ツタウルシ

蔦漆 ムクロジ目/ウルシ科/ウルシ属 花期/4月下旬~5月 結実期/8月~9月 紅葉/12月
学名/Toxicodendron orientale Greene

有毒危険自生種

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・市境広場~鎌倉市・鎌倉霊園 2018/04/21

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・市境広場~鎌倉市・鎌倉霊園 2018/04/21

蔓性の落葉藤本(とうほん)で、雌雄異株(しゆういしゅ)。丘陵地や山地の林床に生える蔓性のウルシ(漆)の仲間。湘南・鎌倉・三浦半島で見かける機会はさほどはないが、あるところにはたくさん生えている。ハイキングコース沿いなどでは大きく成長する前に刈られてしまっていて目立たないだけかもしれない。ツタウルシはウルシの仲間としては最強のかぶれ成分を含有しているといわれるので、林の中で出遭った三出複葉の植物にはくれぐれも素手で触れたりせぬように。葉の形状がどことなく似ているものに、ツタ(蔦)の幼木、ボタンヅル(牡丹蔓)の仲間、ハンショウヅル(半鐘蔓)シロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)がある。

キヅタやツタと混生するツタウルシ 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2018/04/24

キヅタやツタと混生するツタウルシ 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2018/04/24

丘陵の斜面を這ったツタウルシ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

丘陵の斜面を這ったツタウルシ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

丘陵の斜面を這ったツタウルシ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

丘陵の斜面を這ったツタウルシ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

ツタウルシの葉は一回三出複葉(茎から分岐した柄の先に”小葉3枚×1セット”の計3枚の葉が付く)。幼木のうちは鋸歯があり、これがツタの幼木の葉にそっくり。成木になるにつれ鋸歯は減り、いずれ全縁(ぜんえん)になる。

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・市境広場~鎌倉市・鎌倉霊園 2018/04/21

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・市境広場~鎌倉市・鎌倉霊園 2018/04/21

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森~鎌倉市・天園 2018/04/21

ツタウルシの幼木の葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森~鎌倉市・天園 2018/04/21

ツタウルシの幼木の葉 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

ツタウルシの幼木の葉 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

ツタウルシの幼木の葉 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

ツタウルシの幼木の葉 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04

ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

参考)ツタの幼木の葉 茅ヶ崎市萩園 2018/04/26

ツタウルシの花

花が咲くほど大きく成長した株をなかなか見かけない。よって花も見かけない。

ツタウルシの実

ツタウルシの紅葉

秋深まって、というよりもう冬に入ったところで、ひときわ赤く紅葉する。

ツタウルシの紅葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31

ツタウルシの紅葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31

ツタウルシの紅葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31

ツタウルシの紅葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31

ツタウルシの黄葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31

ツタウルシの黄葉 大和市・深見歴史の森 2018/12/31


横浜市栄区・横浜自然観察の森(タンポポの道8~9、コナラの道8~9=5月上旬、コナラの道11~18とその延長の尾根沿い=大丸山~天園)、横浜市緑区・四季の森公園(里山林内、北西口2~北西口3)

鎌倉霊園、鎌倉霊園~天園、円覚寺松嶺院、化粧坂、台峯緑地(谷戸の池西)、鎌倉中央公園、散在ガ池森林公園

大和市・深見歴史の森

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