竹似草 ケシ目/ケシ科/タケニグサ属 葉/5月中旬~下旬 花期/6月中旬~7月上旬 結実期/8月~11月
学名/Macleaya cordata (Willd.) R.Br.
有毒自生種
タケニグサ 横浜市戸塚区・舞岡公園近隣 2018/06/25
林縁部や草地に生える多年草。背丈は生育環境により人の膝(ひざ)下から優に2mを軽々超えてくる高さにまでなる大型雑草。湘南・鎌倉・三浦半島では里山地域で比較的多く目にするか。でっかい植物でありながら市街地でもしぶとく生存しており、駅前バスロータリーや幹線道路沿いの植え込みに居候していたり、時間貸し駐車場の隅っこなどにも生えていたりする。
タケニグサ 藤沢市円行・引地川 2020/06/20
タケニグサ 茅ヶ崎市芹沢 2017/06/27
タケニグサ 茅ケ崎里山公園 2018/06/21
タケニグサ 相模原市中央区・在日米陸軍相模総合補給廠 2023/06/25
五月中旬あたりに突如出現している謎の巨大葉はタケニグサ。こどもの日に食べた柏餅の葉を巨大化させたようでもあり、イチジク(無花果)の葉のような形状でもあり。
タケニグサの葉 横浜市金沢区・金沢自然公園園外横浜横須賀道路沿い 2018/05/20
タケニグサの葉 横浜市金沢区・金沢自然公園園外横浜横須賀道路沿い 2018/05/20
タケニグサの葉 横浜市金沢区・金沢自然公園園外横浜横須賀道路沿い 2018/05/20
茎が中空(ちゅうくう)なのでタケ(竹)に似るという名前の由来は納得できるものではないが、太くて硬化した茎は繊維質がよく目立ち確かにタケのような質感になる。
タケニグサのタケのような質感の茎 茅ケ崎里山公園 2018/06/21
まるでタケのような質感の、タケニグサの折られた茎 鎌倉市大船 2018/06/02
茎は切断すると鮮血のような気味の悪い汁が滲(にじ)み出てくる。触れてしまうとかぶれることがあるらしい。おそらく衣服に付くと色落ちしにくいので注意したい。
タケニグサの茎の断面 茅ヶ崎市芹沢 2017/06/27
竹に似ている?タケニグサの枯れた茎 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18
竹に似ている?タケニグサの枯れた茎 横浜市南区・こども植物園 2017/10/18
日本ではただただでかいばっかりの邪魔な雑草扱いされて、しかも毒性があるとして嫌われているやつではあるものの、本場英国のイングリッシュガーデンではじつはタケニグサが人気でよく植えられていたりする。
タケニグサの花
一斉には満開せず、小花の一部が咲いてはすぐ傷み、次が咲いてはすぐ傷み。ぱっと見は白くて清楚なのだが、よくよく見るときれいには咲いてない、という状態がほとんど。
タケニグサ 茅ケ崎里山公園 2018/06/21
タケニグサ 茅ケ崎里山公園 2017/06/27
タケニグサ 藤沢市円行・引地川 2020/06/20
タケニグサの実
タケニグサの未熟な実 小田原市・早川石丁場群 2018/08/26
荒れ気味の宅地跡空き地に生えたタケニグサ 茅ヶ崎市円蔵 2018/08/16
タケニグサの未熟な実 茅ヶ崎市円蔵 2018/08/16
タケニグサの未熟な実 茅ヶ崎市円蔵 2018/08/16
タケニグサの熟した実 東京都調布市・神代植物公園植物多様性センター 2018/11/10
#俣野別邸庭園(「駐車場~芝生広場」間の通路沿い)
衣笠山公園、天神島臨海自然教育園(6月末~7月初旬)、小網代の森、鎌倉中央公園(駐車場石垣)、新林公園、茅ケ崎里山公園(開花時期に刈払いされてしまう)