藪紫 シソ目/シソ科/ムラサキシキブ属 花期/5月末~6月初旬 結実期/10月下旬~11月
学名/Callicarpa mollis Siebold & Zucc.
自生種稀少保護
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
低山や丘陵地のやや薄暗い林内に生える落葉低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。ムラサキシキブ(紫式部)の仲間。茎・葉柄(ようへい)・花柄(かへい)・萼など全体的に短毛が密生し、花は下向きで葉に隠れるように咲く。湘南・鎌倉・三浦半島では丘陵地になくもないはずだが、見かける機会は滅多にない。
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
葉には短い毛がたくさん生えており、気持ちよいふかふかな手触り。
ヤブムラサキの葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキの花
他のムラサキシキブの仲間よりも明らかに早咲き。ムラサキシキブが咲き出す頃にはヤブムラサキはもう咲き終わっている。
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/05/20
ヤブムラサキの実
ムラサキシキブの仲間と同様に紫色に熟す。実の数そもそも多からず、衝撃で落ちやすくもあるため、のんびり構えているとすぐに実はなくなってしまう虞(おそれ)も。小さいながらも液果で、中に薄褐色(黄色っぽい肌色)の種子が四個入っている。
ヤブムラサキの実 鎌倉市・散在ガ池森林公園 2017/11/12
ヤブムラサキの実 鎌倉市・散在ガ池森林公園 2017/11/12
ヤブムラサキの実 鎌倉市・散在ガ池森林公園 2017/11/12
ヤブムラサキの実 鎌倉市・散在ガ池森林公園 2017/11/12
横浜市金沢区・金沢自然公園、横浜市栄区・横浜自然観察の森(コナラの道20番~終に3本、コナラの谷の急階段に樹木ウォッチング27番=不良、実=11月10日頃)、横浜市栄区・荒井沢市民の森
横須賀市・鷹取山(~神武寺)、散在ガ池森林公園