Tomato ナス目/ナス科/ナス属 花期/5月下旬~8月 結実期/6月下旬~9月上旬
学名/Solanum lycopersicum L.
食用改良種
市販のカラフルな#ミニトマト 2020/07/24
南米のアンデス山脈を原産とする、(日本では)一年草。ナス(茄子)やジャガイモ(馬鈴薯)と同じナス科の植物。原種のトマトは日本人に馴染み深い大玉のトマトではなく、いわゆるミニトマト(プチトマト)に近い姿のもの。英名Tomatoはおよそトメイトウ(強勢はメ)と発音する。イタリア料理でよく使われるポモドーロ(Pomodoro)はイタリア語でトマト。湘南・鎌倉・三浦半島でも数多くの農家がビニールハウスで栽培しており、一年を通して一般的に流通している。本来は夏野菜なので、市民農園などの露地で栽培されるのは初夏から夏の間にかけて。多くの品種が出回っており、葉も花も実も様子は様々。
トマトは(他の植物に絡まって這い上ろうとする性質がある)蔓植物ではないが茎が細く、地べたを這って横に広がるように生える。それでは場所を取って仕方がないので支柱を立てて茎を紐などを使って結わえ付け、縦方向に上に上に伸びるように栽培する手法がふつう。
#トマトの葉 茅ヶ崎市萩園 2018/06/12
トマトの花
株が成長するに従って次々と蕾を付けてゆき、花は順次咲かせてゆく。従って一斉に満開にはならないが、花は長きに渡って常に咲いている状態に。ナス科を思わせる形状で、花色は黄色。花は下を向く。
#トマト(’アイコ’) 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/08
#トマト(’アイコ’) 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/08
#トマト 茅ヶ崎市萩園 2018/06/12
#トマト 茅ヶ崎市萩園 2018/06/12
トマトの実
瑞々(みずみず)しさが売りのトマトの実。果物などに共通する話ではあるが、できるだけ水やりは控えた方が甘みが増しておいしい実ができるという。
#トマトの若い実 茅ヶ崎市萩園 2018/06/12
未熟な実にはトマチンと呼ばれる苦みを伴う有毒成分が多く含まれているので注意が必要。未熟な実、萼(一般にはヘタ(蔕)と呼ばれる)、茎や葉は、有毒である。結構な量を一気に摂取しない限りは死ぬようなことはないだろうけれども、食べないこと。完熟した実に有毒成分はほとんどないので、食べて安全である。
#トマトの未熟な実 茅ヶ崎市萩園 2018/06/12
苗がホームセンターの園芸コーナーで安価で販売されているため、少々場所は取るものの民家の庭などでも手軽に栽培できる。ただし、自分で育てたトマトがようやく収穫できるようになった頃には、じつは市場(しじょう)も最盛期で、スーパーマーケットへ行けばきれいなトマトがびっくりするほど安価で大量に売られていたりするので、買った方がぜんぜん手っ取り早かったのではないか、という気分に陥ったりはする。
#トマトの熟し始めた実 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02
#トマトの熟した実 茅ヶ崎市・鶴嶺東コミュニティセンター 2018/08/16
#トマトの熟した実 茅ヶ崎市・鶴嶺東コミュニティセンター 2018/08/16
#トマト(’アイコ’)の熟した食べ頃の(やけに大きく太った)実 茅ヶ崎市浜之郷 2019/06/28
双頭の#ミニトマト 茅ヶ崎市浜之郷 2021/07/29
身近なところでヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)なるトマトの近縁種が自生しているが、この実は有毒なので食べてはいけない。野良に生えているトマトのような姿の実で食べられるものはない。