あめりか根無葛 ナス目/ヒルガオ科/ネナシカズラ属 花期/6月下旬~11月 結実期/7月~12月
外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2025/06/04
北米原産の、蔓性の一年草。アメリカネナシグサの呼称は誤り。日当たりの良い海岸などに出現し、姿はまるで”捨てられて絡まっている釣り糸”のよう。名前のとおり土中に根を張ることなく、また事実上葉っぱもない。全体的にオレンジ色なので、葉緑素を持たず光合成ができない、つまりは寄生植物。蔓状の茎で他の海浜植物に覆いかぶさり絡みつき、その植物から栄養分を吸い取っている。日本在来の海浜植物は数を減らしているものが多いなか外来種の帰化植物がその養分を奪い取って弱体化させているとあって、徹底して目の敵(かたき)とすべき存在である。とはいえ、似たような姿の在来種ハマネナシカズラ(浜根無葛)は環境省レッドリスト2018で絶滅危惧II類(VU)に指定されているほどの希少種なので、むやみやたらなアメリカネナシカズラの駆除は誤ってハマネナシカズラをも駆除しかねない危険を伴う。いや、そもそも体感温度が40℃を優に超える焦熱地獄の海辺で他の植物にしつっこく絡まった釣り糸をどうやって除去できたものか。生え始めの時期を狙う以外は駆除する手立てはないかもしれない。湘南・鎌倉・三浦半島では砂浜でよく見かけるものの、海浜植物というわけではなく、相模川沿いなど内陸にも帰化している。ハマネナシカズラもまた砂浜だけに生えるものでなし。

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2025/06/04

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2025/06/04

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2025/06/04

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2025/06/04

アメリカネナシカズラ 鎌倉市稲村ガ崎・音無川 2024/06/11

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

エビヅルやハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

エビヅルやハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

エビヅルやハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

去年ハマゴウに寄生していたアメリカネナシカズラの残骸 横須賀市・和田長浜海岸 2024/07/08

去年ハマゴウやハマヒルガオに寄生していたアメリカネナシカズラの残骸 横須賀市・和田長浜海岸 2024/07/08

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2024/07/08

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2024/07/08

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 横須賀市・和田長浜海岸 2024/07/08

ハマゴウに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラの特徴 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラに憑りつかれ枯れかけている(黄葉している)ハマゴウ 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラの完熟した実と、枯れてしまったハマゴウ 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

河川敷に生えたアメリカネナシカズラ 相模原市南区磯部・相模川 2023/09/16
アメリカネナシカズラの虫こぶ
虫こぶまたは虫癭(ちゅうえい)とは、植物に小さな虫の幼虫などが寄生することによってできる不思議なこぶ状の膨らみのこと。英語からゴール(Gall)とも。
ネナシカズラツルコブフシ
茎や花序柄にマダラケシツブゾウムシ(斑芥子粒象虫)の幼虫が寄生して大きな膨らみができることがある。

ネナシカズラツルコブフシ 相模原市南区磯部・相模川 2023/09/16

ハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/09/24

ハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/09/24

ハマヒルガオなどに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/09/24

オオフタバムグラに寄生したアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/09/24

ハマヒルガオに寄生したアメリカネナシカズラ 鎌倉市稲村ガ崎 2025/11/07

暖冬で枯れずに残っていたアメリカネナシカズラ 鎌倉市稲村ガ崎 2025/12/28

暖冬で枯れずに残っていたアメリカネナシカズラ 鎌倉市稲村ガ崎 2025/12/28
アメリカネナシカズラの花
やや白っぽい小さな花を咲かせる。花弁(花冠裂片)はふつう五枚(五裂)、ときに四枚(四裂)。はじめ閉じ気味ながら平開してゆく。蕊は花冠から突き出て見える。

ハマヒルガオに絡まるアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

ハマゴウに絡まるアメリカネナシカズラ 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラの花と実 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26

ハマヒルガオに絡まるアメリカネナシカズラのサイズ感 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/06/26
開花時に花弁があまり反らない、従って蕊が突き出て見えない、果時に花弁は反るものの蒴果は露出しない、はハマネナシカズラである可能性。雄蕊が短いため花から突き出て見えない、花時にも果時にも花弁はほとんど反らない、実の様子はアメリカネナシカズラっぽい、というものあらばマメダオシ(豆倒し)の可能性。マメダオシは神奈川県内自生なし。
アメリカネナシカズラの実
花弁(花冠裂片)は強く反り返ってずる剥け状態になり、実は露出する。

アメリカネナシカズラの若い実 鎌倉市稲村ガ崎 2025/11/07

アメリカネナシカズラの未熟な実 鎌倉市稲村ガ崎 2025/11/07

アメリカネナシカズラの未熟な実 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラの未熟な実 藤沢市辻堂西海岸三丁目 2018/09/24

アメリカネナシカズラの熟しかけの実 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19

アメリカネナシカズラの完熟した実 藤沢市辻堂西海岸 2018/07/19
横須賀市・和田長浜海岸(砂浜に多い)、藤沢市辻堂西海岸三丁目(砂浜に多い)
鎌倉市稲村ガ崎(海岸、音無川)、藤沢市大庭・引地川親水公園南方の田んぼ(藤沢駅北口行き「大六天」バス停北東にある耕作放棄一区画の草藪に絡まって少々)、茅ヶ崎市中海岸・国道134号線・「野球場前」交差点(令和7年(2025)10月 西側の中央分離帯植え込みに少々)
mirusiru.jp様、早速お返事ありがとうございます。
フラ関係のサイトにはなかなかこのような情報も無く…
苦戦しておりましたところにお返事を頂け、それ以上の勉強をさせて頂き感謝しております。
保護対象の植物、必ずお約束を守らせて頂きます!
10代の頃から湘南にはサーフィンで通いつめ、20代から移住し、わたしにとっても大切な場所です。砂浜の侵食に対する話が浮き彫りになりがちですが、今まであまり意識していなかった海岸の保護植物へもこれを期に関心を深めさせて頂きたいと思います。
貴重なお話をお聞かせ頂き心から感謝しております。
また、アメリカネナシカズラを発見する事が出来るかはわかりませんが、コンテストへ出場する子供達へもこの経緯をお話しさせて頂き、これを期に自然保護について語り合ってみたいと思います。
Mahalo nui loa