悪茄子 ナス目/ナス科/ナス属 花期/6月~10月 結実期/7月下旬~11月
学名/Solanum carolinense L.
有毒危険外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
北米原産の多年草。別名オニナスビ(鬼茄子)、ノハラナスビ(野原茄子)。湘南・鎌倉・三浦半島では道端に、荒れ地に草地に、農地周辺に、公園に、そこかしこに、雑草として帰化してしまっている。ぱっと見の草姿(そうし)はナス(茄子)のようであり、花の付き方から(同じナス科の)ジャガイモ(馬鈴薯)のようでもあるが、農地でないこんな場所になぜ‥と思ったら本種の可能性。茎や葉脈に鋭利な棘(とげ)がたくさん生えており、おまけに全草有毒というからなかなかの悪い奴である。狭い範囲にあちこち生えてくるのは地下茎を広げているからという。地下茎を持つ多年草ということは、土を深く掘り、地下茎を切断することなく丁寧に完全に取り除かない限りは駆除できない(来年また生えてくる)ということ。そこまではやれないのが現実なので、若いうちに見つけ次第引っこ抜く、を繰り返すしかない。
農道端で他の雑草と混生したワルナスビ(白っぽい花すべて) 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
農道端で他の雑草と混生したワルナスビ(白っぽい花すべて) 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビ(周囲はスギナ) 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
道端に生えたワルナスビ 相模原市中央区・在日米陸軍相模総合補給廠 2023/06/25
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビの茎などにある棘 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビの棘 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビの葉 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビの葉 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビの葉柄や葉裏主脈上にある棘 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビの葉(表側)主脈上にもある棘 茅ヶ崎市・なぎさ第1公園ラグーンパーク 2019/07/09
ワルナスビの花
ナス科らしい形状。花色は薄紫から白。ふつう両性花であるが、希に雌蕊が退化しているものを見かける。
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビの花序 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビの花序 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2021/07/28
ワルナスビ 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21
ワルナスビの雌蕊が退化した花 茅ヶ崎市・なぎさ第1公園ラグーンパーク 2019/07/09
ワルナスビの実
赤くは色付かないプチトマト(ミニトマト)のようなスイカ(西瓜)のような実ができ、秋の気配を感じ始めた頃から黄色っぽく熟す。トマトも同じナス科である。有毒なのでトマト好きな小さな子供が食べてしまわないよう注意されたい。
ワルナスビの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18
ワルナスビの若い実 茅ヶ崎市西久保 2018/07/18
ワルナスビの未熟な実 相模原市中央区・在日米陸軍相模総合補給廠 2024/09/02
ワルナスビの熟しかけた実 茅ヶ崎市西久保 2018/08/23