小葉の鴎蔓 リンドウ目／キョウチクトウ科／カモメヅル属 花期／6月下旬～9月 結実期／9月～12月 綿毛見頃／12月
学名／Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum
自生種稀少保護
#コバノカモメヅル 横須賀市・衣笠山公園 2017/08/07
林縁部などに生える蔓性の多年草。名は、葉が小さめで、対生する葉が飛翔するカモメに喩（たと）えられた、蔓植物、の意。なぜか単にカモメヅルという名称の植物はない。また殊更葉が小さいわけでもないのでどこが小葉なのかさっぱりわからないという声多し。近似種のオオカモメヅル（大鴎蔓）もまたどこが大なのかという声多し。両者共にしっくり来ない名付けである。そもそもカモメらしささえも感じられないけれども。神奈川県内広範囲にちょろっと生えているようだが、湘南・鎌倉・三浦半島ではかなり稀。
#コバノカモメヅルの葉 横須賀市・衣笠山公園 2017/08/07
名前がややこしいコバノボタンヅル（小葉の牡丹蔓）はまったくの別種でセンニンソウ（仙人草）の仲間。
コバノカモメヅルの花
花は星形で紫褐色。
#コバノカモメヅル 横須賀市・衣笠山公園 2017/08/07
#コバノカモメヅル 横須賀市・衣笠山公園 2017/08/07
コバノカモメヅルの実
ガガイモ（鏡芋）の仲間なので、実も種子もよく似ている。
#コバノカモメヅルの実 横須賀市・衣笠山公園 2017/10/09
#コバノカモメヅルの実 横須賀市・衣笠山公園 2017/10/09
#コバノカモメヅルのちょっと痩せている実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2020/11/14
#コバノカモメヅルの実 横須賀市・衣笠山公園 2017/11/05
ぎゅっと折りたたまれた状態で収納されている種子、外へ出た瞬間にふわふわの綿毛をぶわっと広げて風に煽られ飛んでゆく。
#コバノカモメヅルの種子 横須賀市・衣笠山公園 2017/11/05
#コバノカモメヅルの種子 横須賀市・衣笠山公園 2017/11/05
横浜市栄区・横浜自然観察の森、横浜市戸塚区・#舞岡公園、横浜市緑区・四季の森公園（あし原湿原）
#衣笠山公園（令和2年（2020）10月末 滅失確認）、鎌倉中央公園、鎌倉広町緑地
新林公園（花は高所で見えない）
オオカモメヅル
イヨカズラ
クサタチバナ
