日陰躑躅 ツツジ目/ツツジ科/ツツジ属 花期/3月中旬~4月中旬
学名/Rhododendron keiskei Miq. var. keiskei
稀少
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」
#ヒカゲツツジ 東京都調布市・神代植物公園 2022/04/02
渓谷の岩場などに生える常緑の多年草。別名サワテラシ(沢照らし)。ツツジ属有鱗片シャクナゲ亜属に分類されるのでシャクナゲ(石楠花)の仲間として扱った方がよいのかもしれないが、(サイズ感からか)伝統的にツツジという扱いを受けている。日本固有種。神奈川県内では西丹沢に自生があるのみ。湘南・鎌倉・三浦半島では逗子市と葉山町で採取された古い標本が残っている。植物園や愛好家によって希に栽培されることがある。ミツバツツジ(三葉躑躅)などのピンク花が開花する時期に薄黄色っぽいツツジがあったら本種。樹高は人の背丈くらいを少々超えるくらいまで。
#ヒカゲツツジ 箱根湿生花園・企画展 2023/03/30
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジの葉 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
葉裏には鱗状の腺が多数ある。
#ヒカゲツツジの葉裏 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2022/04/06
ヒカゲツツジの花
花色は明るい黄色とクリーム色の中間。蕊真上の部分に緑色の斑が入る。花径は大きめな花で4cm前後、環境次第でより小さくなるものままあり。雄蕊は10本。見頃は、ソメイヨシノ(染井吉野)満開の前後。直射日光当たると傷み早い。
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 相模原市緑区・城山かたくりの里 2021/03/17
#ヒカゲツツジ 東京都調布市・神代植物公園 2022/04/02
#ヒカゲツツジ 東京都調布市・神代植物公園 2022/04/02
#ヒカゲツツジの10本の雄蕊 東京都調布市・神代植物公園 2022/04/02
#ヒカゲツツジ 東京都調布市・神代植物公園 2022/04/02
東京都調布市・#神代植物公園(山野草園)、東京都調布市・#神代植物公園植物多様性センター(奥多摩ゾーン、武蔵野ゾーン)、横浜市金沢区・#慶珊寺(けいさんじ)、横浜市戸塚区・#俣野園、横浜市戸塚区・#俣野別邸庭園(付属屋向かいの花壇内)
#光則寺
相模原市緑区・#城山かたくりの里、#箱根湿生花園(⑤高山のお花畑)
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
『日本の固有植物』 加藤雅啓・海老原淳編 東海大学出版会発行(2011)