ウキクサ

浮草 オモダカ目/サトイモ科/アオウキクサ属 見頃/6月~8月

自生種

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/06/28

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/06/28

田んぼなどの止水に出現する水草で多年草。植物体が丸ごと水面に浮かんでいる浮遊植物である。ここでは浮遊する植物の総称(広義のウキクサ)ではなく、一種名としてのウキクサ(狭義のウキクサ)をいう。湘南・鎌倉・三浦半島の田んぼで最も多いアオウキクサ(青浮草)に比べればやや分布が少ないような気がしないでもないが、とはいっても数多く出現する普通種。両者はよく混在もする。大きい方がウキクサ、小さい方がアオウキクサである。ウキクサの仲間は他に数種あるが、とりあえずはこの二種のどちらかであろうと考えてよいのではないか。

ウキクサ(少数の大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

ウキクサ(少数の大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

葉(のように見える、葉と茎が一緒になった葉状体)は大きめで丸っこい。よく成長した葉はなんとなくホタテ(帆立)貝っぽい形状といえなくもないか。成長途中のものも多いので大小混じるだろう。葉裏は赤みを帯びることがある。娘葉状体を作り分離して増殖する。

アオウキクサ(小)とウキクサ(大) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

アオウキクサ(小)とウキクサ(大) 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21

こんなに小さいものながら、アオウキクサ共々好んで食らい葉に穴を開ける虫がいる。真夏には虫と穴開きと糞でかなり汚らしくなる。

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21

ウキクサ(大)とアオウキクサ(小) 茅ヶ崎市西久保 2018/06/21

根は一本ではなく、複数本生える。

ウキクサの根 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

ウキクサ(四つに増えた葉状体がくっ付いている状態)の根 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2018/08/13

ウキクサの花

秋に茶色っぽい殖芽(しょくが)と呼ばれる越冬専用タイムカプセルを作る。従って基本的には花は咲かない(種子を作らない)。咲くとするなら夏、アオウキクサ同様花弁のない雄蕊二個・雌蕊一個の極小のものが葉の脇からちょろっと顔を出すだけのもの。

参考資料

『ネイチャーガイド 日本の水草』 角野康郎著 文一総合出版発行(2014)

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