菜の花 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 花期/12月下旬~4月上旬
学名/Brassica spp.
食用外来種改良種
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21 ※富士山の冠雪が記録的に少ないのは暖冬ではなく降雨がないため
ナノハナは、一般に春になると咲く温かみある黄色のあの花の総称。アブラナ科の黄色い花の総称である。ナノハナは俗称で正しくはアブラナ(油菜)という植物なんだという話を聞いたことがあると思うが、正しくは広くアブラナ科の植物全般(の黄色い花)を指し、アブラナ(という品種)だけをいうわけではない。観光地で目にしているナノハナの群生は、じつはアブラナよりもハナナ(花菜)が多いような気がしないでもない。※ナノハナの仲間は改良種(交配種)が多く、また系統立てて栽培品種を整理している資料も見当たらないため、どうにもこうにも見分けができない。本頁ではカラシナ(芥子菜)以外のものはすべてナノハナとしてまとめた。
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナ 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
#ナノハナの葉 二宮町・吾妻山公園 2017/02/02
ナノハナの花期は本来は春(2月下旬~3月)。ナノハナを観光資源としている二宮町・吾妻山や三浦市などではやたら開花が早いが、それはなんとしてでも先取りして花を咲かせるため、早咲き品種を用い、通常よりも早く種蒔きをし、土壌改良も行っているから。”サクラ(桜)を見るにはさすがにまだ早い”肌寒い時期だからこそ、ナノハナ畑の温かみ溢れる黄色が集客によく効くのだ。
#ナノハナ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/02/06
#ナノハナ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/02/06
#ナノハナ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/02/06
#カワヅザクラと#ナノハナ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15
#ナノハナ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15
#ナノハナ(ハナナか)の葉 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15
#ナノハナ 大井町篠窪・富士見塚・ふるさと農園四季の里「蜂花苑」 2016/03/03
#ナノハナ 大井町篠窪・ふるさと農園四季の里「蜂花苑」 2016/03/03
#ナノハナ 茅ケ崎里山公園 2022/03/24
#ナノハナ 小田原市根府川・きのこ苑お山のたいしょう 2017/03/03
#ナノハナの葉 小田原市根府川・きのこ苑お山のたいしょう 2017/03/03
#ナノハナ 鎌倉市関谷・関谷耕地 2017/03/11
#ナノハナ 鎌倉市関谷・関谷耕地 2017/03/11
#ナノハナ 鎌倉市関谷・関谷耕地 2017/03/11
#ナノハナの全開しない萼片 鎌倉市関谷・関谷耕地 2017/03/11
#ナノハナ(セイヨウアブラナか)の葉 鎌倉市関谷・関谷耕地 2017/03/11
ナノハナ(セイヨウアブラナか)の群生、#ハルメキザクラ並木と 南足柄市・狩川 2016/03/25
ナノハナ(セイヨウアブラナか)の群生、矢倉岳と富士山を背景に 南足柄市・狩川 2016/03/25
#ナノハナ 鎌倉市植木・龍宝寺 2017/03/25
ナノハナ?アブラナ?ハナナ?ナバナ?
ナノハナ
アブラナっぽい黄色い花を咲かせるものの総称およびその花。
アブラナ
菜種油(なたねあぶら)を採取するために栽培されたナノハナの品種。
ハナナ
花観賞用のナノハナの品種。花屋でナノハナを販売するときの呼称。
ナバナ
葉や蕾を食用にするナノハナ全般の呼称。スーパーマーケットや八百屋でナノハナを販売するときの呼び名。
アブラナ科の植物は品種改良されて(特に冬場によくお世話になる)野菜として流通しているものが多い。ダイコン(大根)、カブ(蕪)、キャベツ、ハクサイ(白菜)、ブロッコリー、コマツナ(小松菜)、タカナ(高菜)、チンゲンサイ、ザーサイ(搾菜)、ミズナ(水菜)、ルッコラ、これらはいずれもアブラナ科で、ナノハナの仲間である。花壇を彩るハボタン(葉牡丹)もナノハナ。とはいえ、ダイコンやルッコラなどの白色の花はふつうはナノハナとはいわない。黄色い花だけがナノハナだ。
#ミズナ(’紅法師’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ミズナ(’紅法師’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ミズナ(’紅法師’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ミズナ(’紅法師’)の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#コウサイタイ 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
#コウサイタイ 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
#コウタイサイ 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#コウタイサイ 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#コウタイサイ 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#コウサイタイの葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
ナノハナの実
#ナノハナの実 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21
#ナノハナの実 二宮町・吾妻山公園 2021/01/21
横浜市金沢区・#金沢自然公園
#大楠山(3月下旬、富士山あるとよい)、#長井海の手公園ソレイユの丘(3月中旬、富士山あるとよい)、平塚市上吉沢・#ゆるぎの丘(4月上旬~中旬)、#吾妻山公園(1月下旬、富士山を背景に、1月中旬~2月上旬 菜の花ウォッチング、町営第1駐車場(旧ラディアン北側臨時駐車場)=08:30-19:00・1回500円・無休)
三浦海岸・#京急久里浜線沿線(カワヅザクラ並木に)、#茅ケ崎里山公園(畑の村の西側)
大井町篠窪・#ふるさと農園四季の里「蜂花苑」(3月中旬、富士山を背景に、3月中旬以降ハルメキザクラ(春めき桜)咲く)、南足柄市・狩川(セイヨウアブラナ帰化か)、湯河原町鍛冶屋・#ゆがわら眺望ガーデン(瑞應寺南方丘陵地の東向き斜面)
ハナナ
花菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 花期/12月下旬~2月
食用外来種改良種
#ハナナ(’CR花まつり’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
一般にナノハナ(菜の花)と呼ばれているものの一つ。ハナナはチリメンハクサイ(縮緬白菜)を品種改良した花観賞用(食用もある)の園芸種といわれているが、じつのところはよくわからない。大きな花がたくさん付くため見ごたえがある。葉が縮れているのが特徴。※品種が明確でないものはナノハナの項にまとめた。
#ハナナ(’CR花まつり’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ハナナ(’CR花まつり’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ハナナ(’CR花まつり’) 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
#ハナナ(’CR花まつり’)の茎 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
#ハナナ(’CR花まつり’)の葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/02/27
※CR=根こぶ病抵抗性(Clubroot Resistance)品種であることを示すもの。
観光花畑では、開花がより早く、花がより大きく、葉は強烈にでこぼこに縮れるカンザキハナナ(寒咲花菜)系の改良種が人気らしい。見頃およそ1月中旬以降。
#花菜ガーデン(キッズファーム)
アブラナ
油菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 花期/3月
食用改良種
西アジアなどに生える雑草ブラッシカ・ラパが原種とされる一年草(越年草)。いわゆるナノハナ(菜の花)と呼ばれるものの一種。江戸時代にはアブラナのタネから食用の菜種油(なたねあぶら)が採取されていた。近代以降、より生産性の高いセイヨウアブラナ(西洋油菜)に置き換えられて廃れた模様。そのセイヨウアブラナも外国産の安価な菜種油に取って代わられた。ナバナとして食用に販売されているナノハナの蕾は、アブラナのものであることが多いか。タネは赤茶色。
セイヨウアブラナ
西洋油菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 花期/3月中旬~4月
食用外来種改良種
より多くの菜種油(なたねあぶら)が採れる、アブラナの(明治時代以降に日本へ入ってきたため)外来種。開花はアブラナより遅いという。葉は厚くて平面的。茎などがやや白く粉っぽい感じに見える。タネは黒色。
キャノーラ油はセイヨウアブラナのキャノーラ種(不飽和脂肪酸をほとんど含まないので健康に良い、遺伝子組換え作物なので健康に悪い、とかいわれる)から作られた食用油のこと。
カラシナ
芥子菜 アブラナ目/アブラナ科/アブラナ属 花期/2月末~4月上旬
食用外来種改良種駆除
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
カラシナ 横須賀市・子安の里 2017/02/27
種子がからしの原料になるナノハナ(菜の花)の一種。からし(和からし)は元来カラシナの種子の粉末(粉からし)で、水で溶いて使用する。手軽に使えるよう辛さや風味を再現(からし以外にも様々な原材料を混ぜ合わせて製造)したものが現在スーパーマーケットでふつうに市販されているチューブ入りのからし。蛇足(だそく)になるが、ワサビ(山葵)も同じアブラナ科の植物である。
カラシナ 茅ヶ崎市行谷 2018/03/28
カラシナは古くから栽培されていたものをいい、近代以降に改めて外来種として入ってきたものはセイヨウカラシナ(西洋芥子菜)と呼び分けることがある。※栽培品種で交配も進んでおり両者は見分けられない。本項ではカラシナとしてまとめて扱う。
神奈川県内では、過去に栽培されていたものと思われるものの逸出が河川周辺に帰化している。ソメイヨシノ(染井吉野)の開花が近づきそろそろナノハナも花期終わりを迎えた頃、河川敷を埋め尽くすように群生する明るい黄色い花あれば本種。花は見慣れたハナナ(花菜)のようには大きからず、ちょっとだけ貧相。花色もやや薄めでさっぱりしたレモン色に近い。
カラシナの葉は茎を抱かないのが大きな特徴。鋸歯も明確。
カラシナの葉 横須賀市・子安の里 2017/02/27
カラシナの葉 茅ヶ崎市行谷 2018/03/28
辛みがあるが、葉なども食用にできるという。私が試しに食べてみた葉と茎のおひたしは、やや硬めで、舌触りがなめらかでなく、辛いとは思わなかったが食後に僅かに灰汁(あく)のような苦みを感じた。確かに食べられはするものの、市販の食用ナノハナに比べればやはり食べやすさは劣った。どおりでカラシナを摘み取ってゆく人がほとんどいないわけだ。もしかしたら薹(とう)が立つ前のできるだけ若い時期に摘んだ方がよいのかも。
枯れたカラシナは堆積する汚泥となって水流を妨げ、根が土を柔らかくふかふかにしてしまうため人工的に積み上げた堤防を弱体化させる。何十年に一度という猛烈な雨量を毎年のように記録するようになった昨今、カラシナは治水に支障をきたす迷惑雑草として駆除が加速してゆくだろう。河川を黄色く染める春の風物詩が見納めになる日は近い、かも。
カラシナ 茅ヶ崎市今宿・小出川 2018/04/19
茅ヶ崎市芹沢・小出川沿い、寒川町宮山・目久尻川(セイヨウアブラナと混生か、ソメイヨシノ(染井吉野)と)