ヒメヤブラン

姫藪蘭 キジカクシ目/キジカクシ科/ヤブラン属 花期/6月中旬~7月 結実期/11月下旬~2月

自生種

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

丘陵地などの草地に生えるという多年草。名は、ヤブランの仲間だが小さくかわいらしいことから。大きさはヤブランというよりはジャノヒゲ(蛇の髭)に近く、手のひらサイズ。葉しかない時期は非常に紛らわしい。湘南・鎌倉・三浦半島でもありふれた普通種らしいが、ヒメヤブランがその辺にたくさん生えていてもジャノヒゲなのか何なのかよくわからないためあまり注視する人はいないだろう。

匍匐茎(ほふくけい)を伸ばして群生する。

ヒメヤブラン(細く茶色い枯れ葉はマツのもの) 藤沢市鵠沼海岸 2018/09/24

ヒメヤブラン(細く茶色い枯れ葉はマツのもの) 藤沢市鵠沼海岸 2018/09/24

葉の幅や長さは(ヤブランというよりは)ほぼジャノヒゲ。ジャノヒゲよりかは少し長いかなと感じるものの、ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭)ほどのものはないか。葉の幅は約3mm未満、長さはまちまちであるが30cm程度まで。葉の縁(ふち)に細かいぎざぎざはなくつるっとしている。

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの葉 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの花

ヤブランほどがっちりした立派な花序が立ち上がらないのでぱっと見でヤブランでないことはわかるだろう。小花はやや上向きに平開するため、下向きにうつむいて咲くジャノヒゲやナガバジャノヒゲでないことも一目瞭然。それがヒメヤブラン。小花の数は少なめでややまばらな印象。花色はふつう(やや薄めな)紫色。白色のものもあるにはあるらしいが見かけない。

花序は葉の高さとほぼ同じくらい。では葉に隠れてしまって見えなくなるかといえば、葉の数がもしゃもしゃもしゃもしゃたくさん生えているわけではないので、隠れて見えないというほどでもなし。ジャノヒゲ類は葉がよく茂り花茎は低いため、花が葉に埋もれてしまっていることが多い。

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

雄蕊はぱっと広がらず、花の中心部に集合している。雌蕊は曲がって上を向く。パオーンと鳴いているときのゾウ(象)の鼻のよう。

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

ヒメヤブラン 藤沢市鵠沼海岸 2018/07/17

ヒメヤブランの実

丸っこい実に見えるものは種子が露出したもの。大きさが均一でない。緑色から黒色に熟す。ジャノヒゲの仲間の種子はやや黒っぽく見える青色(紺色、コバルトブルー)なので違いは明瞭。

ヒメヤブランの未熟な実 藤沢市鵠沼海岸 2018/09/24

ヒメヤブランの未熟な実 藤沢市鵠沼海岸 2018/09/24

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの大きさがまちまちな実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヒメヤブランの大きさがまちまちな実 藤沢市鵠沼海岸 2018/11/27

ヤブランとヒメヤブランの、数日でしおれた実 2018/12/01

ヤブランとヒメヤブランの、数日でしおれた実 2018/12/01


横須賀市・鷹取山、黒崎の鼻、三浦市・諸磯、神武寺周辺、平塚市・遠藤原

藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林(国道134号線「竜宮橋入口」交差点~「松波」交差点)、茅ヶ崎市・松籟庵

秦野市・葛葉緑地

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