梔子 リンドウ目/アカネ科/クチナシ属 花期/6月~7月中旬 結実期/11月~1月
学名/Gardenia jasminoides Ellis
薬用外来種改良種
#クチナシ 小田原市・松永記念館 2018/05/26
西日本には自生するという常緑低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。神奈川県内では栽培ものを見るのみ。花の大きさや形状だけを取ってみても違いがあるので、中国原産種や品種改良されたものなどが多く出回っているものと思われる。※明確に見分ける手立てがないので本項ではすべてひっくるめて(広義の)クチナシとしておく。英名からガーデニアとも。
#クチナシ 小田原市・松永記念館 2018/05/26
#クチナシ 鎌倉市・大巧寺 2017/06/14
#ヤエクチナシの葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/11/21
葉には、尻に一本角(つの)を生やした巨大青虫、オオスカシバ(大透翅)というスズメガ(雀蛾)の幼虫が付いていることあるので要注意。毒はないが、気持ち悪い。花も葉も食い荒らしてしまう。
#コクチナシに付いていたオオスカシバの幼虫、人に見つかり葉っぱか何かに擬態中 寒川町一之宮 2022/06/03
クチナシの花
花は純白、美しさが目を惹くだろう。すぐに傷んで茶色くなってしまうのが玉に瑕(きず)ながら、いつまでも甘い香りを放ち続けるのは大きな魅力。
#クチナシ 小田原市・松永記念館 2018/05/26
#クチナシ 小田原市・松永記念館 2018/05/26
#クチナシ 小田原市・松永記念館 2018/05/26
#クチナシ 鎌倉市山ノ内 2017/06/14
#クチナシ 鎌倉市・大巧寺 2017/06/14
#クチナシ 鎌倉市・大巧寺 2017/06/14
本来は一重咲き。八重咲きのヤエクチナシは園芸種。
#ヤエクチナシ 藤沢市・長久保公園 2018/06/26
葉も花も小振りな変種はコクチナシ(小梔子)という。園芸種が出回っているのだろう、中間的な大きさのものも見かける。
#コクチナシ 藤沢市・長久保公園 2018/06/26
#コクチナシ 寒川町・一之宮緑道 2022/06/30
#コクチナシ 寒川町・一之宮緑道 2022/06/30
#コクチナシと#クチナシの大きさ比較 茅ヶ崎市・中央公園 2022/06/30
#コクチナシの咲き終わり 寒川町・一之宮緑道 2022/06/30
花にはアザミウマ(薊馬、スリップス)が付きやすい。薬剤で防除しておかないと花は汚らしい虫だらけに。
クチナシの実
クチナシの実は生薬の他、身近なところでは食品用の着色料の原料になる。クチナシ色素は主に黄色だが、製法により赤、または青色の色素も得られる。
#クチナシの実 鎌倉市・大巧寺 2017/11/05
#クチナシの熟した実 逗子市・旧脇村邸 2018/01/10
実が熟すのをいくら待っても口が開かない、種子が放出されないので”口無し”という、のだとか。
#クチナシの熟した実 逗子市・旧脇村邸 2018/01/10
#クチナシの実の中身 2018/01/06
#くりはま花の国(ハーブ園)、#補陀洛寺(八重)
#旧脇村邸(実付き良好)、#大巧寺、#鉢の木北鎌倉店(5月下旬)、#東慶寺向かい民家、#光則寺(孔雀舎向かい)、#大船フラワーセンター(タナマワザクラ原木近くにコクチナシ)、#長久保公園(八重)、寒川町・#一之宮緑道(コクチナシ多い)、#氷室椿庭園(八重)