ツルカノコソウ

蔓鹿の子草 マツムシソウ目/スイカズラ科/カノコソウ属 花期/4月 結実期/5月

自生種保護

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

丘陵地や山地の林縁部や林内のハイキングコース沿いなどに生える多年草。名前に騙されるが蔓植物ではまったくなく、直立するふつうの姿の草である。湘南・鎌倉・三浦半島では、自然が多く残っているニリンソウ(二輪草)ツクバトリカブト(筑波鳥兜)などが生えるような場所に自生あり。

ツルカノコソウの葉 横浜市金沢区・金沢市民の森 2018/04/21

ツルカノコソウの葉 横浜市金沢区・金沢市民の森 2018/04/21

地表に這うように長いランナー(走出枝、ストロン・匍匐茎 ※当サイトでは両者を厳格には区別せずランナーと呼ぶ)を直線的に伸ばす。これが名前に蔓が冠された理由。

ツルカノコソウの走出枝 横浜市金沢区・金沢市民の森 2018/04/21

ツルカノコソウの走出枝 横浜市金沢区・金沢市民の森 2018/04/21

造成された河川土手など人の手が加わっているようなところに生えているのは外来種のノヂシャ(野萵苣)ないしシロノヂシャ(白野萵苣)。ノヂシャの方が明らかに小型で葉の形状もまったく異なるが、花の写真だけを見比べるとよく似ているので混同されることがある。大きく成長した花期の終わりは、オヤブジラミ(雄藪虱)などとも紛らわしい。

ツルカノコソウの花

蕾はうっすら桃色がかってかわいらしい。花色は白。小花一つ一つは極小である。花を咲かせている最中に茎をどんどん長く伸ばしてゆくので、花期の始めと終わり頃とでは全体的な姿が随分と違ってくる。

花期始めでまだ茎が伸長していないツルカノコソウ 葉山町・逗子市・森戸川林道 2018/03/18

花期始めでまだ茎が伸長していないツルカノコソウ 葉山町・逗子市・森戸川林道 2018/03/18

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

ツルカノコソウ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/04/14

実も多くでき始めたツルカノコソウ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

実も多くでき始めたツルカノコソウ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

実も多くでき始めたツルカノコソウ 鎌倉市・衣張山 2018/04/22

実も多くでき始めたツルカノコソウ 鎌倉市・衣張山 2018/04/22

実も多くでき始めたツルカノコソウ 鎌倉市・衣張山 2018/04/22

実も多くでき始めたツルカノコソウ 鎌倉市・衣張山 2018/04/22

花期も終わりに近づいてきたツルカノコソウ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

花期も終わりに近づいてきたツルカノコソウ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21


横浜市金沢区・金沢市民の森、横浜市金沢区・金沢自然公園、横浜市栄区・横浜自然観察の森(コナラの道沿いを中心に園内にたいへん多い)

森戸川林道、衣張山(北嶺)、浄智寺谷戸(最奥)、大磯町生沢・谷戸川(並行する道路沿い)

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