大紫式部 シソ目/シソ科/ムラサキシキブ属 花期/6月中旬~7月 結実期/10月下旬~11月
学名/Callicarpa japonica Thunb. var. luxurians Rehder
自生種稀少
#オオムラサキシキブの実 横須賀市・くりはま花の国 2017/11/02
主に沿岸地域に生える落葉低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。ムラサキシキブの海岸型変種とされる。ムラサキシキブに比べて葉が大きく、海岸型と言われるだけあって葉の表面に(ムラサキシキブにしては)僅かながら光沢が感じられ、枝も太めで、花序(果序)のボリュームが豊か、という違いあり。但し中間的なものもあって明確な線引きはできない。神奈川県内では主に三浦半島に分布があるも、あくまでもムラサキシキブの方が圧倒的に普通種であって、オオムラサキシキブらしき個体はなかなか見かけるものでなし。
#オオムラサキシキブ、開花前 横須賀美術館 2022/06/13
#オオムラサキシキブ 横須賀美術館 2017/06/16
#オオムラサキシキブ 横須賀美術館 2017/06/16
#オオムラサキシキブ 横須賀市・YRP・光の丘水辺公園 2017/06/16
#オオムラサキシキブの大きな葉 横須賀市・くりはま花の国 2017/11/02
逆に葉が小さい山地型はコバムラサキシキブ(小葉紫式部)という。神奈川県内では主に丹沢や箱根に分布。
オオムラサキシキブの花
ムラサキシキブよりも大きな花序を形成する傾向あり。そのとき、自重で花序が垂れて葉よりも下部で咲く。花序柄(かじょへい)は葉腋(ようえき)から少し離れた地点から生え出ていることが大きく育った株では希にある。
オオムラサキシキブ 横須賀市・馬堀自然教育園 2017/06/16
#オオムラサキシキブ 横須賀美術館 2017/06/16
#オオムラサキシキブ 横須賀美術館 2017/06/16
オオムラサキシキブの垂れ気味な花序 鎌倉中央公園 2017/06/14
オオムラサキシキブの垂れ気味な花序の蕾 鎌倉中央公園 2017/06/14
オオムラサキシキブの垂れ気味な花序 鎌倉中央公園 2017/06/14
オオムラサキシキブの実
花序が大きいので果序も大きい。粒一つ一つはムラサキシキブの実と違いなし。
#オオムラサキシキブの実 横須賀市・くりはま花の国 2017/11/02
#オオムラサキシキブの葉腋からすこし離れた場所(白色矢印)から生えた実 横須賀市・くりはま花の国 2017/11/02
平成時代(-2019)後期は、毎年のように台風塩害で葉も実も無残に傷めている。それでなくともクモ(蜘蛛)の巣まみれになっているもの極めて多く、また実は鳥獣に食われて売り切れていることも。なかなかどうしてきれいな状態で観察できる機会はなかなか得られない。
横須賀美術館、観音崎公園、#くりはま花の国(フラワートレイン「カフェレストラン前」停留所裏手、県木の広場)、江の島(裏参道、龍野ヶ岡自然の森)
こんな品種があるのでしたか。
それにしても、いろんな所へ出かけておられますね。
こちらで教えてもらったヤブムラサキを先日見てきました。