赤芽柏 キントラノオ目/トウダイグサ科/アカメガシワ属 発芽期/4月下旬~5月 花期/6月上旬~中旬 結実期/7月~8月
学名/Mallotus japonicus (L.f.) Müll.Arg.
薬用自生種
アカメガシワの若葉 横浜市金沢区釜利谷町 2017/04/28
林に数多く生える落葉高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。湘南・鎌倉・三浦半島でごくありふれた普通種。大小問わず林があれば大抵は生えている。林周辺の市街地にも、道路沿いにも荒れ地にも率先して生えてくる。
アカメガシワの実生 横浜市緑区・四季の森公園 2023/10/12
アカメガシワの実生 横浜市緑区・四季の森公園 2023/10/12
アカメガシワの雄株 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
葉芽および若い葉は赤く染まる。
#アカメガシワの新芽 藤沢市・長久保公園 2017/04/17
アカメガシワの若葉 横浜市金沢区釜利谷町 2017/04/28
三月には中国原産で栽培される近似種オオバベニガシワ(大葉紅柏)も。ナンキンハゼ(南京櫨)の若葉も赤く染まる。
アカメガシワの花
やや花序が長めで雄蕊がよく目立つものが雄株の雄花。
アカメガシワの雄花 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
アカメガシワの雄花 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
アカメガシワの雄花 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
アカメガシワの雄花 横須賀美術館 2017/06/16
アカメガシワの雄花 湯河原町・福浦漁港 2017/06/15
雄花はなぜか真夏ないし晩夏に咲くものが少数ある。ただの”狂い咲き”かもしれないが、それにしては見かける頻度がちょっと多いような気がしないでもない。もちろん花粉を受け取る雌花など最早どこにもない。
三裂(ときに四裂)した花柱(かちゅう)がにょきにょき生えているのが雌株の雌花。子房は赤みを帯びるもの、まったく帯びずに白っぽく(黄緑色に)見えるもの、色はどうやら個体差があるようだ。神奈川県内(のみならず本州全域)に同属の近似種ないため、アカメガシワらしきものはすべてアカメガシワである。
アカメガシワの雌花 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
アカメガシワの雌花 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/07
アカメガシワの実
花柱がいつまでも残るので、花と受粉後の若い実の区別が付きにくい。子房周りが棘々(とげとげ)してきたら実になっているか。色は、赤くなるもの、まったくそうでないもの、様々。
アカメガシワの若い実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/21
アカメガシワの若い実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/21
アカメガシワの若い実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/21
アカメガシワの若い実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/06/21
アカメガシワの若い実 真鶴半島 2017/07/10
子房の棘(とげ)は柔らかいので痛くはない。
アカメガシワの若い実 茅ヶ崎市今宿・小出川沿い 2018/07/03
アカメガシワの完熟した実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/08/04
実は真夏に、外観を大きく変色させることなく熟し、ぱかっと三つに裂け開いて、三つの黒色の種子を露出させる。
アカメガシワの完熟した実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/08/04
アカメガシワの完熟した実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/08/04
アカメガシワの完熟した実 茅ヶ崎市萩園・相模川沿い 2018/08/04
茅ヶ崎市萩園・相模川沿い