カワヅザクラ

河津桜 バラ目/バラ科/サクラ属 花期/1月下旬~3月上旬
学名/Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’ Tsunoda et Funatsu

改良種

カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

#カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

園芸栽培される落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。サクラの、伊豆半島を発祥とする一品種。カンヒザクラ(寒緋桜)オオシマザクラ(大島桜)の自然交雑種とされる。ソメイヨシノ(染井吉野)よりも濃いピンク色の花が可愛らしく、花弁はしっかり全開するためカンザクラ(寒桜)より見栄えが良い。開花時期が早いことからソメイヨシノを先取りできる色味の異なるサクラとして関東地方で絶大な人気と知名度を誇っている。湘南・鎌倉・三浦半島でも公園などによく植えられており、見かける機会は多い。ソメイヨシノに次ぐ本数があるのではないか。神奈川県内では、三浦市・小松ヶ池近くの京急久里浜線沿い(一般には”三浦海岸の河津桜”として認識されているか)、松田町(-まち)・西平畑公園(にしひらばたけ-、同じく”松田山の河津桜”)に、目を見張る観光名所あり。※正しい品種名は漢字表記だが、本頁では原則としてカタカナで表記する。

カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

#カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

#カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

#カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

富士山とカワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

富士山と#カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

富士山とカワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

富士山と#カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

例年に増して早咲きしたカワヅザクラ 鎌倉宮 2017/01/07

例年に増して早咲きした#カワヅザクラ 鎌倉宮 2017/01/07

カワヅザクラ 鎌倉市・鶴岡八幡宮 2011/03/08

#カワヅザクラ 鎌倉市・鶴岡八幡宮 2011/03/08 ※枯死した

カワヅザクラ並木 茅ヶ崎市・小出川(右側の施設は茅ケ崎養護学校) 2020/02/27

#カワヅザクラ並木 茅ヶ崎市・小出川(右側の施設は茅ケ崎養護学校) 2020/02/27

カワヅザクラは、昭和30年(1955)頃に静岡県賀茂郡河津町(-ちょう、伊豆半島の天城峠南方・下田市の北隣)で発見された。当初は発見者の屋号から小峰桜(こみねざくら)と呼ばれていたが、昭和49年(1974)に河津桜と命名。翌昭和50年(1975)河津町の木に制定。原木は河津町役場の南(発見者である故飯田勝美氏宅)に今なお現存する。私たちが目にしているカワヅザクラはすべてこの一本の木を元にして(おそらく挿し木で)増殖させたもの。河津町には河津川沿いを中心に数千本のカワヅザクラが植栽され、春の観光資源として盛大に活用されている。原木は河川敷並木より一足早く満開になるので注意したい。

カワヅザクラの花

湘南・鎌倉・三浦半島では、(年明け以降のサクラとしては)カンザクラに次いで早く開花する。ただしカンザクラは植えられている本数が少なく一般に目にする機会はほぼないので、ふつうに目にするサクラとしては最も早咲きといえる。開花が異常に早い鎌倉宮の一本を除けば、基本的には三月初旬が見頃。なおカワヅザクラを”日本一早く咲くサクラ”と触れ込むものがあるも、沖縄県では一月中旬から(外国産種ではあるが)カンヒザクラが早くも見頃を迎えており、正確でない。

カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

#カワヅザクラ 松田町・西平畑公園 2017/02/13

開花時期、ソメイヨシノよりも濃いピンク色、しっかり平開する花弁、だけを押さえておけば紛らわしい類似の品種はないので見分けは簡単。カワヅザクラにしては花が色褪せていると感じたらソメイヨシノ系のタマナワザクラ(玉縄桜)だろう。早咲きピンク花のモモ(桃)にはうっかり騙されないように。モモは花柄(かへい)がなく枝に直接花が付く。

カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

#カワヅザクラ 三浦市・三浦海岸・京急久里浜線沿線 2017/02/15

よくよく見ないとわからないが、よく見ても実際は何だかよくわからないのだが、萼片には小さな鋸歯あり。

カワヅザクラの萼 松田町・西平畑公園 2017/02/13

#カワヅザクラの萼 松田町・西平畑公園 2017/02/13

カワヅザクラ(花後)の萼片に見られる鋸歯 松田町・西平畑公園 2017/02/13

#カワヅザクラ(花後)の萼片に見られる鋸歯 松田町・西平畑公園 2017/02/13

カワヅザクラは開花期間が長く”約一ヶ月間も咲き続ける”と喧伝(けんでん)されるが、盛りを過ぎれば雄蕊は生気(せいき)を失い、花弁は落ち、赤茶色の葉が出始める。傷みのない花を楽しめる満開直後の三日間程度だけがやはりきれいで見頃。まだ寒い時期に咲き始めるので満開に至るまでの開花の勢いはやや鈍いものの、一ヶ月間丸々きれいに咲き続けるという意味ではまったくないので注意。呑気に構えていればあっという間に茶色が混じるちょっと汚らしい景色になってしまうだろう。

カワヅザクラの葉桜 平塚市・高麗山公園 ヤブラン平 2017/02/19

#カワヅザクラの葉桜 平塚市・高麗山公園 ヤブラン平 2017/02/19

カワヅザクラの葉桜 平塚市・高麗山公園 ヤブラン平 2017/02/19

#カワヅザクラの葉桜 平塚市・高麗山公園 ヤブラン平 2017/02/19


#京急久里浜線「三浦海岸」駅(3月初旬、ライトアップも)、三浦市・三浦海岸・#松ヶ池公園周辺の京急久里浜線沿線(3月初旬、京急と ※平成29年(2017)事実上唯一の撮影ポイントである跨線橋に「撮影禁止 大変危険ですのでこの場所での撮影は御遠慮ください 三浦海岸桜まつり運営委員会」の貼り紙掲出、平成30年(2018)「撮影に関して 道幅が狭いので他のお客様や車に配慮をお願いします。 三浦海岸桜まつり運営委員会」とトーンダウン、令和2年(2020)金柵追加、ライトアップも)、#大楠山、#鶴岡八幡宮(旗上弁財天社、流鏑馬馬場トイレ向かい、大石段横=平成23年(2011)枝下ろし→平成24年(2012)枯死伐採)、#円覚寺(龍隠庵下)、#長谷寺(妙智池畔=やや遅咲き・3月初旬、観音堂正面向かい若木)、#大磯運動公園(エドヒガンの山側に並木、2月末)、#ラディアン花の丘公園

#観音崎公園(花の広場)、#浄妙寺(散策路と墓地の間に若木1本)、#鎌倉宮(鳥居外の左右などに若木、鳥居外向かって左側=かなり早咲き(萼片の鋸歯などカワヅザクラの特徴を持っているがあまりにも早咲き過ぎるので変異か)・2月上旬)、鎌倉市坂ノ下・#御霊神社(踏切渡って右手に若木)、鎌倉市小袋谷・#成福寺(山門外向って右側、本堂脇にも)、鎌倉市植木・#円光寺、#引地川親水公園(3月上旬~中旬、若木だが多い)、寒川町・#興全寺(3月中旬)、茅ヶ崎市萩園・#小出川(県央道と萩園橋の間の右岸に70本=送電線・市民農園の倉庫および資材・ど真ん中に設置された簡易トイレが景観を阻害、富士山・大山を背景に、中間に花期前のハルメキザクラが数本混じる、2月下旬~3月上旬 小出川桜まつり、茅ケ崎養護学校西面にも(南面はタマナワザクラ))、#平塚市万田(「湘南平富士見」バス停西側の白梅林と)、#湘南平(千畳敷南側)、#高麗山公園(ヤブラン平)

松田町・松田山(周辺の山々の総称)・#西平畑公園(「早咲き桜」と呼称→平成31年(2019)「第21回まつだ桜まつり」以降は「河津桜」に改称・併せて入場有料化(200円)、三浦海岸と同時期、冠雪の富士山を入れて