イモカタバミ

芋片喰 カタバミ目/カタバミ科/カタバミ属 花期/3月下旬~11月
学名/Oxalis articulata Savigny

外来種駆除

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

南米原産の多年草。フシネハナカタバミ(節根花片喰)とも。私有地の片隅で栽培されているのかそうでないのかよくわからないような様子で生えている帰化雑草。かわいらしい花が咲いていれば残され、葉しかなければ刈られたり引っこ抜かれたり。土中に塊茎は残るのでまたじきに生えてくるだろうが。帰化植物ではあるけれど、種子をあまり作らないのか分布を広げる能力は高くない模様。ただし、生えている場所ではよく群生する。湘南・鎌倉・三浦半島では稀少ではないけれどあまり見かけないような。カタバミの仲間はカタバミ属を意味するオキザリス(Oxalis)の名でも呼ばれることがある。

イモカタバミ 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

#イモカタバミ 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

葉は、花に比べて大きいと感じるもの。

イモカタバミの葉 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミの葉 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミの葉 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

#イモカタバミの葉 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

地下(というより地表)に芋状の塊茎がある。これが名前の由来。

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの芋状の塊茎 鎌倉市二階堂 2019/09/20

イモカタバミの花

花色は蛍光ピンク。花弁基部は更に濃い色になる。葯(やく)は黄色。萼は赤みを帯びない緑色。萼や花柄(かへい)には細かい毛が多い。かわいらしい花ではあるけれど、人の目には雑草と認識されるため立ち止まって観賞する者ほぼなし。春から初夏にかけて群生が一斉開花していると見応えあり。真夏と冬は苦手なので花は咲かない傾向。

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミ 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミ 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

#イモカタバミ 鎌倉市西御門・第二中学校横テニスコート 2017/03/05

イモカタバミ、萼と葉柄は有毛、萼は緑色 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミ、萼と葉柄は有毛、萼は緑色 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

ピンク花のオキザリスは、紛らわしいものが四種類くらいある。花色が薄いムラサキカタバミ(紫片喰)、花が格段に大きなハナカタバミ(花片喰)、これらはまだしも、イモカタバミとベニカタバミ(紅片喰)は酷似しているので混同しがち。最後の二種は花色は同じで、濃いめの蛍光ピンク(昭和時代(-1989)は品がないと嫌われていたが最近は高い人気を維持しているギャル系ピンク)。花中央の花喉部(かこうぶ)は更に濃いピンク色になるのも同じ。但し花の大きさはベニカタバミの方が一回り二回り大きい。またベニカタバミの萼の色は赤みを帯びる。対してイモカタバミの萼はムラサキカタバミと同じ緑色をしている。

イモカタバミとベニカタバミの比較 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミとベニカタバミの比較 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミとベニカタバミの萼の比較 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

イモカタバミとベニカタバミの萼の比較 茅ヶ崎市茅ヶ崎 2019/05/10

珍しいながら白花品種もある。シロバナイモカタバミ(白花芋片喰)やシロバナフシネハナカタバミ(白花節根花片喰)と呼ばれる。

シロバナイモカタバミ 秦野市北矢名 2017/04/06

#シロバナイモカタバミ 秦野市北矢名 2017/04/06


東京都文京区・#小石川植物園(白花)

鎌倉市・#第二中学校(テニスコート東側)

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