蔓苦草 シソ目/シソ科/ニガクサ属 花期/7月中旬~9月
自生種稀少保護
ツルニガクサ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
半日陰の林縁部やハイキングコース沿いなどに生える多年草で、ニガクサの近似種。名前にツルが付いているが蔓植物ではない。匍匐(ほふく)したり倒れがちだったりするわけでもなく、姿はニガクサに同じ。湘南・鎌倉・三浦半島ではほとんど見かけない。比較的三浦丘陵には多いか。通路確保のために行われる夏場の刈払いの被害に遭いやすい。
ツルニガクサの葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
ツルニガクサの花
ニガクサと同様。ニガクサとツルニガクサの違いは、ツルニガクサの萼筒に腺毛が密生していることくらい。萼周りに短い毛がもふもふに生えていたらツルニガクサ。ルーペはなくとも肉眼でぎりぎり確認できる(写真で見るよりも明確な差異あり)。ツルニガクサの開花時の萼片は外側に開かずほんの少しだけ内側に閉じ気味になる、ニガクサの萼片は外側へ軽く開く、という微妙な違いも見分けのポイントに。
ツルニガクサ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
ツルニガクサ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
ツルニガクサ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
東京都小金井市他・#野川公園(自然観察園)、横浜市栄区・横浜自然観察の森(7月下旬)、横浜市戸塚区・舞岡公園
鎌倉広町緑地
観音崎公園
横浜自然観察の森で咲いていたのは、ツルニガクサでしたか。
萼の腺毛は、気がついていませんでした。
来年は、よく見てみます。