへばり付き、上へ上へとよじのぼってゆく。壁に残っているのは刈払いされた際に無理矢理剥がされた吸盤の痕跡。

ツタの吸盤 逗子市・飯島トンネル 2016/06/06

ツタの吸盤 逗子市・飯島トンネル 2016/06/06

ツタの花

葉に隠れるようにして咲く。蕾は、”花を見逃してしまったかな、いつの間にかもう咲き終わっちゃったみたいだな”と勘違いしてしまうほど若い実のような形状をしていて紛らわしい。花は両性花。

ツタの蕾 寒川町田端・湘南銀河大橋周辺 2018/06/21

ツタの蕾 寒川町田端・湘南銀河大橋周辺 2018/06/21

ツタの蕾 茅ヶ崎市萩園 2018/06/21

ツタの蕾 茅ヶ崎市萩園 2018/06/21

ツタ 寒川町田端・湘南銀河大橋東側 2018/06/21

ツタ 寒川町田端・湘南銀河大橋東側 2018/06/21

ツタの実

葉に隠れて小さな実がなる。姿は確かにブドウ(葡萄)の仲間。

ツタの未熟な実 葉山町上山口 2017/10/05

ツタの未熟な実 葉山町上山口 2017/10/05

葉が紅葉して落ちると完熟した実が露(あらわ)になって鳥に食べられ、消化されない種子が糞に混じって排出されて散布される仕組み。

ツタの実 大磯町高麗 2017/11/17

ツタの実 大磯町高麗 2017/11/17

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの実 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの紅葉

赤銅色(しゃくどういろ)などに鮮やかに色づき、落葉する。

ツタの紅葉 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの紅葉 葉山町上山口 2017/11/05

ツタの紅葉 大磯町高麗 2017/11/17

ツタの紅葉 大磯町高麗 2017/11/17


葉山町・鎌地不動の湧水(北側)、国道134号線飯島トンネル(鎌倉市材木座側)、湘南海岸砂防林(林床にはツタウルシのような葉が多く見られる)、大磯町高麗(大磯町生涯学習館入口の南並び民家万年塀に、紅葉発色すこぶる良好)

横須賀市・荒崎公園(入口の民家塀)、逗子市・国道134号線伊勢山トンネル(東側沿道)、名越・大黒堂(南隣の民家塀)

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