紫蘇 シソ目/シソ科/シソ属 旬/(赤紫蘇)6月~7月、(青紫蘇)6月~9月 花期/9月~10月 結実期/9月~11月
学名/Perilla frutescens (L.) Britton var. crispa (Benth.) W.Deane
食用薬用改良種
#シソ(アカジソ) 鎌倉広町緑地 2017/08/24
東南アジアの辺りを原産とするらしい一年草。シソといったらふつうはシソ属に分類される植物の総称。多品種あるが大まかに分類すると、葉が赤色(赤紫色)のアカジソ(赤紫蘇)、アカジソのようだが葉が縮れているチリメンジソ(縮緬紫蘇)、葉が緑色のアオジソ(青紫蘇)、チリメンジソの緑葉版のアオチリメンジソ(青縮緬紫蘇)、の四種。狭義のシソはアカジソを指す。アカジソは主に梅干の着色やしそジュースに用いられる。そのまま生食されるのはアオジソで、スーパーマーケットの野菜売り場で見かける大葉(おおば)がこれ。大葉はアオジソの食品としての流通名である。旬に限らず通年売られているのはハウス栽培されているため。いずれも葉のみでなく実も食用にされる。ハーブ(Herb、独特の風味ある植物全般を指す)の一種。湘南・鎌倉・三浦半島では農家が大規模に生産している畑はなかなか見かけないが、市民農園でもふつうに栽培されているので遭遇する機会は多いだろう。
#シソ(アカジソ)のちょっと無理があるプランター栽培 茅ヶ崎市・鶴嶺東コミュニティセンター 2020/10/06
#シソ(アオジソ) 茅ヶ崎市浜之郷 2020/10/05
エゴマ(荏胡麻)は近似種。全体的にエゴマの方が大型に成長し、葉柄が長い。葉を千切って香りを嗅いでみたならば、エゴマはお馴染みのシソ臭とは異なる、日本人にはあまり好まれないだろう癖にあるにおいがある。
シソの葉
“蓼(たで)食う虫も好き好き”(タデという辛い葉を食べる虫さえいるように、人の好みも人それぞれだ)というけれど、シソの葉なんかをかじる虫もいる。放っておけば虫食い穴だらけに。
#シソ(アカジソ)の葉 鎌倉広町緑地 2017/08/24
#シソ(ややチリメンなアカジソ)の葉 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/18
#シソ(ややチリメンなアオジソ)の葉 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/13
#シソ(チリメンジソ)の葉 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/20
左から、#チリメンジソ、#アオジソ、#アカジソ 鎌倉広町緑地 2019/07/21
#シソ(アカジソ) 鎌倉広町緑地 2019/07/21
#シソ(チリメンアオジソ) 鎌倉広町緑地 2019/07/21
シソの花
見るからにシソ科の花と思しき花序を立てる。花色は、アカジソはピンク色、アオジソは白色。
#シソ(アカジソ) 鎌倉広町緑地 2017/08/24
#シソ(アカジソ) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/10/06
#シソ(アオジソ) 茅ヶ崎市浜之郷 2018/09/24
花が咲く頃は、葉の食べ頃は過ぎている。台風に遭っていれば茎は傾いてよじれ、葉には虫食い穴が開き、せっかくかわいらしい花が咲いても全体的にはなんだかちょっと荒れて汚らしくなっている感じに見えてしまい、シソの花は人気が出ない。
#シソ(ややチリメンなアオジソ) 寒川町大曲 2020/09/15
#シソ(ややチリメンなアオジソ) 寒川町大曲 2020/09/15
#シソ(ややチリメンなアオジソ) 寒川町大曲 2020/09/15
#シソ(ややチリメンなアオジソ) 寒川町大曲 2020/09/15
シソの実
柄(え)に付いたまま収穫してそのまま天ぷらに、あるいは柄からこそげ落として蕎麦(そば)の薬味に、塩漬けにして白飯のお供に。シソの風味と、ぷちぷちした食感がおいしい。
#シソの若い実 寒川町田端 2018/10/09
#シソ(カタメンジソか)の若い実 茅ヶ崎市堤 2019/10/10
#シソ(カタメンジソか)の若い実 茅ヶ崎市堤 2019/10/10
#瑞泉寺(受付外に青・赤)、#鎌倉広町緑地(畑に青・赤)