アンゲロニア

シソ目／オオバコ科／アンゲロニア属　花期／6月～10月
学名／Angelonia spp.

外来種改良種

#アンゲロニア　鎌倉市・大船フラワーセンター　2021/09/11

日当たりの良い花壇などで園芸栽培される、中南米原産の（日本では）一年草。流通しているのは主にホソバアンゲロンソウ（学名／Angelonia angustifolia）を元に作出された園芸種らしいが、近辺のものもひっくるめて同属に分類されるものをアンゲロニアと総称している。地球温暖化の影響で、神奈川県南部の真夏の最高気温は35℃（あくまでも芝生の上に置かれた百葉箱が記録している温度）にも達したところで特段驚くことさえなくなった、そんな熱帯化した日本の猛暑を物ともしない最強の夏花の一つ。かんかん照りの炎天下で大丈夫。耐陰性も意外とあって、半日陰や明るい日陰でも大丈夫。極力西日にさえ当てなければ大丈夫。耐寒性は低いので日本ではふつう寒くなったら枯れて終わりの一年草として扱われる。草丈は品種によるが、人の膝（ひざ、高さ50cm）以下で花壇やプランター植えにちょうど良いものが多く出回っている。姿かたちから見ても、同じオオバコ科のキンギョソウ（金魚草）に近い植物。ブルーサルビアに飽きた、という人には代用としてちょうど良いかも。