李、酢桃 バラ目/バラ科/スモモ属 花期/3月下旬~4月上旬 結実期/6月下旬~7月中旬
食用改良種
スモモ 鎌倉中央公園 2017/03/30
中国原産の落葉小高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。実が酸味の強いモモ(桃)のようだとしてスモモ。英名プラム・ツリー(Plum Tree)。
幹はややサクラ(桜)に似て、目のような形状の横筋が入る。
若いスモモの樹皮 横浜市戸塚区・俣野園 2017/03/30
スモモの幹 鎌倉中央公園 2018/07/08
スモモの葉 鎌倉中央公園 2018/06/02
スモモの葉 鎌倉中央公園 2018/07/08
スモモの花
アンズ(杏)に一歩遅れてスモモが開花。スモモの花はオオシマザクラ(大島桜)に似て、花柄(かへい)と萼は明るい緑色(赤みを帯びることはある)で、花弁は純白色。スモモは雄蕊がリング状に生えていて豊かに広がる。
スモモ 鎌倉中央公園 2017/03/30
正面から見たスモモの花は、雄蕊が広がって目立ち花弁先端が尖らず丸みを帯びていることから、青軸のウメ(梅)の花によく似ている。スモモが咲く頃は余程の遅咲き品種でない限りウメの花はもう残っておらず、またスモモにはサクラのような長い花柄があるので両者を見間違えることはなさそう。花期が重なるアンズやモモにも長い花柄はない。
スモモ 鎌倉中央公園 2017/03/30
スモモの萼 鎌倉中央公園 2017/03/30
スモモの実
ウメやアンズよりも熟すのはやや遅れる。
スモモの未熟な実 鎌倉中央公園 2018/06/02
スモモの未熟な実 鎌倉中央公園 2018/06/02
スモモの未熟な実 鎌倉中央公園 2017/06/14
スモモの熟し始めた実 寒川神社(第2駐車場隣の民家) 2017/06/12
欧州で栽培されている品種のスモモの実はプラム。それを乾燥させたものはプルーンと呼ばれる。
鎌倉市戸塚区・俣野園
光則寺(門外参道にアメリカスモモ=花はピンク色)、鎌倉中央公園(食材園)、寒川神社(第2駐車場隣の民家)、大磯城山公園旧吉田茂邸地区(バラ園横に1本、旧吉田茂邸南側に数本=「M0220 ウメ」「M0221 ウメ」「M0184 ウメ」などの樹名板あり、3月中旬~下旬)